こんにちは。こはくです。
今回は、
「WEBライターのレベルは低いのか」
というお話をしたいと思います。
この記事では、WEBライター目線で現状のライターのレベル感について見ていきたいと思います。
私自身、WEBライターをやっており、且つ発注者としても依頼をかけています。
これらの経験から、
・どうすればレベルの低いWEBライターだと思われないのか
・どうすれば自分のWEBライターとしてのレベルを上げられるのか
といった話をしたいと思います。
発注者の方はこちらの記事を参考にして下さい。
- 何故副業WEBライターのレベルは低いのか?その特徴21選
- 特徴1:誤字脱字が多い
- 特徴2:1つの文章が長い
- 特徴3:シンプルに勉強不足
- 特徴4:ターゲットを想定していない
- 特徴5:SEOの知識がない
- 特徴6:「読み違い」を起こす危険性がある文章が多い
- 特徴7:特殊な文章表現を使おうとする
- 特徴8:何度も同じことを言う(意図せず)
- 特徴9:連絡が遅い
- 特徴10:相談無く勝手に進める
- 特徴11:マニュアルを読んでいない
- 特徴12:何度指摘しても直らない
- 特徴13:まどろっこしい表現が多い
- 特徴14:主語がわからない
- 特徴15:納期を無視する
- 特徴16:こたつ記事しか書けない
- 特徴17:タイトル構成が無い
- 特徴18:「報酬 = 記事を書く対価」と考えている
- 特徴19:長文が書けない
- 特徴20:日常的に文章を書いている量が少ない
- 特徴21:話に出ていない事を平気で出す
- レベルの低いWEBライターにならないためにやるべき5つの事
- まとめ
何故副業WEBライターのレベルは低いのか?その特徴21選
個人的に、WEBライターはレベルの低い人が多いと感じています。
それば、参入障壁が低く、誰でもスタートできるからです。
もちろん、レベルの高いWEBライターもたくさんいますが、どうしても比率としてはレベルの低い人が多いのではないかと考えています。
また、WEBライターは社員として採用されているわけではないので、もしもレベルが低かったとしても
「契約を切られる」
だけで
「指摘して育ててくれるクライアント」
というのは非常に少ないです。
それがレベルの低さの根本的な原因になると思いますが、特にレベルが低い人に共通する特徴を21個挙げたいと思います。
(こんなにたくさんになる予定ではありませんでした笑)
是非「自分はそんな文章を納品していないかな」といった視点で御覧ください。
特徴1:誤字脱字が多い
クライアント目線で最も困るのは、誤字脱字が多い記事です。
意味が伝わらないだけではなく、その記事を載せてしまうと、自社のイメージが下がってしまいます。
特徴2:1つの文章が長い
1つの文章が長いと、意味が伝わりにくくなるため、できるだけシンプルな文章を書く必要があります。
以前の記事でもお話しましたが、
下記のような文章。
「既述の通り、子育てや家事で時間の融通が難しいときもあったり、文章を書くのに時間がかかったり、指定文字数を満たすために何を書くのか迷うことや税金対策をしなければならないのが悩みどころですが。」
この文章を、私が書くならこうなります。
・子育てや家事で時間が取れない
・執筆に時間がかかる
・リサーチに時間がかかる
・税金対策
など、悩みは尽きません。
人間の記憶は、短期記憶と長期記憶に分かれるという話を聞いたことがあるでしょうか。
一旦短期記憶に入り、覚えておく必要があると判断された情報は長期記憶に移ります。
この短期記憶は一般的に容量が少ないと言われています。
そのため、文章が長いと、
「文章後半で前半の内容を忘れてしまっている。結果読み返さないと内容が理解できない。」
ということが起こるのです。
特徴3:シンプルに勉強不足
これも多い特徴ですが、勉強不足を感じるシーンが多々あります。
例えば、納品された記事の内容が事実とは異なる場合。
本来なら、リサーチの段階で5~10サイト位を見ると、Aという説明がほとんどで、1つのサイトだけがBという説明をしている。
このような場合、多くのケースではAが正しいと判断できます。
しかし、リサーチ数が少ないため、Bの説明で納品されるケースがあります。
クライアントとしては、「記事の内容が間違っていない」というのは大前提です。
そのため、きちんと勉強して正しい知識を提供する必要があるのです。
特徴4:ターゲットを想定していない
ターゲットをわからずに書かれた記事も、多いです。
