今回、このような質問をいただきました。
記事を楽しく書く方法や、記事を書くのがつまらない場合の対策方法が知りたいです。
確かに、自分が専門としているジャンルだけで記事を書けないという人は多いでしょう。
特に初心者の頃は
「そもそも得意ジャンルも苦手ジャンルもない」
というのが普通です。
自分が社会人として働いてきたジャンルには、ライターとしての需要があまりない。
こういう事が多いからです。
たまたま私自身は本業がIT系なので、今はIT関連の記事をメインに執筆していますが、最初の頃は違うジャンルを書いていました。
というのも、
「本業は自分の好きなジャンルではない」
からです。
そのため、色々なジャンルに手を出しては、
「これは向いていない」
なんて事を繰り返してきました。
そういう人は多いのではないかと思います。
専門分野を作ったほうが良いのはわかっている。
しかし、そのジャンルを見つけるのが大変。
どのジャンルも自分に向いていないような気がする。
得意なジャンルはあったけど、その単価が恐ろしく低いし、執筆に時間がかかる。
そんな方は、是非この記事を参考にしてみてください。
普段私自身が
「専門外のジャンル」
を書く際に注意している事や、リサーチ方法を解説していきます。
この記事を読み進めていく内に、専門外の記事を少し早く書けるようになっていきます。
WEBライターは専門外の記事をどうやって書くのか?
まずは、専門外の記事の依頼を受ける際の案件の選び方についてお話します。
専門外にも2種類ある
専門外と一言で言っても、その意味には大きく2つの種類があります。
それは、
「将来性のある専門外」
「将来性のない専門外」
です。
これはあくまで、自分にとっての将来性・・・という意味合いです。
将来性がある案件というのは、
・この案件を自分が今後継続的に受けたい
・単価が良くて継続依頼を欲しい
・最初は時間がかかるかもしれないけど、需要があるので続けたい
など、自分にとって
「続けることでライターとして稼げるようになりそう」
と思える案件です。
今の自分が得意か苦手かではありません。
最初は苦手でも、10記事100記事と書いていけば、知らない事がかなり減ってきて、楽に書けるジャンルになってきます。
そういう意味では、どのようなジャンルだろうと、自分が続けれる・続けたいと思えるかどうかの方が、重要になってくるのです。
「将来性のない専門外」はやらない
そして、これが重要ですが、自分にとって将来性がない専門外の案件は、受けないようにします。
何事も継続が重要です。
それは、ライターにとっても同じです。
しかし、折角継続ができても、
「長期的に続けたいと思っていない案件」
では、意味がありません。
というより、そう思っている案件だと継続の成功率が格段に下がります。
そのため、「今稼げるか」よりも「継続できるか/したいか」を基準に案件を選ぶことが重要になります。
せめてこれだけは満たす案件を選択する
将来性があると言っても、自分に向いていない案件を続けるのは、精神的にもかなりつらいものです。
ですので、少なくとも下記のいくつかを満たすようなジャンルであることをおすすめします。
・基礎知識があるもの
・元々興味があったもの
・自分が始めたいと思っていたもの
・友達がオタクで、話を聞かされていたもの
・普段から目にする/耳にするジャンル
・調べていて興味が湧いたもの
・誰もが知っているもの
・身近に体験できるもの
・本業に近いジャンル
・ある程度近い友達が働いているジャンル
専門外の記事を手早く完成させる具体的な方法
今回は、具体的に下記のような案件を書くことを想定して作ります。
タイトル: “家族の未来を守る: 生命保険と医療保険の選び方”
要求内容: この記事は、家族の未来を保護するための保険商品に焦点を当て、生命保険と医療保険の選び方について解説します。
異なる保険商品の種類、カバー範囲、保険料の評価基準などを読者が理解しやすい形で説明してください。
また、保険選びの際に考慮すべきポイントや注意事項も述べてください。
1000字前後の内容を目指してください。
こちらは、ChatGPTに適当なライターへの指示をお願いしてできたもので、全然興味がない専門外のものです。笑
仮にこの案件が、自分にとって将来性があると判断した時に、どのように執筆していくのかを考えていきます。
興味がないものの、一応身近に感じるものであり、友達が保険会社で働いているなど、前項のチェック項目をいくつかは満たしているようなジャンルになります。
まずは、クライアントのサイトの目的の理解をする
最初に考えるのは、
「クライアントはなんのためにサイトを運営しているのか」
ということです。
今回のテーマの場合には、恐らく
「保険を売りたい」
というのが目的です。
個人のアフィリエイトサイトなのか、それとも保険会社のサイトなのか。
どちらかをまずはクライアントに確認しますが、どちらにしても
「最終的にはおすすめの保険を売りたい」
という所に着地させます。
間違っても、
「保険は意味がないから、解約しましょう」
なんて方向性の記事を書かないように気を付ける必要があります。
当たり前のように感じるかもしれませんが、クライアントのゴールと自分が執筆するゴールがズレている人は結構います。
その意図が理解できずに執筆をすると、再度修正が入るか、もしくは納品完了にはなるけど、その後の依頼はされない・・・という可能性があります。
