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【9割が知らない真実】せどりはやめたほうがいい?月数百万円売ったけど、それでもなお。。。

せどりはやめたほうがいい?月数百万円売ったけど、それでもなお。。。

現在、副業が非常に人気ですが、その中でも多くの人が検討している副業に
「せどり」
があります。

しかし、ネット上では「せどりはやめたほうがいい」という意見も多いです。

私自身、過去にせどりや転売などの物販系ビジネスをやっていました。

月商で数百万円を稼いでいた時期もありますが、それでも
「せどりはやめたほうがいい」
という意見には賛成です。

今回は、そんなせどりについて見ていこうと思います。

せどりとは

まずは、せどりというビジネスの定義から説明していきましょう。

せどりは、商品を安く買って高く売るビジネスモデルで、元々は
「背取り」
という漢字でした。

由来としては、古本を安く買って高く売ることからきており、
「背表紙を見て仕入れをする」
という意味合いから、背取りという言葉になったと言われています。

その後、本を仕入れて売る事から派生して、中古のゲームやDVDなどを仕入れて売ることや、それらを全てネット上で完結させるものなども、せどりと表現します。

中でも、ネットで仕入れから販売まで完結させることを
「電脳せどり」
と表現し、実店舗に仕入れに行く場合とは区別されることがあります。

手法には色々なものがありますが、例えばブックオフなどの中古市場では
「在庫がいくつも残っている物や、初版から年数が経っているもの」
を安くしたりします。

場合によっては100円程度で販売されることもあります。

一方で、良書と呼ばれるような本は、中古であってもそれなりに高値で売買されます。

この差額に、販売するプラットフォームの手数料や送料を引いて、残った金額が自分の手元に残るような計算になります。

せどりは違法なの?

一部の人から、
「せどりって、違法ですよね?」
なんてことを聞かれます。

おそらくこれは、せどり(転売)が違法であるというニュースなどを見た事があるのでしょう。

しかし、実際にせどりが違法になるのは、一部商品のみです。

例えば、マスクは一時的に違反となりました。

これは、高額転売をした結果、本当に必要な人が手に入らない・・・など社会問題になったことが要因です。
(現在は解除されていますが、販売する際にはご自身で確認をしてください)

他にも、医療品や酒類は免許が必要な他、チケット転売や偽ブランド品を扱うのは、法律に違反します。

この様に、一部商品のインパクトが強かったため、世間一般でせどりが悪い事のように認知されているのは事実です。

ただ、実際にせどりそのものが違法かと言われると、そんな事はありません。
(後述しますが、おすすめはしません)