例えば、この記事と冒頭でも書いた下記の記事。
同じ「WEBライターのレベルが低い」という問題に対して、
・WEBライター目線
・発注者目線
の2つの目線でお話をしています。
これは、書く前にターゲットを決めて書いているからできることです。
しかし、中には誰に向けて書いているのかわからずに、本文中でいきなり別のターゲットに対する文章を書き出すライターも見受けられます。
特徴5:SEOの知識がない
SEOの知識が無いライターも、レベルが低いとみなされます。
わかりやすい部分で言うと、タイトル・description・見出しや小見出し。
これらはSEO的にも非常に重要だと考えられており、きちんと狙ったキーワードを入れる必要性があります。
もちろん、違和感があるなら入れない方が良いのですが、そもそも知らない人も多いので、きちんと抑えておくべきでしょう。
特徴6:「読み違い」を起こす危険性がある文章が多い
文章は、書き方次第で複数の読み方を持つケースがあります。
例えば、
たかしは姉と来週使うボールを買いに行った。
という文章。
・たかしと姉が2人でボールを買いに行った。
・たかしは1人でボールを買いに行ったが、そのボールの利用目的が姉と一緒に使うこと。
という複数の読み方が出来ます。
こういった文章が多いと、誤解を生む可能性があるので、書き方に注意するべきです。
特徴7:特殊な文章表現を使おうとする
自分の個性を出そうとしているのかもしれませんが、特殊な表現は、クライアント目線で言うと迷惑です。
例えば、
「チーム開発での効率向上にも大きく寄与することでしょう。」
という文章。
寄与するという単語は、普段あまり使われません。
このような単語を多用すると、読みにくい文章になります。
それであれば
「チーム開発の効率が上がります。」
と書くほうが、シンプルでわかりやすいです。
この様に、無理に変な単語を使うことで、質の低い記事と判断されてしまいます。
いくつか上位表示されている記事を見てもらえばわかりますが、大抵の記事は、こういった特殊な書き方はしません。
誰にでもわかる単語で書かれている事が多いのです。
特徴8:何度も同じことを言う(意図せず)
通常の文章では、
「結論→詳細→例→結論」
という構成で書きます。
この場合、結論が2回出てくることは問題ではありません。
しかし、それ以外の場合で何度も同じことを書くライターも多いです。
特徴9:連絡が遅い
クライアントからの連絡から、何日経っても連絡が来ないライターは、それだけで信用がなくなります。
副業ライターの場合、日中は連絡出来ないことも多いでしょう。
しかし、アプリをスマホに入れるなどして、連絡をできるだけ早めに返せる様に努力する必要があるでしょう。
特徴10:相談無く勝手に進める
クライアントからの依頼内容が、完璧でない事は多々あります。
「サムネ画像に会社名を入れたほうが良いのか」
「見出しに番号を付ける必要があるのか」
「HTMLタグを使用しても良いのか」
など、執筆中に様々な疑問が出てくると思います。
そんな時に、きちんとクライアントに確認をとってから進められるか。
これが出来ないライターは非常に多いです。
「納品してからクライアントに判断してもらう」
は、クライアントの時間を奪う危険性が高い。
特徴11:マニュアルを読んでいない
マニュアルを渡しているのに読んでくれないライターも多いです。
マニュアルがあまりにも多い時には、仕方ない部分もあります。
しかし、最低限慣れるまでは
「納品前に一度マニュアルをチェックする」
という姿勢が必要でしょう。
特徴12:何度指摘しても直らない
長期的に付き合いのあるWEBライターの中には、
「何度指摘しても直らない」
という人がいます。
恐らくその大きな原因は
「指摘内容を理解できていない」
のだと思います。
一応、私自身は丁寧に講評をしていますが、WEBライターを育てる意思の無い発注者も多いので、一度言われたことはきちんと守るように努力しましょう。
特徴13:まどろっこしい表現が多い
まどろっこしい表現が多い文章は、記事の信憑性を下げることにも繋がります。
例えば、
「一般的には〇〇のようだと言われることもあります。」
という文章。
言いたいことを簡潔にすると
「〇〇だと言われています。」
です。
一般論ではなく、自社の意見として書いて良い場合は
「〇〇です。」
で終わります。
最初の表現と比べると、たった1文で19文字も削減できます。
同じ内容を伝えるなら簡潔に!
