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コンテンツライティング基礎講座!SEOキーワードから構成を考えるまでの流れ

コンテンツライティング基礎講座!SEOキーワードから構成を考えるまでの流れ

こんにちは。こはくです。

今回は、
「SEOキーワードをもらってから、構成を作るまで」
の流れについて説明したいと思います。

WEBライターを始めたばかりの人や、これから少しでも文字単価を上げたいと考えている人は、是非参考にして下さい。

これを意識できるか否かで、私自身文字単価が3〜5倍増えました

今回は、次のような前提でお話していきます。
・クライアントから「キーワード」だけを渡される。
・構成+執筆が仕事
・その中でも「構成」に焦点を当てます。

WEBライターなら必須!与えられたキーワードからターゲットを想定する

基本的にWEBライティングでは、
・構成+執筆
・執筆のみ
の2つの種類に分けられます。

メディアによっては、しっかりとディレクターがおり、構成を考えてくれるパターンもありますが、「構成+執筆」を依頼されることの方が多いです。

では、構成を考える際には、どのような手順で行っていけば良いのでしょうか。

今まで意識せずになんとなく書いていた人も、是非参考にして下さい。

複数の視点でターゲットを作る

まず重要になるのが、
「そのキーワードは誰が検索しようとしているのか」
です。

検索は、機械が行うのではなく、あくまでも「人」です。

サイトに載せる情報を選定する上で、この人が見えていないと、どうしても記事のコンセプトがずれてしまいます。

なので、キーワードからどのような人が検索しているのかを考えます。

ここで問題になってくるのが、
「その言葉で検索を考えている人が複数いる」
というケースです。

これが初心者WEBライターの方は苦手です。

例えば、
「WEBライター 文字単価 相場」
というキーワードで検索をする場合を考えましょう。

この時、多くの初心者WEBライターは、
「WEBライターが文字単価を知りたくて検索した」
というターゲットを想像すると思います。

しかし、同じキーワードでも、クライアント目線で見た時に
「記事を外注したいけど、どのくらいの単価で出すのが良いのか」
を調べたくて検索したケースもあります。

そうなると、ライター側とクライアント側という、全く逆の立場の人が検索する可能性があるのです。

更に、このターゲットを考える際には、もっと細かく考える必要があります。

前述した
「WEBライターが文字単価を知りたくて検索した」
では不十分で、

「未経験WEBライターが、これから副業で始めたいが、相場を知りたい」
「すでに数ヶ月WEBライターをやっているが、自分の単価が安いか高いかを知りたい」
「フリーランスとして独立を考えているが、改めて自分の文字単価を見直したい」

ざっくりと分けてもこういった分類が可能です。

このターゲットによって、記事に入れるべき内容が異なります。

未経験のWEBライターに対しては、
「文字単価も大事だけど、画像の選定や修正回数、ワードプレスへの入稿有無も見ておいた方が良いですよ」
といった内容を入れる方が親切です。

しかし、すでにWEBライター経験が長く、フリーランスを検討している人の場合、上記の話はすでに知っているので
「相場以上の文字単価を得るためにはこうした方が良い」
という話を入れる方が満足度は高いでしょう。

このターゲットをどのくらい細かく想定するかで、構成そのものが大きく変わってしまうのです。

特にまだWEBライターとしての経験が浅い人ほど、
「1つのターゲットに固執してしまう」
ということがあります。

複数の視点を持った上で「今回の依頼にはどれがベストか」を選択できる様になりましょう。

キーワードを検索している人が知りたいことは?

