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WEBライターで単価交渉に成功!現役ライターが教える交渉術

WEBライターで単価交渉に成功!現役ライターが教える交渉術

こんにちは。こはくです。

今回は、こんな質問を頂きました。

依頼者との交渉方法が知りたいです。
報酬や納期について改善してもらいたいことが出来た時、どうやってうまく交渉すればいいのか悩みます。
オンライン上でのやりとりは、リアルとは違って顔が見えないので難しいです

WEBライターをやっていると、どうしても
「割に合わない仕事」
というのも出てきますよね。

そんな時に、
・単価交渉したら契約を切られるんじゃないか?
・単価交渉できなかったら他の案件を探した方が良いのか?
・相手の機嫌を損ねないかな?
といった疑問が出てくるはずです。

特に、自分のライティングスキルに自身がない人(ほとんどがそうだと思います)ほど、
「自分の今のレベルで交渉なんて出来るんだろうか」
と感じてしまいます。

今回は、そんな単価交渉について見ていきます。

実際、WEBライターとして単価交渉って成功するの?

「単価交渉は成功するのか」

これは、案件によって異なりますし、元の単価にもよりますが、個人的には
「多くの案件で単価UPは可能」
だと感じています。

実際、過去の案件でも単価UPしたケースはいくつかあります。

多かったのは、文字単価1円から1.2円~1.5円程度に単価アップするケースです。

中には事前に納品数に合わせて単価アップ制度を設けているところも

案件を色々探していると、
「納品数に応じて文字単価が変動する」
という案件も存在します。

しかし、個人的にはこういった案件はオススメしていません。

ほとんどの場合、こういった案件は
「元の文字単価が低すぎる」
という問題点があります。

加えて、納品数が多い月や、その次の月の文字単価は上がったとしても、継続してたくさんの納品数がなければ、収入に反映されません。

なので、こういった案件を続けてしまうと
「自分の時間を削りながら収入を得ている」
という感覚が強くなるのではないでしょうか。

とりあえず交渉してみる・・・という姿勢も重要

個人的に、ほとんどの案件では単価交渉を一度はしています。

もともとの文字単価が2円を超えるような案件や、自分のペースで好きにやらせてくれているクライアントには、そのままの金額でしていますが、そうでない場合は、必ず交渉します。

この時、後述するポイントを抑えておけば、クライアントとの関係を悪くせずに交渉も可能です

やはり基準は1文字1円

単価交渉するにしても、
「がめつい」
と思われるのは、ライターとしてマイナスイメージです。

そう考えて交渉ができない人も多いと思いますが、正直
「1文字1円以下」
で書いている人は、一度交渉してみてもいいと思っています。

理由は2つ。

1つ目は、相場よりも低いから。

案件の種類にもよりますが、クライアントが納得して継続して依頼できる相手であれば、1文字1円位はあって良いと考えています。

そして2つ目は、1文字1円以上の案件は、他でも探せるから。

これも、相場観に関わってきますが、仮に1文字1円以下の案件が、交渉の結果継続できなくなったとしても、次の案件で1文字1円以上の案件を取れる可能性は十分にあります。

しかし、仮に1文字2円のクライアントを手放してしまうのは、正直勿体ない。

なので、1文字1円を基準に交渉の有無を考えてみるのが良いでしょう。

WEBライターが単価交渉の際に気をつけるポイント

では、そんなWEBライターの単価交渉では、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか。

あくまでも先に実績と関係性を築く

最も重要なのは、クライアントとの関係性です。

関係性さえ良ければ、単価交渉に失敗しても継続して案件をもらうことは可能です。

実際、私自身月に一度交渉していた・・・という時期があります。
(最終的に3ヶ月かけて交渉に成功しました)

これも、関係性が良かったからこそ出来る事です。

因みに、関係性を築く上でも、最初の3ヶ月くらいは交渉しません。

ただし、相手が良く記事について褒めてくれる場合は早めに交渉に挑戦します。

軽めに聞いてみる

交渉と聞くと、かなり気負って交渉する人もいるでしょう。

しかし、単価交渉は軽めのトーンで聞くのがポイントです。

私が使う方法としては、次のようなパターンがあります。

お世話になっております。

1つお伺いしたいのですが、私の納品している文章は、他のライターさんに比べて、いかがでしょうか?

文章的にもっとよくする上でも、違いやアドバイスをいただけると幸いです。

と言う形で
「まずは自分が他のライターよりも優れているのか」
をチェックします。

仮に自分が一番レベルが低い場合、単価交渉は難しいです。

しかし、上記のメッセージを送ったところで、クライアントから見れば
「向上心のある良いライター」
という印象を与えるだけで、単価交渉は匂わせていません。

その後、自分の文章が他のライターと遜色ないもしくは、上位に位置すると言われた場合に、単価交渉に向かいます。

因みに、現在文字単価1円で書かせて頂いておりますが、単価アップの基準などございますでしょうか?

納品数や記事へのアクセス数など、私自身のモチベーションアップに繋げたいと考えておりますので、お伺いできればと存じます。

という形で交渉します。

あくまでここで重要なのは、
「今の単価に不満がある」
という事を出さないこと。

メインが
「自分のモチベーションアップのため、基準を知りたい」
という点なので、相手もすんなりと応じてくれます。

自分の記事の実績を見れるか聞いてみる

更に、単価アップをしやすくなる方法として、自分の書いた記事のアクセス数などを見れるか確認してみましょう。

過去にあったのは、

自分の書いた記事へのアクセス数 + 成約率

を教えてもらっていました。

この数字がわかれば、交渉の判断材料として非常に有利です。

仮にあまり良い結果でなかった場合、交渉は難しいかもしれませんが、自分のライターとしての実力を上げるための一つの指標になります。

単価交渉の見込みがなかったら他の案件を探すべき?

では、反対に交渉に失敗して、単価UPが見込めなかった場合には、他の案件を探すべきなのでしょうか。

文字単価1円未満の場合は他の案件も並行して探そう

ここでも、基準となるのは1文字1円です。

1文字1円未満の案件で、且つ単価交渉の見込みがない場合には、もっと良い案件を探すべきです。

ただし、3ヶ月~半年くらい様子を見るのはありです。

単に自分の納品数が少ないケースや、実力不足のケースも有り、その場合は他の案件にいっても単価が上がりにくいため。

何も教えてくれないクライアントは離れるべき

これまで、交渉するための情報を聞くことをお伝えしましたが、中には何も教えてくれないクライアントもいます。

私が以前、「MAX文字単価10円」などのような案件を受けた時、

現在ライターとして活動されてる方の中で、
・平均文字単価(初月の10記事、トライアルを除いて)
・最も文字単価が高い人の文字単価

は、いくらになりますでしょうか?

自分自身のモチベーションにしたいと考えております。

といった事を質問しました。

実際、MAXなんて書いているけど、スタートは1文字1円だったので、
「本当に単価が上がる可能性があるのか」
を知りたかったからです。

しかし、クライアントの反応は、
「金額の詳細についてはお答えしておらず、ご了承いただければ幸いです。」
という返答のみ。

これは、個人的に非常に悪質なクライアントと判断しました。

そもそも単価を上げる気がないクライアントもいる。ツリ広告のような高単価案件には注意!

まとめ

今回は、単価交渉について書いてきました。

初心者ほど、「自分のレベルで交渉なんておこがましいかも」なんて考えて交渉できないもの。

ですが、本文中でも書いたように、聞き方を間違えなければ、プラスの印象をあたえることも可能です。

なので、単価交渉については、積極的に行いましょう。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