せどりが初心者におすすめされる理由

次に、一般的にせどりが初心者の副業としておすすめされている理由を説明します。

それを踏まえた上で、個人的な見解をお話したいと思います。

ビジネスモデルがわかりやすい

1つ目の理由は、ビジネスモデルがわかりやすいことです。

「安く買って高く売る」

非常にシンプルなビジネスモデルだからこそ、初心者にもおすすめされることが多いのです。

また、本やゲーム・DVDなどは、誰もがある程度知識がありますし、古本屋も一度は入ったことがある人が多いので、親しみやすいというメリットがあります。

少額・少量からでもスタート可能

せどりは、少額・少量からでもビジネスをスタートできます。

商品を仕入れる際に、数十万円という資金は必要なく、
「1冊だけ仕入れて売る」
という状況なら、100円+税 あれば仕入れが可能です。

そのため、初心者にもスタートしやすいという特徴があります。

手持ちの商品を売るところからスタートすれば0円でも可能

先ほどは、仕入れをする前提で話をしましたが、反対に

「今家にあるもの」

を販売することでもビジネスとして成立します。

過去に購入した本やゲームなどを、Amazonで販売する。

こうすれば、リスクは0で副業することができます。

扱う商品の幅を拡げれば稼げる様になる

世の中には、多くの商品が存在しており、どのような商品も販売対象になります。

そのため、ノウハウなども多様化し、稼げる人は大金を得ているのも事実です。

ジャンルによっては1件で数万円の利益になることもあります。

だからせどりはやめたほうがいい!?私自身の体験談

私自身は、すでにせどりをやっている人でも、せどりをやめたほうがいいと考えています。

その理由は大きく分けて2つ。

詐欺業者が多い

これが、もっともオススメできない理由です。

業界的に、副業としてスタートしやすく、誰でも簡単にちょっとした収入は得られる仕組みではあります。

だからこそ
「せどりで稼げます」
という高額コンサルがかなりの数存在します。

私自身も、高額コンサルに騙されたタイプです。

再現性100%
完全なノウハウ

などと言われ、入ってみたものの、ノウハウとしては
「ルールを破るグレーなやり方」
が横行している状況でした。

結局長期的に稼げるものではなく、すぐに0からのスタートとなりました。

そもそも、高額コンサルがたくさんいる理由は
「ノウハウを高く売る方が、せどりそのものよりも楽に稼げるから」
です。

じゃないと、みんなせどりのプレイヤーとして稼ぐはずですよね。

更に、コンサル以外にも、商社側の詐欺案件のようなものもありました。

例えば、
「今の相場が3万円の商品で、売れ筋商品なので、それが仕入れ値1.5万円でお売りできるので、利益率5割近くあります」
というような文句で、私はテレビを20台ほど仕入れました。

しかし、それを仕入れた直後から値崩れが起き、結局売値の相場が1.7万円ほどに。

送料や手数料を考えれば完全な赤字です。

恐らくこれは、その商社が同時期に一気に多くの人にさばいた結果、価格競争が起こったと考えられます。

当然、私自身の知識や経験が不足していた部分もありますが、その売り口は個人的にはかなり悪意を感じました。

このように、多くの詐欺業者もしくはそれに近い業者がいるというのが、私が感じる実情です。

稼げば稼ぐほど金銭的なリスクが大きくなる

私自身は、先程の高額コンサルのノウハウとは別に、自分で細かいリサーチなどを徹底した結果、2店舗目としてオープンしたヤフーショッピングでは、初月で200万円ほどの売上を作りました。

しかし実際には、利益率が非常に低く、20万円ほどの利益しか残りませんでした。

手数料などもあるので、仕入れ値は大体120万円ほどでした。

ということは、来月の利益を20万円にしようと思ったら、また120万円の仕入れが必要です。

しかも、全ての商品が売れるわけではない。

そうなると、稼げる額が多くなるごとに
・不良在庫の量
・仕入れの金額
が多くなるのです。

このプレッシャーが個人的にはかなり苦しかったです。

せどりはをおすすめしない理由

次に、先程お話した私の体験談以外にも、せどりがおすすめできない理由を説明します。

スキルが身につかない

これが、個人的に最も大きな理由だったのですが、
「いくら頑張ってもスキルが身についている気がしない」
という稼ぎ方でした。

売れる商品を見つけるためのリサーチも、体感としては
「たまたま」
という感覚が拭いきれませんでした。

・たまたま安く売っている店を見つけた
・たまたま知り合いから情報を得た
・たまたま注目されていない商品を見つけた

このような偶発的な条件を満たした商品を販売し続ける事に、意味を感じられず
「結局、この商品が売れなくなったときに、また『たまたま』を起こす必要がある」
という状況は、継続的に稼ぐ上では非常に苦しい状況でした。

かといって、当時得た知識や経験が、今活きているとも思えません。

そのため、頑張った先に得られるスキルがないことは、個人的におすすめできない大きな理由です。

薄利多売による疲弊

せどりは基本的に薄利多売の商売です。

人気の商品は、当然どの企業もそれなりに高値で販売しているため、仕入れ金額が高くなる。

逆に、仕入れ価格が安い商品は、自分が販売する際にもそれほど高値で売ることが出来ません。

最近は、多くの企業がネットで簡単に相場を検索することが出来ます。

そのため、それなりに相場がどの店舗でも一致してきていることからも、仕入れ値が安く抑えられず、薄利多売になってしまうのです。

例えば、

何時間もリサーチを続けて、色々な商品を見て、やっと見つけた商品の差額が、100円だった。

こう言うこともあり得るのです。

そうなると、毎日10個売れても、1日1000円の売上。

月に3万円を得るために毎日10個分の発送作業や仕入れ作業を必要とするのです。

仕入れが難しい

次に、仕入れの難しさが挙げられます。

先程も説明しましたが、今はネットで相場が検索できます。

ある程度価格が統制されている上に、販売するプラットフォームの手数料がかかります。

現在は、Amazonで商品を販売するなら、本であれば15%、カメラや家電などで8%など、カテゴリごとに手数料が異なります。

最低でも、この手数料と梱包費・送料以上の売上が出ないと、手元にお金が残りません。

そのため、仕入れが非常に難しいのです。

何時間もテンポを探し回って、1つ商品を見つけられるか。

初心者はこの壁に阻まれます。

在庫リスクがある

次に、在庫リスクです。

基本的にせどりは商品を仕入れた後に販売します。

一部、商品を仕入れるより先に販売する「無在庫」のノウハウもありますが、これらは年々規制が厳しくなっているので、更におすすめできません。

在庫を持つということは、商品が売れなければ、その分赤字になります。

例えば、100円の商品のウチ10%の10円が利益とします。

送料や手数料、商品の仕入れ費用をまとめて90円と計算します。
(税金などは今回計算から外します)

