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半年WEBライターだけで食べていた私が語る。WEBライターで食べていける条件とは

半年WEBライターだけで食べていた私が語る。WEBライターで食べていける条件とは

こんにちは。こはくです。

今回は、WEBライターを始めた人の多くが気になっている
「WEBライターで食べていけるにはどのくらいの収入があれば良いのか」
ということについてお話したいと思います。

私自身、数年前WEBライターとして独立していました。

残念ながら、コロナの影響を大きく受けた結果、現在はWEBライターは副業で、本業はプログラマーです。

だからこそ
「もしも本気でフリーランスとして食べていきたいなら、どうしておくべきだったか」
というお話が出来ると考えています。

この記事を読んでいただければ、副業WEBライターの先に本業でWEBライターを検討している人の、一つの参考になるでしょう。

WEBライターとして食べていける人はどのくらいの収入があるのか

では、具体的にWEBライターとして食べていくためには、どのくらいの収入が必要になるのでしょうか。

家族構成にもよるが少なくとも月に40万円以上を1年は継続しておきたい

必要な収入は、家族構成やその人の状況にもよります。

一人暮らしと家庭持ちでは、必要な金額が違うのは当然でしょう。

それらの違いがあることは前提の上で、最低でも月に40万円ほどが必要だと考えています。

理由の1つ目は、保険や年金を自分で支払う必要があること。

サラリーマンの場合、保険も年金も半額は会社が負担してくれています。

それを自分で支払う必要があるので、サラリーマンの時より多くの収入を稼ぐ必要があります。

2つ目の理由は、仕事に波がある事。

フリーランスという働き方は、どうしてもある程度収入の波があります。

私で言うと、コロナの影響を受けて
「40万円稼いだ次の月に0円」
なんて事もありました。

そのため、稼げる月にある程度稼いで、貯えておく。

これが必須になるでしょう。

今後は更に厳しくなる可能性もある

更に、今後はフリーランスが厳しくなる可能性もあります。

例えばインボイス制度。

令和5年から始まる予定ですが、これまで売上が年1000万円以下の事業者は、消費税の支払いが免除されていました。

しかし、インボイス制度が導入されれば、これらの消費税を支払う必要性が出てきます。

この様にフリーランスという働き方が注目され、多くの人がフリーランスになる一方で、税制面などで厳しくなっていく事も十分に考えられます。

フリーランスは、会社に守られていないと痛感しました。

WEBライター一本では厳しい可能性も

WEBライターは、現在非常に需要の多い仕事です。

どのような企業でもサイトの作成は当たり前になっており、それに伴って検索上位に表示されることには大きな価値があります。

しかし、一方で
「上位検索できないWEBライター」
の価値は下がり続けていると考えられます。

特にWEBライターは、誰でもできる副業の代名詞でもあり、参入障壁が非常に低いです。

また、AIによるライティングも徐々に発達していることなどからも、ライター一本にしてしまうのは危険かもしれません。

そのため、他の武器として
・マーケティング
・動画編集
・WEB制作
などの知識やスキルを得る必要性もあるかもしれません。

WEBライターで食べていける様になるためにやるべき5つの事

もし私が、再度フリーランスとして独立することになった場合。

実際に会社を辞めるまでにやっておくべきことが5つあると考えています。

目に見える実績を作る

1つ目は、目に見える実績を作ることです。

例えばこのサイト。

このサイトで月に100万PVを達成できれば、これは非常に大きな実績になります。

こういった目に見える実績を用意しておくと、独立した際に仕事を取りやすいと言えるでしょう。

しっかりとしたポートフォリオを作る

ポートフォリオも重要です。

特にフリーランスになってしまうと、
「もしも仕事が受注できなかったらどうしよう」
と焦る事もあるでしょう。

焦っても良い結果になることは稀です。

だからこそ、しっかりとしたポートフォリオを作成し、提案の成約率を高める努力をしておく必要があるでしょう。

取引先を5社以上作る

私がフリーランスとして失敗した大きな理由が
「取引先が少なかったから」
ということです。

1社で40万円の収入をもらっていても、コロナなどの社会の変化で、一気に収入が減ることがあります。

そのため、複数の企業から仕事をもらっておくことが重要です。

そして、現実的に考えて5社ほどに分散させておけば、

「仮に一社の取引が終了しても20%の売上減でとどまる」

のです。

これが、仮に2社だった場合、売上は50%減です。

正直、常人のメンタルでは耐えることが難しいでしょう。

売上の減少が少なければ、他の案件を探す余裕も生まれるため、この項目は非常に重要なのです。

平均文字単価を2円以上に引き上げる

私自身、フリーランスとして独立した時の平均文字単価は1円でした。

そのため、かなりの作業時間が無いと、収入として成立しません。

例えば、
・1文字1円
・1時間で3000字タイピング
・1日8時間労働
・20日労働
上記の条件の場合、月の収入は48万円です。

しかし、実際に毎日8時間もの時間ライターとして集中するのは至難の業です。

更に、それだけ多くの案件を継続して依頼してくれるクライアントも稀でしょう。

そのため、実際にはもっと少なくなる可能性が高いです。

特に私の場合、
「副業のときよりも時間があるから、もっと稼げる」
と考えていましたが、実際はサボってしまう事も多かったです。

そのため、1日8時間なんてもってのほかでした。

1日4時間集中できれば良い方。

そうなると収入は24万円。

保険や年金を考えると、結構ギリギリの計算になります。

だからこそ、文字単価をもう少し上げれていれば・・・と考えています。

チームを作っておく

これは、個人的に私がフリーランスとして独立する前にやっておけば良かったと思っている事です。

チームと言っても、いくつかのパターンが考えられます。

1つ目は、WEBライター同士の同業者でのチーム。

これは、お互いに
「自分ではさばききれない案件を互いに振りあえる関係」
です。

仕事を断ると、次回以降振ってもらえ無いことも多いです。

そのため、できるだけクライアントから要望をもらったら対応するべきですが、個人で書ける量には限界があります。

その場合に、他のライターが暇をしているなら、代わりに書いてもらう・・・などができれば最高です。

そうすることで、互いに取れる仕事量が増え、クライアントからの評価が上がります。

加えて、クライアントの業界が分散していれば、不安定になりがちな依頼量を互いの案件でカバーすることもできるでしょう。

2つ目は、WEBデザイナーや営業など他業種とのチーム。

WEBライティングのみで販売をするよりも、例えば
「サイトを構築し、且つ検索上位にするまでのセット」
で販売することが出来れば、それなりの金額になる可能性が高いです。

更に、それを売り込む営業がいれば・・・。

このような仕事上のパートナーがいることで、一人でクライアントを探すのに比べて、高額な仕事を受注することが可能になります。

まとめ

今回は、WEBライターがフリーランスとして食べていくための条件について見てきました。

私自身が失敗したからこそ
「あの時ああしておけばよかった」
と感じる部分も多いです。

しかし、しっかりと文字単価を上げ、しっかりと目に見える実績を積めれば、フリーランスとして独立することも十分に可能です。

また、時間と場所にとらわれないWEBライターという仕事だからこそ、
「自由に働く」
という働き方が実現しやすいとも感じています。

是非、今後フリーランスも視野に入れているライターさんは参考にしてみて下さい。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