これが基本です。
特徴14:主語がわからない
日本語は会話の場合、主語が無くてもなんとなく意味が伝わります。
そのため、会話ベースで文章を考えるクセがあると、
「主語を抜いた文章」
を書いてしまう可能性があります。
文章の場合、会話以上に
「きちんと読まれていない」
事を前提として、きちんと伝える必要があります。
特徴15:納期を無視する
納期を守らないWEBライターは意外と多いです。
本業なら納期はきちんと守る人でも
「副業だから」
と甘えている人が多いのでしょう。
特徴16:こたつ記事しか書けない
こたつ記事とは、
「だれでも書ける記事」
のことです。
こたつに入ったまま、ネットでちょろっと調べて書けるくらいの記事。
と言った意味で使われます。
こたつ記事の反対は、
・専門的な知識や解説ができる
・自分の言葉できちんと説明できる
・インタビュー記事
・体験ベースの記事
などが挙げられます。
こたつ記事は、単に質が悪いと評価されるだけではなく
「コピーコンテンツ何じゃないか」
とクライアントに勘違いされる可能性もあるため、注意が必要です。
特徴17:タイトル構成が無い
WEBの文章を書く上で、「構成」は必須です。
私のサイトで言うと、冒頭に目次が記載されているかと思いますが、これが「構成」です。
構成無く、いわゆる「日記」の様にダラダラと文書を書くと、どれだけ年数を重ねたライターでも、質は低くなります。
特徴18:「報酬 = 記事を書く対価」と考えている
WEBライターの報酬は、通常記事を納品したら発生します。
つまり、ライターの意識の中で
「納品さえ出来ればOK」
と考えてしまいます。
しかし、記事はその後
1.サイトにアップされる
2.集客に使われる
3.売上が上がる
という形で利用されます。
そのため、最終的に「売上を上げる」事が記事を書く上での目標になります。
極端に言えば、
「何百万字書いたとしても、売上アップに繋がらない記事に価値はない」
のです。
これを意識できるか否かで、WEBライターとしての価値は大きく変わります。
特徴19:長文が書けない
特に最近のSEOでは、「記事の内容」が重要になっています。
内容が充実している記事は、ある程度の文字数があるものです。
しかし、ライターの多くが
「長文を書くのが苦手」
と言っています。
実際、私が個人的に取っているアンケートでも、ライターの仕事が辛いと感じる理由として
「文字数が多い」
を挙げている人が多いです。
特徴20:日常的に文章を書いている量が少ない
副業でWEBライターをやっている人は、日常的に文章を書いていない人が多いです。
私自身、このサイトで文章を毎日書いていますが、かなり時間の使い方には気を使っています。
しかし、普通のサラリーマンがそれだけ時間管理をするのは難しく、結果として
「そもそも書いてきた文字量が少ない」
のです。
誰でも最初は上手く書けません。
だからこそ、日常的に文章を書く習慣が無いとレベルの低いライターのままなのです。
特徴21:話に出ていない事を平気で出す
文章を書く側は、どうしても
「自分は理解できるけど、他人は理解できない文章」
を書いてしまう事があります。
例えば、以前アンケートで取った記事に
『やがて「わかりやすく、刺さる」記事を書いてローンの返済に充てたいところです。』
という文章がありました。
この文章でローン返済に触れていますが、それ以前の文章にローンの話は一切ありません。
この様に、
「書いている側は知っているけど、読者は知らない」
という文章を書く人も、レベルが低いと考えられます。
レベルの低いWEBライターにならないためにやるべき5つの事
では、
「現在はレベルが低いとしても、これから成長して稼げるライターになりたい!」
そんな時にはどうすれば良いのでしょう。
今回は、5つの方法をお話したいと思います。
ツールを使いこなす
ツールを使用することで、記事の質が上がることが多々あります。
例えばグーグルドキュメント。
Googleが提供しているワードのようなソフトですが、これを使用すると、誤字脱字などが赤線で示されます。
更に、その修正案も出てくるのですが、かなり精度が高いです。
私自身も使用しており、かなり助けられています。
この様に、ツールを利用することで記事の質は上げられるのです。
常に「もっと簡潔に書けないか」を考える
自分の過去に書いた文章を見ると
・もっと簡単に書ける
・もっとわかりやすく書ける
と感じることが多いです。
過去に納品した文章を、今まで一度も見返した事がない人は、是非試してみて下さい。
音読で読み返す
原始的な方法ですが、音読することで、誤字脱字や文章表現の悪さに気付くケースは多いです。
黙読では気付かないポイントも、音読をすると気付くことが多いです。
私自身、最初の内は2回ずつ音読してから納品するようにしていました。
検索して最低上位10サイトは確認する
リサーチ不足は、記事の質が悪い事に直結します。
ですので、リサーチの際には検索上位10サイトは最低見るようにします。
その中で、共通して言われている事は、事実に近いでしょうし、どのサイトにも記載されている項目は重要な事が多いです。
文章を書きまくる
絶対的に文章を書く経験が少ないと、どうしても記事の質は上がりません。
そのため、WEBライターとして以外に、文章を書く機会を設ける必要があるでしょう。
例えば、普段の仕事で口頭にて報連相をしていた所を、メールでも内容を伝えるようにする。
これだけでも、文章を「簡潔に伝わりやすく書く」ということが意識できます。
可能であれば、自分でブログを作って、定期的に記事をアップすれば、より効率的にレベルアップできるでしょう。
まとめ
今回は、WEBライターとしてのレベルが低い人の特徴や改善方法についてまとめました。
非常に長い文章になってしまいましたが、どれも個人的に重要だと思うものです。
副業でライターをやっていると、どうしても「自分の副業収入」にばかり目がいってしまいますが、本当に大切なのは
「クライアントのビジネス」
です。
最初は難しいかもしれませんが、練習すれば必ず文章力は上がります。
長文にも慣れてきます。
(因みにこの記事は6000字以上あります笑)
是非、レベルの高いWEBライターを目指しましょう。