次に、前項のターゲット毎に、「検索した結果知りたい情報」を考えていきます。

前提として、キーワードを検索した人は、
「何かしらの情報を欲しいから検索している」
ということです。

当たり前のことですが、これを意識しないと良い構成は作れません。

では、「何を」検索したいのでしょうか。

簡単な例でいうと、
「ハンバーグ レシピ」
というキーワードで検索している人は、自分でハンバーグを作る際のレシピを探しています。

ということは、レシピそのものが欲しい情報ですよね。

次に、
「ハンバーグ 大阪」
というキーワード。

同じくハンバーグが入っていますが、ハンバーグを作りたい人ではなく、ハンバーグを食べに行きたい人ですよね。

そのため、欲しいのはレシピではなくお店の情報です。

まずはこの様に、キーワードから予想される
「ユーザーが知りたい情報」
を考える必要があります。

逆に、その人にとって不要な情報が多いと、ユーザーの満足度が下がってしまいます。

クライアントの顧客ターゲットを確認

次に必要なのは
「クライアントは何を売りたいのか」
「クライアントはユーザーにどうして欲しいのか」
を考えることです。

例えば、先程の「ハンバーグ レシピ」というキーワード。

普通に考えれば、レシピを載せる事が目的になります。

しかし、クライアントがレストランだった場合。

入れるべき内容は、
「プロが教える普段のハンバーグよりも美味しくなるレシピ」
かもしれません。

そのレストランで「焼くだけで簡単に作れる真空パックのハンバーグ」を販売していた場合、
「アレンジレシピ」
を入れる方が良いかもしれません。

クライアントがカルディなどのような小売店だった場合
「店で売っている商品を使った本格的なレシピ」
の方が良いかもしれません。

この様に、
・ユーザーが知りたい情報
・クライアントが提供したい情報
の両方を加味して書く必要があります。

これを確認しないWEBライターが意外と多いです。

私がWEBライターとして依頼を受ける際には、クライアントの商品や顧客について先に考えます。

しかし、私がクライアント側として依頼する際に、聞かれないケースが多いです。

この差が、初心者WEBライターか否かの差になっているように感じます。

ペルソナ像を考える

これらを総合的に考えた結果、最終的に「ペルソナ像」というものを考えます。

ペルソナ像とは、ターゲットを「1人の架空の人」になるまで絞っていく事です。

ペルソナ像は、可能な限り細かい設定を考えるのが良いとされており、先程の「ハンバーグ レシピ」だとこのような感じになります。

大阪府大阪市在住。
28歳女性。パートタイマー。
結婚しており、旦那は30歳ITエンジニア。
23歳で結婚。子供が1人。現在5歳。男の子。

世帯年収は500万円で、月の手取りは25万ほど。

コロナの影響で在宅ワークになったため、家での食事が増え、レシピを考えるのが面倒になってきた。

家事は基本的に全て自分がしており、料理は元々好き。

子供が生まれたのを期に、健康を意識した食事を作ることも増え、最近ではネットショップでオーガニックの食材を購入することにもハマっている。

息子はハンバーグが好きなので、普段から作っているが、旦那と自分が飽きてきたため
「ちょっと変わったハンバーグのレシピ」
が無いかと思って検索。

できれば、こねる段階までは同じで、最後に子供用と大人用に分けてアレンジできるか、焼いた後のソースや付け合せでアレンジを加えたい。

今日の晩ごはんに作る予定なので、材料は自宅もしくは近所のスーパーで揃えられるものを想定している。

このような感じです。

もっと細かく書く事もありますが、基本的にはこのくらい考えれば、記事として構成を作ることは出来ます。

最終的にその人が「どうなりたいのか」に注目して構成を書く

記事の最終的な結論を書く際に必要になるのが、
「最終的にどうなりたくて検索したのか」
を考えることです。

先程のペルソナ像では、普段のハンバーグとは違ったレシピを探していました。

最終的には
「飽きてきたハンバーグをアレンジして楽しみたい」
というのが目的です。

これが、ペルソナ像が一人暮らしの男性だった場合、
「簡単にレンジでできる美味しいハンバーグ」
の方が受ける可能性もあるため、ペルソナが重要になってくるのです。

まとめ

今回は、SEOを意識したライティングで欠かせないターゲットについて見てきました。

ターゲットをしっかりと設定してから書くと、
「一貫した内容」
を書けるため、途中で考えが散らかることがありません。

また、きちんとクライアントのビジネスを意識した執筆を行うことは、この先のリピートに繋がります。

私自身、クライアントとして依頼をする側もやりますが、
「自分の書きたいことを書くんじゃなくて、こちらのビジネスを意識して書いてくれている」
というのが伝われば、長期的に依頼を考えます。

今後も検索上位の記事というのは、クライアントやユーザーを意識した記事である可能性が高く、出来るか否かでライターとしての収入も大きく変わってくるでしょう。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