その商品を100個仕入れると、仕入れに使う金額は9000円です。

1個100円で販売するなら、90個売れてプラマイゼロ。

91個目からが、純粋に利益を生んでくれます。

ということは、9割以上が確実に売れる商品でなければ、利益が出ません。

因みに、20%の利益率なら、80%売り切れば良く、30%の利益率なら70%売り切れば大丈夫です。

当然ですが、利益率が高いほど、
・仕入れが難しい
・売れにくい(販売価格が高ければなお)
・ライバルも目をつけている(価格競争が起こりやすい)

となってしまうので、特に初心者は、常に売れ残りのリスクがつきまとってしまいます。

作業量が多い

次に、商品リサーチから仕入れ、販売や発送まで行うと、結構な作業量になります。

通常、商社をやっている企業は、これらの作業を分業して行うのに対して、せどりのレベルでは1人で全てをやる必要があります。

反対にこれらの作業を自動化してくれる、AmazonのFBAなどのサービスもあります。

が、これらは手数料がかかります。

そのため、利益率を圧迫してしまいます。

ライバルが多く価格競争になりやすい

次に、価格競争が激しい点です。

せどりは、参入する上では非常に簡単なビジネスモデルです。

ネットに繋がれば誰でも挑戦できますし、売れれば即現金になるなど、即金性も高いビジネスです。

そのため、副業塾などの様なところでも、せどりを推奨するところが多いです。

結果として、ライバルが非常に多く、価格競争が起こりやすいです。

この現状が、前述した「薄利多売」を更に加速させます。

常に仕入れリサーチが付き纏う

常にリサーチが必要なことも、せどりのデメリットです。

薄利多売の商売では、
「いかに数量を売るか」
がポイントです。

そのため、常に売れる商品を仕入れて、売り続ける必要があります。

また、全ての商品には「ライフサイクル」というものがあり、売れる時期と売れない時期があるため、売れる商品は常に新しいものを探す必要があるのです。

特に、人気商品だけが先に売れてしまって、今残っている在庫が、あまり売れないものばかり。。。という状況は結構地獄でしたね。笑

将来的な配送料の値上げも逆風になりかねない

次に、配送料。

この配送料が、利益率に大きな影響を及ぼすのですが、近年配送業界は問題視される事が多いです。

従業員の労働環境もそうですし、配送料が安すぎる点なども挙げられます。

将来的には、これらの環境を改善するためにも、全国的に配送料が上がったり、納期が少し長くなったりする可能性もあります。

これは、せどりをやっている人からすると、大きな痛手になる可能性があります。

世間的な印象も良く無い

せどりや転売は、世間一般的に見ると、印象の良いビジネスではありません。

人によっては
「転売って犯罪だよね」
という認識の人もいるでしょう。

実際には、チケットやマスクなどの一部の商品が法律で禁止になっているだけで、せどりや転売そのものは、違法ではありません。

しかし、詳しくない一般人からすると、違いなんてどうでも良く、
一括で「危険な行為」
と捉えている可能性があります。

例えば彼氏彼女や奥さん・旦那がやっている際に、パートナーが認めてくれない。

このような状況を引き起こす可能性があるのです。

意味を考えてしまう

これは、個人的に転売をやっている時に感じたことですが、
「自分がやっていることの意味」
について考えていました。

誰かが作った商品を、ただ仕入れて売るだけ。

この作業には、何も利益が無い。

中には、「流通業だ」なんて言う人もいますが、それだって自分がいなくても今どきAmazonにいけば、大抵の商品はあります。

自分が間に入るのは、利益が乗るだけで、誰の得にもなっていないんじゃないか。

こう考えてしまい、モチベーションが上がりませんでした。

皆がそうとは限りませんが、人によってはこういった部分でモチベーションが下がってしまうのではないでしょうか。

ツールや副業塾代で赤字になる人が多数

せどりの業界は、「ノウハウ」というものが多数存在します。

これらのノウハウを販売している人が多いのも、せどり業界の特徴です。

また、リサーチ用のツールも多種多様に存在します。

これらのノウハウ代やツール代で赤字になる人が多数います。

実際、常に黒字を出し続けている人は、仕入れも必要なく、高額な費用を取れる
・コンサルタント
・ツール開発者
・ノウハウ販売者
に限られているのが現実です。

せどりでやめた方がいい手法

