副業

40代女性・ダブルワーク実践者に質問!辞めたい/キツいと思ったことは?

40代女性・ダブルワーク実践者に質問!辞めたい/キツいと思ったことは?

今回は、「ダブルワーク」についてのお話。

「ダブルワークしないと生活苦しいけど、本当に大丈夫なんだろうか」
「今でも生活きついのに、これ以上仕事なんてできる?」
「実際にやっている人から注意点とか聞いてみたい」

そう感じている人は、是非参考にしてみてください。

今回は、私自身ではなく、他のかたのダブルワークの話を取り上げてみます。

その上で、私も共感できる部分や解説も入れていくので、是非参考にしてみてください。

40代女性・ダブルワーク実践者の基本情報

年齢や家族構成は?

44歳、主人と息子と私の3人暮らしです。
(近くに主人のご両親が住んでおられるため、本業が長時間勤務などの際には助けてもらっています)

本業と副業は?

本業は情報科目の非常勤講師で、主に大学や専門学校で勤務しています。パソコンスクールで授業をすることもあります。基本はIT分野ですが、経理やマナー、資格対策などの授業を担当することもあります。

副業としてWeb制作をしています。Web制作は昔に学習はしていたのですが、本格的に学習をしたのは2022年5月から8月で、その後クラウドソーシングでお仕事を受注しています。

本業と副業の収入額は?

本業では月15万円程度、副業は月によってまちまちですが、月平均20万円程度です。

すでに本業を超える収入を副業で作れているのはすごいですね。

本業と副業の働き方(在宅OR出勤/労働時間/週何日労働)

本業は出勤で、日によって1日5時間から7時間勤務で、週5日労働です。

副業は在宅で、週20時間から25時間作業出来るよう工夫しています。

平日は夜の3時間、土日は1日あたり5時間程度を確保できるように調整しています。

副業収入は多いものの、その分稼働時間も多いですね。

ただ、本業が月120時間位(6時間/日 換算で)。
副業が月100時間位(25時間/週 で)。

と考えると、副業の方が効率が良い働き方と言えそうですね。

本業で給料を上げる努力をしても、2倍以上になることは無いので、副業を選択するのもうなずけますね。

副業として今の仕事を選んだ理由は?

本業の教えるということは好きで、非常勤講師は一生涯続けたいと考えています。

ただ色々な学校へ勤務するため、通勤時間が3時間を超えるなど場所によっては非常に長かったり、また立ち仕事ということもあり、腰痛が酷かったりすることもあります。

40代になり体力面を考えると、将来的に出勤するタイプの講師は出来ないのではないかと考えるようになりました。

在宅で講師という仕事も無い訳ではないですが、仕事の数が圧倒的に少ないです。

もともとWeb制作は簡単な授業を担当していたこともあり、仕事にするまでの準備期間は短縮できると考えました。

また、非常勤講師を続けながら空き時間を利用して作業出来る、他の副業と比較すると単価が高めということもあり、副業として選びました。

本業を活かした副業選択は素晴らしいですが、初心者にはハードルが高いようにも思えます。

しかし、本業の知識を活かしてライターをやっている人や、本業の技術を活かしてものを作って販売するのも、容易な時代になっているので、副業をする上では参考にしたいものですね。

ダブルワークをしないと生きていけないですか?もしそうなら、どういうタイミングで意識し始めましたか?

ダブルワークをしないと生きていけないという訳ではないです。

非常勤講師という仕事柄、確実に仕事がある訳ではないので不安定です。

また、もともと主人の収入に頼って生きるという性格ではないという理由もあります。

コロナが流行し始め、仕事自体が少なくなったり、在宅という形が増えたりするなど、働き方を選択できるようになってから、空き時間を有効活用して、本業の他に収入の柱が欲しいと意識し始めたと思います。

また40代になり、自分自身の体調面で不安定な日が増えてきたこと、IT分野の講師という職業柄常に自分自身のスキルアップが必要となるのですが、年齢的にいつまで通用するのか…そういった年齢的な劣化を感じ始めたというのも理由のひとつかなと思います。

生活が苦しい以外にも、将来の事を考えた選択というのも、副業をスタートする大きなモチベーションですね。

私自身も、サラリーマンをやりながら
「もしもサラリーマンの収入や働き方だけしか知らなかったら・・・」
と思う瞬間があります。

ダブルワークは難しいですか?

