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年収いくらあれば生活できる?独身一人暮らしなら?結婚してたら?

年収いくらあれば生活できる?独身一人暮らしなら?結婚してたら?

自分は、どのくらいの年収を稼げば良いのか。
どのくらいの年収があれば、生活ができるのか。
早く稼ぎきって引退したいけど、いくら必要なのか。

気になったことはありませんか?

特に若い世代は、自分がこれからどのくらいの収入があれば生活できるのかを知ることで、
1.今の会社に居続けるのか
2.転職を考えるのか
3.起業する必要性があるのか

などの選択肢が変わってくるのではないでしょうか。

今回は、最低限どのくらいの年収があれば生活ができるのか。
更には、いくらあれば一生お金に困らないのか。

について解説していきます。

加えて、生活を楽にする上で
・生活コストを下げる
・収入を上げる
ということに対して、そのメリットやデメリットをお話していきます。

年収いくらあれば生活できるのか?

まずは、家族構成ごとに、いくらの年収があれば、最低限の生活ができるのかを確認していきましょう。

一人暮らしの場合

一人暮らしでかかる生活費は、政府の家計調査の平均では
「月約16万円」
です。

とは言え、地方と都会では家賃が全然変わります。

個人的な感覚としては

家賃:◯万
水道光熱費:2万
食費:4万
スマホ・ネット:1.5万
雑費:0.5万

が、誰しもかかる最低限の出費だと思います。

人によって抑えられる項目もあるかもしれませんが、他の所でお金がかかっていたりしますので、そのあたりを平均してこれくらいと試算しておきましょう。

ということは、

8万 + 家賃 + 趣味

がベースになると考えられます。

趣味にお金がかかる人や、家賃が高いところに住む必要がある人は、その分最低限必要な金額が増えます。

そして、これを年収に換算します。

給料が高くない前提でいくと、税金はそこまで高くないので2割程度で、年収に直すと

家賃+趣味が0万:約120万円
家賃+趣味が5万:約195万円
家賃+趣味が8万:約240万円
家賃+趣味が10万:約270万円
家賃+趣味が15万:約345万円

これが生活する上で最低限必要な年収ということになります。

もちろん、ここに無駄なサブスクがいくつもあるなど、浪費が入れば更に高くなりますし、貯金などの余裕もない状態での計算です。

子なし夫婦の場合

次に、子供がいない夫婦の場合を計算します。

先程の最低限必要な費用は、単純に2人になれば2倍になるわけではありません。

例えばWi-Fiなどは、夫婦共同で使えば良いですし、食費も2人の方が安く自炊できる傾向にあります。

一般的に、2人の場合には約1.7倍の費用がかかると言われていますので、

家賃:◯万
水道光熱費:3.4万
食費:6.8万
スマホ・ネット:2.5万
雑費:1万

くらいは必要になると考えられます。

ということは、

13.7万 + 家賃 + 趣味

がベースになると考えられます。

そして、2人で暮らすとなると、それなりに広い家が必要になりますので、家賃は高くなる傾向にあります。

仮に1人で妻(夫)を養う前提でいくと、それなりに給料が高くなるので、税金は3割で計算します。

家賃+趣味が8万:約372万円
家賃+趣味が10万:約406万円
家賃+趣味が15万:約492万円
家賃+趣味が20万:約577万円
家賃+趣味が25万:約663万円

となります。

家賃+趣味が25万は高すぎる・・・と思われるかもしれませんが、都内23区だと2LDKで20万が平均の所が多いので、実は現実的な数字だったりします。

子供あり夫婦の場合

子供がいる場合には、
・妻が働けない時期がある
・子育てにお金がかかる
・将来の教育費用を捻出しておく必要がある

など、家庭の育児方針によって大きく費用が変わってきます。

少し古いデータですが、平成21年度の内閣府の報告によると0~6歳の期間にかかる子育て費用は、平均で736万円のようです。

これには、食費などに加えて教育費用も含まれているようです。

毎年同じだけかかると計算した場合、月に約9万円かかる計算になります。

家賃:◯万
水道光熱費:3.4万
食費:6.8万
スマホ・ネット:2.5万
雑費:1万
子供:9万円

ということは、

22.7万 + 家賃 + 趣味

がベースになると考えられます。

同じく夫だけが働き、税金が3割で計算すると

家賃+趣味が8万:約526万円
家賃+趣味が10万:約560万円
家賃+趣味が15万:約646万円
家賃+趣味が20万:約732万円
家賃+趣味が25万:約817万円

