以前、子なし夫婦の老後は悲惨になるという話の記事を書きました。
改めて考えてみると、子なし夫婦が悲惨だと言われるケースもあれば
「子なし夫婦が羨ましい」
「子なし夫婦は今の日本では勝ち組」
と言われる意見も多いことに気付きました。
今回は、以前とは反対に「子なし夫婦の良い点」を見ていきたいと思います。
私自身も、子なし夫婦になることがほぼ確実で、そのことに関して将来的な不安は確かにあります。
しかし、逆に有利な点を考慮して今出来る事を精一杯やっていこうと考えています。
同じように考え、自分の意志で子なし夫婦を目指す方や、どうしてもその道を選ばざるを得なかった人が、
「自分の幸せを改めて見つめ直し、更に幸せになる方法」
を考えていきたいと思います。
子なし夫婦が羨ましいと思われる瞬間
まずは、一般的に子なし夫婦が羨ましいと思われている瞬間を見ていきましょう。
キャリアを築きやすい
キャリアの形成は、一般的に子なし夫婦の方が有利です。
女性はどうしても、妊娠・出産において、仕事を中断しなければいけない時期があります。
最近は徐々に
「子育て後に復帰しやすい会社」
というものが出てきているものの、それはあくまでも「ただ働くこと」に対するハードルが下がっていると言えます。
しかし、本当の意味で『キャリア』を考えた時に、妊娠出産や子育てで数年間前線を退く女性が、管理職や経営層に入っていくことは、ほぼ不可能です。
どれだけ能力が高い人でも、現場を3年も離れれば、どうしても周りの同僚においていかれます。
そのため、キャリア形成という点では、子なし夫婦は大きなメリットがあると考えられます。
収入的に余裕が生まれやすい
キャリア形成に関連してきますが、収入的にも子なし夫婦は恵まれやすい環境です。
キャリア形成が成功すれば、自ずと給料も上がります。
管理職手当があるのとないのでは、給料に雲泥の差が生まれるからです。
そして、更に共働きが継続できるのであれば、一人暮らしよりも効率的に貯蓄や投資をすることができます。
更に、子育てにかかる費用などがかからず、節約も容易です。
結果的に、収入的な余裕が生まれやすいのです。
時間的に余裕がある
時間的にも余裕があるのが、子なし夫婦の特徴です。
子育ては非常に時間がかかります。
特に子供が小さい間は、かなりの時間を子育てに使うことになります。
それを考えると、子なし夫婦の時間的な余裕も大きなメリットでしょう。
パートナーとの時間が取れる
時間に余裕ができる事と関連してきますが、パートナーとの時間を多く持てるのもメリットです。
共働きの際の働く時間の差がある可能性がありますが、仕事次第では
・2人とも土日休み
・2人とも日勤
となれば、かなりの時間を一緒に過ごすことができます。
パートナーとの衝突が減る
パートナーとの衝突は、避けたいものですよね。
多くのパートナーが衝突する理由は
「ストレス」
ではないかと思います。
子育てによるストレスや、仕事のストレス。
これらが相まって、相手に色々なことが許容できなくなる。
ちょっとしたことでもイライラして、それが原因でケンカに・・・。
しかし、子育てのストレスはそもそもありませんし、仕事のストレスなどはお金である程度解消できます。
収入的に余裕が生まれやすい子なし夫婦だと、食事を作るのが面倒なら外食をすれば良いですし、炊事洗濯も
・自動家電を買う
・家事代行サービスを使う
などで解決します。
これにより、ストレスは減り、パートナーとの衝突が避けられる可能性が高いです。
パートナーと男女の関係でいれる
子供ができると、親としての責任感が出てきます。
そのため、男女の関係ではなくなる家庭が多いと聞いています。
しかし、子なし夫婦の場合はずっと同じ関係性をキープすることができます。
子なし夫婦にはデメリットも有る
前回の記事で触れてきた内容ですが、改めて簡単にまとめます。
前回の記事には老後に焦点を当てて、更に詳しく記載しているので、是非併せて御覧ください。
老後不安
まずは、老後不安。
給料が上がらない。カツカツの生活。