難しくはないと思います。

はじめは副業に割く時間を確保するのが難しいと感じましたが、1日の中で例えば21時から24時に作業するというように、ある程度スケジュールを決めることで徐々にその生活リズムに慣れて行くことが出来ました。

私の場合はあまり無いのですが、本業の内容によっては非常に体力を使う場合もあると思います。

帰宅後作業出来ない日がある場合は別の日に作業を割り当てるなど、調整が必要だったりします。

また、その副業の内容にもよると思いますが、内容によっては通勤時間を利用して作業出来るようなお仕事もあるので、とりあえずテレビやとりあえずスマホというような無駄な時間を削ることで、時間は作れるのではないかと思います。

副業を実践する上で多くの人が困るのがこの「時間管理」。

忙しい中でどう時間を作るか。

人によって作れるポイントが違いますので、色々な人の時間の作り方を参考にするのがおすすめ。

ダブルワークをきついと思う瞬間は?

本業では授業をする時間はもちろん、準備をする時間も必要です。

準備時間が通常より必要となったり、副業のWeb制作で抱えている案件の数が多くなると、土日を利用しても時間が足りないという状況に陥ります。

そういった時は辛いと感じます。

また、時間が無くなってくると家事に割く時間や、家族との時間も削らないといけない時もあるため、非常に辛いです。

現在、作業は主に息子が寝てからしているのですが、最初は朝に作業時間を割り当てるつもりでした。

ただ、私が起きると息子も起きてしまい、作業が出来ない状態になってしまいました。

作業時間に制限があることも辛いなと感じることはあります。

私のように子供がまだ幼い方は、作業時間の調整が必要かも知れないですね。あわせて周囲のサポートもあれば、なお良いですね。

家族との生活リズムの違いは大きな問題。

私自身も、1LDKで2人暮らしの状態だと、
「早起きして作業するにしても、起こしてしまうかな」
なんて心配してしまう事が多いです。

それでもダブルワークをする理由は?

私の場合はWeb制作ということで、仕事にするために費用をかけて学習してきました。

学習して得たスキルを無駄にしたくないという思いが強いです。

もともとせっかちな性格ということもあり、ゆったりとして過ごすというより忙しく動いている方が合っているということもあるかも知れません。

また、今後も学習をしてさらに出来ることを増やし、収入につなげたいという思いもあります。

スキルアップをするということは、自分の自信にもつながり、充実感があります。

さらに、ゆくゆくは稼働時間を少なくし、お仕事の単価をアップさせることで、家族との時間を増やしたい、息子の将来の選択肢を増やしてあげられたらと思います。

私自身も感じることですが、副業をする上で
「お金以外にも得られるものは多い」
ということ。

将来の希望が持てる様になったり、苦しい現状を自分で変えられる自信が持てるなど、様々なメリットがあります。

今の悩みは?(副業における)

本業の稼働時間が少ない時期は悩むことはないのですが、本業の稼働時間が増えると副業の作業に充てられる時間が変わってくるので、時間管理が大変だなと思います。

基本的に本業においても副業においても断れない性格なので、それもオーバーフローしてしまう原因だとは思っています。

また、現在はクラウドソーシングを利用して営業し、受注につなげているのですが、月によっては受注出来ないということもあるため、不安定さは悩みの種です。

さらに、これは副業の内容によるので全ての方に当てはまる訳ではないですが、私の場合クラウドソーシングを利用していることもあり、文章のみでお客様とやり取りすることがあります。

そのため、やり取りがスムーズに行かないなどの悩みもあります。

今の悩みは?(人生全般)

40代になり自分自身の体調不良など、年齢的な悩みが増えてきました。

いつまで働けるのかなど、考えることはあります。

また、副業においてもWeb制作の場合は自分のスキルが不足していると低単価のお仕事しかなかったりします。

スキルアップすることは非常に好きなのですが、本業と副業と学習となると学習の優先順位は下がるため、上手く時間をやり繰りする必要があり、悩みの種ではあります。

時間のやり繰りという部分では、家事が疎かになってしまったり、息子と遊ぶ時間が少なくなったり…自分が出来ることが増え、お仕事の単価を上げることが出来れば稼働時間を少なく出来るのですが、まだまだ道のりは長く、そういったレベルになれるまでどれぐらいかかるのかなと考えることはあります。

ダブルワークを辞めたいと思ったことはありますか?その理由は?

