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読書の意味とは?本を読む事に意味がないと感じている人必見!

読書の意味とは?本を読む事に意味がないと感じている人必見!

成功したければ本を読め。

という話を聞いた事がある人は多いのではないでしょうか。

私自身も、新卒1年目で読んだ書籍に
「成功している人は、そのほとんどが定期的に読書をしている」
という話をみて、読書熱が上がったのを覚えています。

一方で、
「本を読むことに意味がない」
という意見も聞きます。

新卒の時の先輩にもそう言われたことがあります。

実際、その瞬間でいうと、それほど意味があったとも思えませんでしたので、うまい反論もできないままに終わっていました。

しかし、それから10年以上経ち、サラリーマンとしても個人事業主としても、
「読書して来て良かった」
と感じる場面が多々ありました。

今回は、本を読む意味があるのか不安に思っている人や、疑問に思っている人に対して、
「本を読む意味」
について私なりの考えをお話ししたいと思います。

本を読む意味はない?そう言われる理由

まずは、一般的に本を読む意味がないと言われる理由を解説します。

もし、過去あなたも同じように言われた事があったり、自分が思っていることがあるかを見てみてください。

ネットに情報がある

最も多い意見としては
「ネット上にこれだけ情報があるんだから、わざわざお金と時間をかけて本を読む意味がない」
というものです。

確かに、今時はネットで少し検索すればほとんどの情報が見れます。

特に若い世代からすると、検索するのが当たり前になっており、そういった感覚になるのも必然なのかもしれません。

結局覚えていない

本を読んで、一時的に覚えていたとしても、その情報を使うときには覚えていない。

これも、かなり多い意見だと思います。

趣味で本を読む人以外は、その情報を元に何かしらの変化を期待しているでしょう。

そのため、読んだことがすぐに人生に活きなければ、読む意味がないと感じてしまうのかもしれません。

忙しくて読む時間がない

仕事と家事をやって、それ以上に何かをする気力がない人は多いです。

私の周りの友達も、会社が終わった後は、ゲームやテレビで時間を潰しているような人がたくさんいます。

こういった環境が当たり前の中で、「わざわざ読書をする」ということに時間をかけている(かけるだけの有効性を感じている)人は少ないのでしょう。

個人的に感じる読書の意味

ここからは、私自身が実際に読書をしてきて、良かったと思えることをまとめたいと思います。

人生の選択肢が増えた

私自身、自分の人生について深く考えたことはありませんでした。

どちらかというと、流れに任せるような形で人生を生きてきており、自分で何かを選択するということが少なかったです。

しかし、読書をすることで
・自分はこのままでいいのか
・人生でやりたい事はないのか

ということを自問するようになりました。

基本的に、人間は相対的に何かを比較することでしか、価値を判断できないと言われています。

例えば、Aという商品とBという商品の2つがあり、その内容や価格を比較した上で、どちらが優れているかを選びます。

商品が1つしかなかったとしても、自分が過去に購入したり、検討したものと比較して良し悪しを判断します。

この「比較対象」が見つかるのが読書の1つのメリットでしょう。

自分が知らなかった世界、自分が知らなかった考え方。

こういったものに触れることで、
「今の自分」
と比較する事ができます。

この比較対象を見つけられるのが読書なのです。

自分の当たり前が塗り変わった

私自身は、主にビジネスやお金に関する本をよく読みます。

それは、単に自分に興味があるからですが、こういった情報を読んでいると、ある一定の情報が「色々な書籍」で記載されている事があります。

こういった情報を見ていく中で、自分の当たり前が塗り替えられていきました。

具体的に言えば、
・投資にお金を回さないと経済的に自立するのは難しい
・朝早く起きる方が効率的に仕事ができる
・少食の方が活動しやすい

などなど。

もちろん、反対の主張もありますが、どちらの意見も読書をしなければ、得られなかった価値観でしょう。

「ネットでも調べられる」

という意見もありますが、匿名の多いネットの情報と、出版社で校閲などをされている書籍だと、情報の信頼度や精度が書籍の方が高いのは事実でしょう。

ふと思い出して行動が変わる

普段の生活で最も感じるのは、この「ふと思い出して行動が変わる」という事です。

本を読んで記憶に残らないといっている人も、実際に自分が似たような体験をしたときに
「あれ?これって、前に本で読んだ内容に似てない?」
なんてことを体験したことはないでしょうか?