文字単価が安い案件は、修正をお願いする方が面倒なので、クライアント側で修正・・・なんて事もあります。
言いたいこと(主張)を決める
次に、記事の中での主張を決めます。
どんな記事にも主張は存在します。
「最終的に色々な保険を見て、客観的に決めてくださいね」
という主張なのか
「色々あるけど、この保険がおすすめ」
という主張なのか。
これも、クライアントの意図から考えることが重要です。
今回は擬似的なテーマなので、実際に売りたい保険などは無いので、一旦
「色々なものを比較して選ぶ」
という所にゴールを置きます。
ざっくりと記事に利用する情報をまとめる
次に、ざっくりと記事に利用する内容の情報収集をします。
自分が知らない分野なので、シンプルに自分が疑問を持つ部分を解決していきます。
私の場合は、最初に気になったのは
「生命保険と医療保険は違うものなのか」
という部分から分からなかったです。
調べてみると、生命保険は死亡時にもらうもの、医療保険は怪我や病気でもらうもの・・・という分類だそうです。
それ以外にも、生命保険は家族が受け取るケースが多い一方で、医療保険は本人が受け取るケースが多いとか。
この時点で方向性によってどちらの保険を選ぶのかが変わりますね。
生命保険は残された家族のための保険、医療保険は自分が働けなくなったときの補助としての役割がありそうです。
ユーザーの目的によって異なるので、ここは生命保険と医療保険を別々の記事として上げる方が、情報にまとまりが出ると思ったので、今回の例題は生命保険だけに変更します。
ちなみに、このあたりは本来クライアント側で考えてくれます。
(ChatGPTなので、このあたりはちょっと本来とは変わりますが)
ただし、クライアントが指定したキーワードでも、
「この方が結果が出そう」
という今回のような場合には、ライター側から提案する方が良いです。
指示されたからといって、そのまま依頼を遂行するだけではなく、
「最終的なクライアントの利益」
のための提案であれば、クライアントとしても良い印象を受ける可能性が高いです。
ユーザーが欲しい情報をまとめる
次は、クライアントではなくサイトを見てくれるユーザーに目線を合わせます。
サイトを見た時に、どういった情報が見たいと思うか。
これを想像することが重要です。
今回の記事を生命保険の選び方に絞った際に、ユーザー目線で経つと
・生命保険にも種類があるのか
・生命保険を選ぶ際の基準はどうすればいいか
・いくら位の保険料を支払えば、どのくらいの保証が受けられるのか
などが気になりますね。
ここは、専門家として気になる部分ではなく、あくまでサイトを見るユーザー目線が大切です。
そのため、自分の専門外の内容なら、
「自分が率直に疑問に思うこと」
を解決していくことで、記事の厚みが増す可能性があります。
私の場合は、このような構成にしていきます。
【タイトル】
家族の未来を守る: 生命保険の選び方
【構成】
h2:生命保険の種類
h3:死亡保険
h3:生存保険
h3:生死混合保険
h3:その他保険
h2:生命保険の選び方
h3:保証内容
h3:保険料
h3:掛捨て型 OR 貯蓄型
h2:生命保険の平均支払額と一般的な保証内容
※「h2:見出し」「h3:小見出し」
次に、ライバルサイトを確認する
上記は、私が気になったことを見出しとしていきましたが、これだけでは不十分です。
自分の得意ジャンルではない場合、
「確かに、これも気になるよな」
という部分が出てきます。
それを補うためにも、ライバルサイトを確認します。
それを見ていくと下記のような内容も記載されているケースが多かったです。
・保険期間の選び方
・そもそも生命保険が必要な人とはどういう人か
・未婚/既婚(子無し)/既婚(子有り)によって必要な保険内容
・ライフステージ別に必要な保険
などなど。
確かに、調べてみるとユーザー目線では必要な情報ばかりですが、保険を考えたことのない自分にとっては、検討がつかなかったものばかりです。
こういう情報を足していくことで、専門外の記事でも厚みのある内容になっていくのです。
このときのポイントとしては
「自分の記事が最も内容が充実している事を目指す」
というもの。
A社のサイトとB社のサイト、C社のサイトで、それぞれ入っている内容が違えば、全ての項目を網羅していれば、自分の記事が最も充実します。
更にそこに自分が気になるポイントも加えれば、記事の品質が最も高くなる事も難しくないです。
完成した構成を元に記事を仕上げる
ここまでくれば、後は記事の文章を仕上げていくだけです。
構成づくりで、記事作成の8割くらいは終わっていると言っても過言ではありません。
後は読みやすい文章を心がけて書くだけで、しっかりと伝わる記事が作れます。
まとめ
今回は、専門外の記事を書くときの流れを解説してきました。
誰しも、専門外の記事を書くのは難しいです。
ですが、専門外の記事をこなせる様になってくると
「ライターとして稼いでいける自信」
のようなものが付きます。
実際、私自身もある程度得意ジャンルができてきてからは、一気に稼げるようになってきました。
是非、今専門外のジャンルも、これから頑張って得意ジャンルにしてみてください。
このサイトでは、副業や投資に関する情報発信をしています。
是非他の記事も参考にしてみてください。