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インハウスSEOとは?メリット・デメリットと注意点まとめ

インハウスSEOとは?メリット・デメリットと注意点まとめ

こんにちは。こはくです。

今回は、「インハウスSEO」についてです。

インハウスSEOとは、ざっくりと説明すると
「SEO対策を外注することなく、自社でするSEO対策」
の事です。

誰もが簡単にサイト運営が出来る時代。

いかにSEO対策を行い、サイトを上位表示できるのかがビジネスにとって大きな分岐点となります。

どれだけ良い商品があっても、良いサービスがあっても、それを知ってもらえなければ存在しないのと同じです。

今回は、そんな時代に必要な「インハウスSEO」を見ていきましょう。

インハウスSEOとは

インハウスSEOは、冒頭でお話したように、
「自社でするSEO対策」
の事です。

会社の人材や負荷にもよりますが、
「マーケティング部門」
がある会社は、その部署内で一任されるケースが多いでしょう。

マーケティング部門が無い企業は、自社サイトを管理している従業員が兼務するなど、企業によって扱われ方や重視され方が様々です。

反対はアウトソーシング

インハウスSEOの反対語としては、アウトソーシングが挙げられます。

現在、世の中には多数のマーケティング会社があり、
「SEOに強い」
と豪語する企業も多数存在します。

社内に、SEOが得意な人材がいなかったり、ITに詳しくない人はすぐにでも依頼したいと思います。

しかし、それが得策ではないケースも有る(後述します)ため、このインハウスSEOという単語が注目されているのです。

インハウスSEOのメリット

では、インハウスSEOのメリットを見ていきましょう。

PDCAサイクルを早く回せる

インハウスSEOは、外注業者を利用せず、自社内で完結します。

そのため、
「次はこういう事を試してみよう」
というトライアンドエラーを気軽に行えます。

外注する際には、業者がある程度決めてしまったり、そもそも
「月ごとのレポート程度しか納品してくれない」
なんてことも多々あります。

その点、社内でやるなら週単位や1日ごとに細かい施策を打つことも出来ます。

これが大きなメリットでしょう。

社内にノウハウが蓄積する

次に、社内でノウハウが蓄積される点です。

外注業者の場合には、社内の人間は
「試行錯誤」
をしない可能性があります。

言われた方法を試す・・・ということはあっても
「どういった根拠で、その施策を試そうと考えたのか」
という、一番重要な部分がブラックボックスになってしまう可能性があるのです。

人件費を削減できる

人件費の削減が出来ることもメリットです。

社内の人材を活用する所から、スモールスタートが可能で、非常に安い金額から開始できます。

外注業者を利用する場合には、数十万円という初期投資が必要な事も有り、ハードルが高いと言えます。

インハウスSEOのデメリット

次に、デメリットです。

育成が困難

インハウスSEOでは、すでにSEOに強い人材がいれば、スムーズにプロジェクトを開始できます。

しかし、これまで専門的に学んできていない人ばかりの場合には、育成が困難です。

そもそものノウハウがない

ノウハウも、インハウスSEOを行う際に問題となります。

ネットで色々な情報は出ているものの、これまでSEOの実務を経験してきた人がいなければ、

・リサーチ手順
・競合他社分析
・キーワード選定
・コンテンツの作成
・過去記事のリライト

など、様々な部分で困るでしょう。

情報が遅い

次に、どうしても社内でSEOをする際には、SEOにおける最新の情報が遅くなります。

例えば、
・GoogleによるSEOのアップデート
・Googleの検索結果のデザイン画面の変更
・最新機種の画面サイズや国内シェア

など、色々な状況で、取るべき対策は変わります。

例えば、Youtubeが人気になってきてからは、Googleの検索結果でも、一部動画が検索結果に出るようになりました。

こういった状況の変化に、いち早く対応するには、多くの人員と時間が必要になります。

そのため、外注するのに比べて、対策が後手後手になる可能性があるでしょう。

データが集まらない

外注でSEOの依頼を受ける専門業者は、何十社・何百社という会社から依頼を受けます。

ということは、それだけ多くの情報が集まります。

もしも、1つの施策を試し、効果が出たとしても
「それが本当に、ノウハウに足るだけの根拠になるか」
という点で見ると、どうしてもサンプル数が必要になります。

たまたま上手くいったケースもあるため、ノウハウとしては、こういった外注業者のデータというのは、非常に大きなメリットがあります。

インハウスSEOでやる場合には、確かにノウハウが蓄積されるメリットはありますが、ルール改定の早いSEOの世界で、
「自社のデータしかない」
と言うのは、専門業者と勝負にならない可能性があります。

社内での予算が得られない事も

SEO対策は、基本的に長期戦です。

広告費用を必要としない代わりに、多くの時間をコンテンツの作成にかける必要があるでしょう。

そんな中で、企業では
「半年/1年後に○万アクセスを目指します」
という事を言ったとしても、承認を得られない可能性があるでしょう。

アクセスを集められたとしても、商品の売買に繋がるのかなど、リアリティのある数値を提出することも難しいため、企業で行う際のデメリットと言えるでしょう。

インハウスSEO運営のコツ

では、インハウスSEOをしていく上で、どのようなことに注意していけば良いのでしょうか。

最初はコンサルや専門業者からノウハウを学ぶのも有り

デメリットの所でお話しましたが、最初の段階で困るのは、
「自社にノウハウが無い」
という点。

この点を考慮すると、まずはコンサルや専門業者に依頼し、そのノウハウを学んでいく事も考えましょう。

ただし、相手もノウハウを教えてくれる可能性は低いですから、契約前の段階で
「どのような情報まで開示してくれるのか」
「どのくらいの実績を持っているのか」
という部分に関しては、しっかりとリサーチしておく必要があるでしょう。

専門ツールを購入し、定期的な効果測定を行う

次に、実際にSEOに挑戦したときの「効果測定」に関してです。

SEO対策をしていく上では、
「どの様な対策を取ったか」
「どのような結果になったか」
を定期的に見ていくことは重要です。

Googleは、具体的なSEOの攻略方法や検索順位を決めるロジックを公開していません。

ということは、どの企業も「憶測」で対策をしていると言わざるを得ません。

その憶測の精度を高める物が、
「データ」
であり、
「効果測定」
なのです。

この効果測定を行う上で、有料のツールを利用するのがおすすめです。

ツールの有無で、今後の対策が大きく変わってきますし、リサーチの速度も大きく変わります。

コンテンツの作成には外注も利用する

リサーチやキーワード選定、サイトの方向性を考える上では、自社できちんと戦略を立てていく必要があります。

一方で、コンテンツの作成に関しては、ある程度外注を使うのも良いです。

文章力が高いライターや、しっかりとしたリサーチをした上でコンテンツを作成できるライターに依頼するのは、高い価値があります。

まとめ

今回は、インハウスSEOについて見てきました。

SEOの世界は、非常に奥が深いですし、日々状況が変化していきます。

基本は、
「ユーザーの求めるコンテンツ」
を作るだけなのですが、それを支えるサイトドメインパワーであったり、コンテンツの構成など。

色々な事を考える必要があります。

このサイトでは、様々なSEOに関する情報も発信しています。

是非、他の記事も参考にしてください。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