こういうときに、少しでもその先の行動が変えられるか。

これは、読書をしていたからこそ得られた選択ではないでしょうか。

具体的にいうと、私自身は健康に関するいろいろな書籍を読む中で、
「砂糖・小麦・悪い油」
を避ける方が良いという話がよく出てきます。

その結果、ふと自分がそういった食事を食べようとしたタイミングで、ちょっとした自制心が働きます。

知らなければ、意識することも出来ない。

意識できなければ、行動を変えることも出来ない。

だからこそ、意識できる様に読書をするのが良いのです。

やってみたいことが出来た

書籍とネットの情報の大きな違いとして
「情報を体系立ててみれるか」
という点があります。

例えば、1人の人の自伝。

何を考えて、どういう状況だったからこうした・・・

というのが、時系列を追って見る事ができます。

ビジネス書や自己啓発本も、読者にとってわかりやすい順で記載される事が多いです。

一方で、ネットでの情報の場合、テーマごとに記事が作られます。

そして、検索する人によって、どのページを最初に読むかが変わってきます。

1記事だけ見てサイトを離脱した場合には、中途半端な情報しか得られない可能性もあります。

そのため、体系立てて学べる事が書籍のメリットですが、
「書籍の方が深く学べるからこそ、興味が出る」
という事があります。

浅い理解だと、興味を惹かれなかったものでも、深く理解すると興味が湧く事があるのです。

結果として、私自身色々な「やってみたいこと」が出てきました。

読書をする時の注意点

さて、読書をする際には、いくつか気をつける事があります。

ここではそれをまとめました。

確証バイアスに気をつける

まずは、確証バイアス。

心理学の用語で
「AとBがあり、自分がAが正しいと考えていると、Aが正しいと思う情報ばかりを集める」
というもの。

確証を深めるために脳が自動的に情報収集をするから、「確証バイアス」と呼びます。

例えば、あなたが嫌いなAさんという人がいたとします。

友達との会話で、Aさんの愚痴が出てくれば、前のめりで食いつくでしょう。

反対に、Aさんの良いところを相手が話していると、気持ちは乗らないですし、場合によっては
「あんなやつの味方をして!」
と、憤慨する可能性もあります。

このように、自分が欲しいと思った情報に偏っていく可能性があり、これは読書でも同じです。

偏った意見を持つのではなく、物事のメリット・デメリットの両面をきちんとみた上で片方を選ぶ。

こういった姿勢が必要になります。

生存者バイアスに気をつける

次に、生存者バイアスです。

これも心理学の用語です。

生存者バイアスでは、例えばビジネス書の場合
「本を出せる人は、成功している人だけ」
である事を認識する必要があります。

どういうことかと言うと、同じビジネスモデル、同じ商品、同じ売り方をしている人でも、売れている人と売れていない人が存在します。

むしろ、成功する人が一握りで、同じやり方で失敗している人は大勢いる事でしょう。

しかし、書籍やメディアで発信している人は、その一握りの人だけで、その他大勢の人の情報は、そもそも一般人の元に届きません。

そうなると、
・失敗した人の失敗した理由
・してはいけないこと
などが、情報として手に入らない可能性があります。

そのため、情報を全て鵜呑みにするのではなく、自分なりに精査したり、考えたりする必要性があるのです。

バックにある商品に気をつける

書籍の中には、
「書籍を足がかりに、もっと高額な商品を売ろう」
とする人は多いです。

私の知り合いも書籍を出していますが、
・本を出したというブランディング
・本による集客
だけを目的としており、その後ろには年間120万円のコンサル契約が控えていました。

要は、書籍を買った人に、更に120万円の契約の営業をかけようとしているという事です。

このように、バックに高額サービスや商品を販売しているケースもあるので、特に内容が薄い本(それ以上は直接セミナーに聞きに来てね…というスタンス)の物には注意しましょう。

おすすめの読書方法

さて、ここからは読書をする上でのおすすめの方法をお話しします。

特にビジネス系や自己啓発の場合には有効です。

まずは興味を優先する

読書に慣れていない人は、読書をすることそのものに抵抗があります。

そのため、まずは読み慣れることからスタートする必要があります。

このときに重要なのは興味があるジャンルを選ぶこと。

また、それでも難しい人は「漫画でわかる・・・」というタイプの本からスタートしたり、文章の少ない自己啓発本などからスタートしてみるのも良いでしょう。

段々と、興味のあるジャンル自体が増えてきますし、意味がわかってくると面白いジャンルもあります。

同じ著者の本をいくつか読む

基本的に、著者というのは、ある程度考えが一貫しています。

書籍ごとに言っていることが変われば、信用を失うからです。

そのため、同じ人の色々な本を読めば、共通する考え方や、その人の背景を知ることができます。

その背景や考え方を理解した上で主張を理解すると、これまで以上に学べることが多いはずです。

知らないジャンルは簡単なものから乱読する

特定のジャンルを勉強し始めた時というのは、そのジャンルの専門用語が全くわからないことが多いです。

そうなると、かなり理解しにくい可能性があります。

そのため、これまで触れてこなかったジャンルの場合、できるだけ多くの本を、浅く理解するのがおすすめです。

そうすると、どの本にも出てくる単語は記憶に残りやすく、結果として本を読む精度が上がっていきます。

紙に書きながら読む

紙に書きながら読書をするのもおすすめです。

紙に書くと、思考だけでなく体も動かすことになるので、脳の複数の場所が働きます。

結果として記憶に定着しやすかったり、書いているうちに、
「これを応用するにはどうしたらいいだろう」
というように、一段階上の思考をするようになります。

特に書くことの減った今の時代で、何かを書くというのは、かなり良いと思います。

アウトプットの場を作る

紙に書くこともアウトプットの1つですが、それ以外にも色々なアウトプット方法を持っておくのが良いです。

私達は、アウトプットを前提とせずにインプットをしても、その殆どが忘れ去られてしまいます。

だからこそ、アウトプットすることで定着しやすい状況を作ることが重要です。

私で言うと、このブログで書評を出すこともあります。

これがアウトプットの方法の1つですし、SNSでも簡単にアウトプットをしています。

他にも、特に良かった本であれば、周りに話したりもします。

他にも
・マインドマップを作る
・ディスカッション
・ノートにまとめる
・人生のTODOリストにする
・そのジャンルのセミナーをやってみる

など、色々な方法が考えられます。

まとめ

今回は、読書の意味についてお話してきました。

読書は、私自身の人生を大きく変えてくれたものの1つです。

また、昔読んだときと今では、同じ本でも感じ方が大きく変わっています。

そのため、過去に
「読書の意味がわからなかった」
という人も、改めて自分の興味のある分野の本を読んでみるのが良いでしょう。

私自身は、副業を本気でやり始めたり、「人生を変えたい」と本気で思い始めてから、本を読むようになりました。

是非、一緒に楽しく学びながら、人生を良くしていきましょう。

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WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