辞めようかなと思ったことはあります。

本業が忙しくなり副業とのバランスが取れない時期は、いったん副業を辞めようかと考えることもありました。

家事が出来なかったり、息子との時間が取れなかったりすることもあり、このまま続けてて良いのだろうか、家族が犠牲になっているのではないかと考えることもありました。

また、お客さまとのやり取りの中で、まったく連絡が取れなくなったり、作業を進めて行く上で必要な情報を得られなかったり、やりとりに問題があった時にはどうしてよいかわからず、辞めたいと考えたこともあります。

本業も人との関わりは多く慣れてはいますが、副業では対面でお話することはほとんどなく、文章でのやり取りが多いので、難しい部分はありますね。

ダブルワークは精神的・体力的にも厳しいため、やり方を工夫しなければ、長期的に稼ぐことは難しいです。

実際、私の生徒さんも本業が忙しくなってきたから辞めたい。。。という話は良く聞きます。

ですが、作業量を調整するのは良いですが、辞めてしまうのはもったいないですね。

これから副業を始めたいと思っている人に対して、「気をつけること」は?

私は主にクラウドソーシングで仕事を探すのですが、いわゆる「詐欺」のような案件も見かけます。

仕事概要を見るだけでは判断できないようなものもありますが、副業を始めたばかりの方を狙って無理な仕事を依頼したりすることがあるようです。

「詐欺」もあるのだと心の準備をしておくだけでも防げると思うので、注意が必要ですね。

また、お客様の中にはワーカーが何でも引き受けると思っておられる方もいるため、契約の段階で仕事の範囲を明らかにしておくのが良いと思います。

お仕事の内容によると思いますが、契約書であったり、文章でのやり取りを残すのも必要だと思います。

私は今のところないのですが、報酬未払いなどもあるようですので、そういったトラブルに備えて相談窓口を調べておくのも良いと思います。

他には家族の協力を得るというのも気を付けることかなと思います。

というのも、時間に追われるということが出てくるので、
「自分が副業を始めるので、協力して欲しい」
ということをハッキリ伝えておくことが重要だと思います。

私の場合は主人と息子に手伝って欲しいということは伝えていましたが、始めのうちは実感がなかったのか、ほとんど今までと変わらず、私だけが大変という状況がしばらく続きました。

数か月が経ち、ようやく状況を把握できたのか家事など徐々に手伝ってくれるようになりました。

副業をされるのが奥様の場合、副業は必要ないのでは?と「副業」にあまり良いイメージを持っておられない方もいると思うので、説得が必要だと思います。

私はもともとフリーランスなので関係ないのですが、副業を禁止されている企業にお勤めの方は職場にバレてしまって解雇という話も聞きます。

収入面からバレないということはないようですので、就業規則などで確認する必要があると思います。

最後に、本業と副業とのバランスは大事です。

私もよくやりがちですが、締切が近づくといつも以上に夜間に副業の作業をしてしまいます。

ただ、睡眠時間を削ってしまうと体調を崩したり、最悪本業に支障をきたします。副業で仕事を得ることも大事ですが、抱えきれない量を受注しないように気を付けることをお勧めします。

私もまだまだ反省ばかりですが、副業仲間からも作業が終わらず、家事がまったく出来ない・子供と話をする時間も無いという話を聞きます。

子供の将来のため…と頑張っているのですが、本業と副業・プライベートのバランスが崩れてしまう…そうならないために可能であれば副業も仲間うちで分担したり、家族の中でも役割を分担して手伝ってもらったり…副業以外の部分に支障が出ないよう気を付けたいですね。

まとめ

今回は、ダブルワーク実践者に、そのリアルな情報を聞いてみました。

これから副業に挑戦しようと考えている人からすると、参考になる情報も多かったのではないでしょうか。

このサイトではライターを始め、副業での稼ぎ方や本業での収入の増やし方、投資についてお話しています。

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WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