ということになります。

この世帯になると、どうしても年収を高くするか、もしくは市営住宅や国の制度を使って、出費を下げなければ難しいですね。

いくらあれば一生生活ができるのか

反対に、一生生活していくには、いくらの貯金や投資ができれば良いのか。

こちらも計算しておきましょう。

投資の有無によって、この結果が非常に大きく変わってきます。

投資ありの場合は、一般的なのは4%ルールです。

投資金額の4%を毎年取り崩す。

例えば1億円なら400万円です。

年間で400万円から税金を除いた約320万円以内で生活できれば、一生生活ができる計算になります。

因みにこの4%ルールは、過去の暴落などを含めて考えても、多くの人は資産が減るどころか増えていく計算です。

一方で、投資無しで考える場合には、大きな問題が
「何歳まで生きるのか」
ということ。

長生きリスクとも言われますが、貯金を切り崩しながら生きるとしても、80歳まで生きるのと、100歳まで生きるのでは、必要になるお金が大きく変わります。

例えば、65歳で定年して、80歳まで生きるなら15年。

年間300万円必要なら、4500万円が必要です。

100歳まで生きる場合には、35年。

年間300万円必要なら、1億以上のお金が必要です。

ここで、年金を当てにしている人も多いでしょう。

年金は、長生きしても大丈夫な保険のような役割で、障害生活費が賄えます。

しかし、今後の日本では少子高齢化の影響で、この年金も減額される可能性が高いです。

そうなると、自分が老後を迎えるタイミングで得られる年金額をベースに計算する必要があります。

そして、現在若ければ若いほど、老後までに時間がかかるので、その頃どうなっているのか・・・は、誰にも予想できないでしょう。

お金の心配をしなくて済むために重要なのはたったの3つ

さて、ここまで最低限の生活にかかるお金について見てきましたが、基本的にお金の心配をしなくてもいよくある方法は3つしかありません。

それは

・生活コストを下げる
・収入を上げる
・投資をする

ということ。

これが、お金の基本中の基本です。

少ないお金で生活ができれば、仮に年収が低くても貯金に回せるお金が作れます。

収入が高ければ貯金に回せるお金が作れます。

そして、その貯金を投資に回せば、少しずつ投資からの収入が発生します。

これが、最も単純な生活を楽にする方法です。

もちろん、これが簡単じゃないのは、重々承知してます。

ただ、現状私自身も色々と挑戦しており、徐々に投資に回せるお金が作れる様になってきました。

大切なのは、
「少しずつでも改善する」
ということ。

一昨年よりも去年、去年よりも今年良くなっていれば、徐々に状況を改善することができます。

生活コストを下げる事のメリット・デメリット

さて、先程お話した3つの方法のうち、生活コストを下げることのメリットとデメリットを見ていきましょう。

生活コストを下げる事のメリット

生活コストを下げる事のメリットは、今後どのような状況変化にも対応しやすいという点。

例えば、給料アップを目指したとしても、会社が急に倒産すれば、収入が下がる可能性があります。

その時に、生活コストが高ければ、生活を維持できる期間が短くなります。

早期退職やリストラなども含めると、サラリーマンとして働く上でも、色々な年収が減るリスクがあります。

そういったリスクを回避するための方法が、生活コストを下げる方法なのです。

また、生活コストを下げると、仕事を選ぶ際の選択肢も広がります。

仮に生活費が500万円、収入が手取りで500万円の家庭があったとします。

そうすると、転職を考える際に、年収が下がる転職は絶対にできません。

生活を維持できなくなるからです。

しかし、多業種への転職など、キャリアチェンジの際には年収が下がるのが一般的。

となると、今までやってきた仕事から抜けられない可能性があります。

ここで、生活コストを下げて年間300万円の生活にしたとすると、多少年収が下がっても、新しい事にチャレンジできる可能性があります。

自分の働く業界が、成長産業ならまだしも、すでに斜陽産業の場合には、キャリアチェンジの選択肢を持てるのは、大きなメリットです。

生活コストを下げる事のデメリット

生活コストを下げる事のデメリットは、
「人生の選択肢を下げてしまう可能性がある」
ということです。

例えば、習い事。

きちんとした先生に習っていれば、すぐに成長できた可能性があるのに、
「もったいない」
という気持ちが強くなってしまうと、成長が遅くなる可能性があります。

もちろん、
「どこにお金を使うのか」
を明確にできているなら問題ありませんが、何でもかんでもお金を使わない様にする事には、デメリットがあります。

他にも、節約を頑張りすぎると、仲の良い友達との飲み会でさえも、もったいないと感じる様になる人がいます。

そうなると、将来的な人間関係が希薄になるなどのリスクもあります。

収入を上げることのメリット・デメリット

次に、収入を上げる事のメリットとデメリットについて触れていきます。

収入を上げることのメリット

収入を上げることのメリットは、生活水準を上げなければ、資産形成がかなり楽になるという点。

例えば、生活費が500万円、収入が手取りで500万円の場合。

節約で削れるのは、多くても300万円というところでしょう。

家族がいたり、子供がいればもっと削れる幅は小さいかもしれませんね。

しかし、収入アップであれば、上限は基本的にはありません。

サラリーマンでの収入アップはある程度限界がありますが、副業も含めると年収アップは十分に狙えます。

そして、多く稼いだ分を投資に回せば。

資産形成スピードが早くなり、多くの人が夢見るFIREも見えてくるでしょう。

収入を上げることのデメリット

収入を上げることのデメリットは
・税金が高くなる
・仕事が忙しくなる
・嫉妬される可能性がある
という点。

年収が上がれば、所得税は最大45%となり、税負担がなり多くなります。

更に、補助金等を受けられなくなることも多く、一般的には
「年収600万~800万」
程度が、効率的な年収と言われています。

また、サラリーマンとして年収を上げる場合には、仕事が忙しくなったり、責任が重くなるのが一般的です。

そして、稼いでいる情報を友達に知られれば、確実に嫉妬されるのが今の日本です。

これらのデメリットは、意外と大きいでしょう。

まとめ

今回は、生きていくために必要な年収・お金について見てきました。

自分の状況や今後のライフプランによって、必要な金額が変わります。

なので、「自分にとっての適正」を考える必要性はありますが、いずれにしても今の生活よりも良い状態にするには、何かしらの行動が必要です。

このサイトでは、特に収入アップについてお話しています。

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WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