せどりと一言で言っても、その手法は様々。

更に、前述したように多くのコンサルが存在するため、
「〇〇ノウハウ」
という物が多様化しています。

そんな中で、避けたほうが良いノウハウもあります。

ここでは、やめた方がいい手法をご紹介します。

仕入れのマナーが悪い方法

せどりの印象が悪い1つの原因が、仕入れをするときのマナーの悪さです。

例えば、商品を買うでもなしにバーコードスキャンをし、相場を調べる。

他のお客さんがいるのに、通路を塞ぐように仕入れ商品を入れたかごを床に置く。

こういったマナーの悪い仕入れをするのはオススメできません。

ルールを守らない手法

手法の中には、「法的にセーフだけど、グレーな方法」があります。

例えば、問題になったのは、メルカリなどの無在庫販売。

これが、昔は明確に規制されておらず、
「メルカリで売れたら、Amazonで購入してAmazonから直接発送する」
という手法が流行りました。

結果的に、メルカリの顧客からすると不信感が募りますし、Amazonを見れば自分が買った商品が利益を上乗せされている事がわかる。

気分が良いものではありませんよね。

その後、規制が厳しくなりアカウント凍結が行われるようになりました。

このようなルールを守らない手法は、長期的に稼げないのでおすすめしません。

品薄商品を買い占める方法

品薄商品を買い占め、それを高値で売る。

こういう手法も存在します。

実際、プレミア商品などはせどりの売れ筋商品だったりもします。

しかし、こういった手法は
「本来適正価格で買えるはずだった顧客が、高値で買わされる」
という状況に陥ります。

こういった販売方法は、正直顧客からすると不快なものなので、おすすめできません。

価値を生み出さない方法

どんな商売でも、「価値」を生み出すことができなければ、続きません。

もちろん、人によってこの価値は違いますから、正解はありませんが、個人的には
「商品を横流ししているだけ」
のビジネスに価値は感じません。

それが、
「海外の商品で、日本では買えないから、代わりに輸入する」
などであれば、価値があると思います。

このように、「なんの価値に対して自分が報酬を得ているのか」に関して、考えてみるのがおすすめです。

せどりをやめた方がいい人の特徴

次に、私自身が色々なせどり実践者を見ていく中で、
「こういう人はせどりをやめた方が良いな」
という人の特徴が見えてきました。

というのも、前述した高額コンサルには、同じようにせどりを実践する人が多くいました。

そして、結局全員せどりをやめました。

コンサルタントは悪い人でしたが、その生徒は比較的良い人が多く、仲が良かったのですが、そういった人にはいくつかの共通点がありました。

相手の気持ちを考えられる人

比較的、コンサル生の中には心優しい人が多く
「商品を横流しにしているだけで、利益を得る」
というビジネス構造に、違和感を覚える人が多かったです。

そういう人は、買う側の気持ちを考えているからこそ、躊躇が生まれます。

結果、行動できない・・・ということがあり、心優しい人には向いていない商売だと感じました。

もちろん、せどりの方法の中には価値を生み出すような方法もあるでしょう。

しかし、それをきちんと「相手に価値を提供している」という自信が持てない場合、長期的に行うのは難しいでしょう。

単純作業が苦手な人

せどりは、リサーチや出荷など単純作業が非常に多いです。

そういった作業が苦手な人も、向いていないと言えるでしょう。

世間体が気になる人

世間体が悪いことは、前項でお話しましたが、そういったビジネスを避けたい人も、向いていません。

やっている事自体は合法であったとしても
「友達や家族にせどりをやっていると堂々と言えない」
というような人は、長期的に続けるのは難しいでしょう。

まとめ

今回は、せどりをおすすめしない理由について、個人的な経験を元に書いてきました。

副業には沢山の種類があり、どの副業にも良い点と悪い点があります。

そのため、自分に合うか否かや、継続できそうかという点を重視して選ぶのが良いでしょう。

このサイトでは、副業の中でもWEBライターを中心にお話しています。

せどりや転売と違って、在庫リスクが無いことや、安定した収益を上げられること、そして作業が「執筆」という限られた範囲だけで良いなどが、選んだ決め手でした。

是非、そちらも興味があれば見てみてください。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