こんな今の日本で
「老後は豊かに暮らせます」
と感じられる人はいないでしょう。
年金額も少しずつ減っており、物価の上昇を考慮すると、かなりのマイナスです。
「老後2000万円問題」
なども、大きく取り沙汰されましたが、それだけ多くの人が老後の不安を抱えています。
金銭的には余裕のある子なし夫婦ですが、それ以外の老後不安が強くなるのはデメリットと言えます。
例えば、「老々介護」。
子供のいない夫婦にとって、
「誰かに何かを頼みたい」
と思った時に、頼れる人がいません。
近所付き合いができている人なら良いですが、都会で共働きだと、中々地域交流もできていない人が多いです。
そういった人にとって、老後の心配はいくらでも出てくるのです。
理解されにくい
次に、周りから理解を示されないことが多いこともデメリットです。
現在、子なし夫婦は全体の1割とも言われており、まだまだ少数派です。
特に親族や友達など、近しい所の人からは
「なぜ子供を作らないのか」
「孫の顔を見せてほしい」
など、言われることが多くなると考えられます。
それが精神的にきついと感じる人もいるので、注意が必要です。
ライフイベントが減る
次に、出産や子育てがないと、ライフイベントそのものが減ってしまうということです。
共働きで、毎日仕事がメインの生活になると、余計に
「仕事のために生きている」
という感覚が強くなります。
仕事が好きなら充実感もあるかもしれません。
しかし、今の日本で働きがいがある企業がどれほどあるでしょうか。
売上や利益を追求し、ノルマや予算はつけられるものの、国内需要は下がっていく。
多くの人にとって閉塞感があり、仕事を素直に楽しめている人は少ないでしょう。
そのため、ライフイベントそのものが減ってしまうのは、デメリットと言えます。
離婚しやすい
離婚しやすいのも、子なし夫婦の特徴です。
これは、良くも悪くもありますが、子供がいれば
「子供が成人するまでは」
というように、夫婦を継続する理由があります。
それがないということは、簡単に離婚もできてしまう事を意味しています。
ただ、子供のために無理して離婚しない事が良いとは言えないため、このあたりの感覚は人による所が大きいです。
人によっては、無理に結婚生活を続けるくらいなら、さっさと新しいパートナーを見つけるほうが良いとも思いますし。
生活水準が無駄に上がりやすい
子なし夫婦は、子供がいる家庭よりも生活水準が上がりやすいです。
ここで言う生活水準は、
「必要以上にお金をかけること」
を指しています。
例えば、子育て世帯では、どうしてもお金がかかるので、家賃はできるだけ安い所で探す人が多いです。
一方で、夫婦共働きで金銭的に余裕があれば、タワマンに住もうと考える人も多いでしょう。
実際、年収1000万円がタワマンのボーダーラインとも言われており、共働きであれば、1000万円を超える家庭も少なくありません。
生活水準は、上げるのは簡単だけど下げるのは難しい。
これは昔から言われることですよね。
そのため、生活水準そのものを上げやすい子なし夫婦は、将来的に
・転職で年収が下がった
・どちらかの会社が倒産した
・物価が更に高騰した
などの理由で、生活水準を下げる必要性が出てきた時に苦労します。
結局は『人』によるよね。子なし夫婦でより幸せに生きる方法
メリットもデメリットも見てきましたが、結局のところは「人による」という部分が大きいのが、この子あり・子なしの話だと思います。
どちらにも、苦労する点も楽しい点もあり、意識やこれからの行動次第で、自分のライフプランは自由に選ぶことができます。
私自身もそうですが、子なし夫婦でいくと決めており、そのために
「どのように幸せな人生にするのか」
を考えています。
ここでは、そんな私が考える幸せに生きるための準備をお話したいと思います。
まずは経済的自由を手に入れる
最も大切なのは、経済的な自由だと考えています。
収入的に多少の余裕が出やすい子なし夫婦ですが、それでも将来的にもその余裕が続く保証はありません。
そのため、投資や副業・ビジネスによって少しずつ収入基盤を高めていくことが、私自身も急務となっています。
理想は、
「今の仕事で満足して働きながら、投資収益も増えていく」
という働き方です。
そのために、
投資収益 :10万/月
副業収入①:15万/月
副業収入②:10万/月
本業収入 :40万/月
という数値を目標に、現在は準備を進めています。
因みに、副業収入①は、このサイトのテーマでもある「WEBライター」であり、これはすでに達成済みです。
ただ、他のビジネスに力を入れるほどここは下がるので、それはこれからの課題ですね。
そして、副業収入②はこのサイトやYoutubeを含めたストック型のビジネスモデルの収入。
これは、まだまだこれから伸ばしていくべきポイントで、もう少し時間がかかります。
本業に関しては、その内いくかなと笑
特に本業に関しては、年功序列の社風があるので、ある程度年数をかけて徐々に上げていくしかありません。
そのため、副業をガッツリとやっています。
投資に関しては、インデックスファンドに定期積立しているだけで、ほぼノータッチです。
副業で頑張って種銭を作り、それを投資に回す。
シンプルですが、投資に関してはそれだけで良いと思っています。
自分だけの時間も大切にする
パートナーとの時間が取りやすい子なし夫婦ですが、自分だけの時間もしっかりと取ることが重要だと考えています。
そこで、私自身は自分ひとりの趣味を見つけようと思っています。
1つはロードバイク。
長距離を一人でのんびりと走りながら考え事をする。
そんな生活も楽しそうだな・・・なんて画策しています。
パートナーとの時間を大切にする
もちろん、パートナーとの時間も大切にします。
金銭的に余裕がある状態を作って(私自身は、投資に回している分などもあるので、あまりまだ余裕はありませんが)、定期的に旅行に行く予定です。
パートナーは、旅行が大好きなので、今は来年辺りにモルディブ旅行を考えています。
そのために、日々の生活費は自炊をするなどでかなり抑えるようにしています。
趣味や目標などちょっとした『目指すもの』を作る
子なし夫婦のデメリットとして、ライフイベントが減ることを挙げました。
それを改善するための方法の一つが
「人生の目標」
を持つことだと考えています。
例えば、趣味のスポーツで社会人大会で優勝する。
こういう目標があれば、人生が格段に楽しくなります。
私の友達も、会社終わりにテニスの練習をして、毎年社会人大会に出ている人がいます。
そういう人は、子供がいてもいなくても、楽しめることがあるので、人生の充実度が高まります。
私自身も、『歌』が好きで、毎週ボイトレに通っていたりします。
まだ趣味の域ですが、今後
・自分で楽曲の作成をしてみたい
・防音ルームを家に作って家で思いっきり練習したい
・楽器も併せてやりたい
など、色々な目標が付随してきました。
頭の中で、時々
「本当に子供を作らなくても良いのか」
という考えが浮かびますが、趣味があるからこそ、その考えにゆらぎにくくなったと思っています。
仮にこれが、なんの趣味もやりたいこともなかったら、多分もっと心が揺れてしまっているのではないかと思います。
まとめ
今回は、子なし夫婦が勝ち組と言われる理由や、羨ましがられる理由について触れてきました。
子供の有無は、確かに大きいと思いますが、それ以上に
「やりたいことに集中する」
ということが重要だと思っています。
どんな人生を歩んだとしても、多くの人は
「自分がやっていなかった〇〇という選択をしていればどうなっていたか」
という、『もしも』の事を考えてしまうものです。
しかし、今更考えたって仕方ない事も多い。
なら、ここから先の人生をより幸せにするための選択肢を取っていきたいと思います。
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子なし夫婦だけど、経済的に余裕がない人や、投資にもっとお金を回したいと考えている人は、是非他の記事も参考にしてみてください。