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賠償もあり得る?WEBライターが避けるべきコピーコンテンツと納品前チェック

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昨日は、WEBライターとして非常に重要な「認定ランサー」についてのお話をしました。

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その中でも出てきましたが、ライターとして最もやってはいけないことは、
「コピーコンテンツ」
です。

しかし、意図的にコピーしてきた文章でなくても、コピーコンテンツになる危険性があります。

では、どの様に回避すれば良いのでしょうか。

WEBライターはなぜコピーコンテンツを納品してはいけないのか

では、まずはじめに
「なぜコピーコンテンツを納品してはいけないのか」
という部分を細く見ていきましょう。

著作権侵害に当たるから

著作権は、多くの人が知っている言葉だと思います。

しかし、曲や絵に関する著作権にはピンときたとしても、ライターをする上では関係ないものと考えがちです。

実は文章にも作った人の著作権というものが出来ます。

そのため、もしもコピーコンテンツをサイトでアップしていると、訴えられてしまう可能性があるのです。

特に、独自にインタビューをした記事などは、情報の出どころがはっきりとしています。

こういった記事は、全く同じような内容になるとは考えづらいため、訴えられる可能性があると言えます。

クライアントのサイト表示順位が下がるから

コピーコンテンツは、現在Googleから罰の対象になっています。

罰というのは、キーワードで検索した場合に、サイトが表示されない・・・という状況です。

これは、単に納品した記事だけではなく、サイト全体に影響してしまいます。

そのため、たとえ現在検索上位1位のサイトであっても、コピーコンテンツの納品が原因で、サイトの表示順位が下がってしまう可能性があるのです。

自分のライターとしての信用が下がるから

クライアントのサイトの順位が下るということは、ライターとしての信用も下がってしまいます。

例えば、クラウドソーシングサイトの評価に書かれてしまった場合。

依頼が減る可能性が高いでしょう。

場合によっては、クラウドソーシングサイトのアカウント自体が停止してしまう可能性もあるでしょう。

最悪の場合、賠償金も?

もしもクライアントが、コピーコンテンツが理由で大きな売上ダウンになった場合。

クライアントのビジネスにダメージを与えたわけですから、ライターに対して賠償金を請求するケースもあるでしょう。

ただ、現状としてはそこまで記事に関するトラブルというのは、事例がないものの、長期的にビジネスを行うという観点からもコピーコンテンツは避けるべきでしょう。

コピーコンテンツにならないための記事を書く際の注意点

「コピーコンテンツが駄目なのはわかったけど、知らずにコピーコンテンツになってしまったらどうすれば良いの?」

という声もあるでしょう。

意図せずコピーコンテンツにならないためには、いくつかの方法があります。

リサーチから執筆には時間をおく

コピーコンテンツになってしまう人に多いのが
「リサーチで見た記事の内容とほとんど同じになってしまう」
ということ。

特に自分が詳しくないジャンルだと、リサーチした情報が自分の中での情報の全て・・・というケースもあります。

そのため、リサーチ元の文章にインスパイアされてしまい、似たような内容を書いてしまいます。

そんな時は、リサーチから実際の執筆に時間をあけるのが良いです。

私自身、詳しくないジャンルの場合は、執筆とは別の日にリサーチを行い、要点や重要単語をメモしておきます。

実際に書くのは次の日です。

こうすると、文章の細かい部分は忘れてしまっているので、自分の言葉で説明することが出来ます。

リサーチする記事は5記事以上

リサーチする記事の数を増やすことも非常に有効です。

例えば、1記事だけを見て文章を考えると、どうしてもその記事の影響を受けますが、5記事読んで、全ての内容を網羅した上で自分の言葉で説明する。

そうすると、
「Aのサイトには書いていないけど、自分の記事には書いている」
という部分が必ず出てきます。

そうなると、コピーコンテンツの可能性も低くなります。

可能であればストーリーを入れる

クライアントからの依頼内容にもよりますが、例えば「体験談」を入れても大丈夫なクライアントの場合。

・自分の経験
・知り合いから聞いた話
・お客さんの話

こういったエピソードを入れるようにします。

すると、エピソード部分は完全にオリジナルになりますし、読者にも情報が伝わりやすくなります。

引用部分にはきちんとblockquoteタグを使う

以前の記事で、ライターに必要なHTMLタグを紹介しました。

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その中でも出てきたblockquoteを利用するようにします。

これは、Googleに「この部分は引用なので、コピーコンテンツカウントをしないでください」と明示するものです。

引用は、当然一言一句同じになります。

そのため、こういったタグが用意されているのです。

ツールを活用する

最後に、非常役に立つツールの紹介をします。

実際に私も利用していますが、コピペチェック用のツールが存在します。

https://ccd.cloud/

こちらが私が普段利用しているツールになります。

文章を入力欄に入れてチェックを押すだけで、簡単にチェックしてくれます。

また、もしもコピーコンテンツの疑いが出そうなものは、
「どのサイトと比べて」
「どの部分が怪しいか」
ということも表示してくれます。

また、1回のチェックで4000字までは無料です。
(4000字以内の記事を何記事でも無料。4000字以上の記事をチェックする場合は有料会員登録が必要)

そのため、気軽に利用することが出来ます。

まとめ

今回は、ライターが最も注意するべき「コピーコンテンツ」について見てきました。

私自身はコピーコンテンツを書こうと思ったことはありませんが、私が友達に依頼した記事がコピーコンテンツで納品された経験があります。

・納期に間に合わなさそう
・単価が安くてモチベーションが上がらない

など、人によってコピーコンテンツを納品する理由は異なりますが、いずれにしても長期的に考えれば損以外の何者でもありません。

また、故意でなかったとしても、自分のライターとしての信用を下げてしまうため、絶対に避けましょう。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