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逆SEO対策とは?危険すぎるその具体的手法や例!そして狙われたときの対処法まとめ

逆SEO対策とは?危険すぎるその具体的手法や例!そして狙われたときの対処法まとめ

現在、どのサイトも「SEO」を意識していると思います。

検索順位を上げて、アクセス数を集める。

広告に頼らず、安定的な収益を得る。

ですが、そんなSEOの中に
「逆SEO対策」
という物があるのをご存知でしょうか?

今回は、この逆SEO対策とは何か。そしてどの様な特徴やリスクが有るのかを見ていきます。

私自身、過去WEBライターとして、逆SEO対策の依頼を受けたことがきっかけで、この手法を知りました。

また、かなりグレーな商売をしている会社で、悪いパターンでの逆SEO対策をしていると聞いたこともあります。

これらの方法を知ることで、
「自分が間違って他社に損害を与えないようにする」
「自社が他社からの攻撃に備えられる」
というメリットがありますので、是非最後まで御覧ください。

逆SEO対策って何?

では、まず最初に逆SEO対策とは何かを見ていきます。

逆SEO対策とは

逆SEO対策と言うのは、一般的なSEOが
「自分のサイトを上位表示させる」
事を目的にしているのに対し
「他社のサイトを下位表示に追い込む」
という手法です。

一見すると、危ない方法にも見えますが、パターン次第では自社を守る行為にもなります。

逆SEOの目的(良い例)

逆SEOの良い例としては、
「自社の風評被害を防ぐことが出来る」
という事です。

近年は、多くの人がネットで商品やサービスの口コミを見るような時代です。

その中で、自社の商品をネットで悪く書くサイトが有れば・・・。

自社としては、大きな損害になります。

更に、その情報が間違っていたり、そもそも嘘だったり。

そういった場合に、自社の風評被害を防ぐことは、非常に重要な事です。

逆SEOの目的(悪い例)

反対に、逆SEOの悪い例としては、
「本当は悪いものなのに、良い口コミしかないように見せかける」
という物。

実はこれ、情報商材系に多い手法ですが、例えば
「誰でも簡単に稼げる」
という謳い文句のAという商材があったとします。

しかし、これを購入するか検討している人は、その商品を少し怪しいとも思っています。

そこで、
「A 詐欺」
などのようなキーワードで検索してみます。

すると、上位表示されたサイトには、

「Aって詐欺なの?その実態を調査」
などのようなタイトルで、めちゃくちゃ良いレビューがされているサイトが並ぶ。

こうすることで、本当は詐欺商材だったとしても、バレずにユーザーを増やすことが出来ます。

しかし、実はこのサイトも全て情報商材を販売している会社が作ったサイト・・・というパターンです。

同じ手法でも、使い方によっては毒にも薬にもなる。

そんな方法が「逆SEO」なのです。

4つの逆SEOの手法

次に、具体的な逆SEOの手法を説明していきます。

あくまでも自社を守るために知っておくべき情報なので、悪用は厳禁です。

質の高いコンテンツを量産して、不利な情報を隠す

1つ目の手法としては、
「悪い情報があったとしても、それ以上の良い情報で、悪い情報を埋もれさせる」

という方法です。

例えば、悪いレビューサイトが1つあったとします。

このサイトよりも検索順位の高い(少なくとも「〇〇 詐欺」や「〇〇 最悪」などの悪いキーワードに絞って)サイトを、30記事(30サイト)用意します。

すると、これらのサイトが検索上位に表示され、悪いレビューサイトは31番目(4ページ目)に追いやられます。

一般的に3ページ目より後ろは見られることがないと言われていますから、悪いレビューサイトがあっても、ユーザーの目に触れることがなくなるのです。

質の悪いサイトを量産して、被リンクを付ける

次は、「相手を蹴落とす」ための手法。

SEO対策では、被リンクが影響されると言われています。

更に、最近はこの被リンクの質が重視されるようになっており、
「意味のない大量の被リンク」
は、ブラックハットSEOと言われ、評価を下げることに繋がります。

このルールを悪用し、大量の低品質サイトから、大量の被リンクを送る。

そうすることで、相手のサイトの評価を下げる方法です。

サジェストワードに上がらないようにする

最後は、Googleのサジェストワードを操作する方法です。

Googleのサジェストワードとは、検索の時に検索ワードを予測してGoogleが表示してくれるものです。

これは、一般的に「ユーザーがよく検索しているワード」と言われています。

ということは、「〇〇 詐欺」というサジェストワードが出てきている時点で、詐欺か不安になって検索している人が相当数いることを意味しています。

しかし、サジェストワードは無限に出てくるわけではありません。

せいぜい10件程度です。

ということは、この10件に「詐欺」が入らない様に、いろんなパソコンやいろんなスマホから「違うワード」で検索を繰り返せば、サジェストワードの順位が変わる可能性があります。

これは、個人というよりも、専門の業者がシステムを駆使してやるような手法と言えます。

他にも多数の意味がある商品名にする

これは、直接的なSEO対策というよりは、商品設計の段階での話になりますが、情報商材界隈では
「検索しても出てきにくい商品名」
にすることもよくあります。

例えば、「ファミリー」などのごく一般的なワード。

現在検索すると
・ドラマ「ファミリー」
・漫画「ファミリー!」
・シルバニアファミリー
など、様々な情報が出てきます。

ということは、ユーザーが情報商材のファミリーを調べようとしても、他の情報に埋もれて、探しにくいのです。

もしも狙われたら?逆SEOに対する対策

では、反対に自分のサイトが逆SEOのターゲットになってしまったときはどうすれば良いのでしょうか。

定期的な被リンクのチェック

常にやっておきたいこととしては、定期的に被リンクをチェックすること。

業者が大量に被リンクをつけてきた場合には、いち早く知って対処する必要があります。

Googleのサーチコンソールで被リンクは確認できるので、定期的に確認しましょう。

そして、そうなった際には
・削除依頼をする
・Googleの提供する「被リンク否認ツール」を使用する
・ネットに強い弁護士に相談する

というような対処をしていくと良いです。

質の高いコンテンツ作りに注力する

そして、こちらの方が重要ですが、
「常に質の高いコンテンツを作る」
ということです。

そもそも、被リンクを除けば、相手のサイトよりも自分のサイトの方が上位表示されていれば、問題ありません。

全てのキーワードで上位表示は難しくても、ある程度のボリュームゾーンのキーワードの上位表示を網羅していくことで、それ自体が逆SEO対策の対処法になります。

まとめ

今回は、逆SEOについて見てきました。

正直、最初にこの方法を知ったときは、「なんて世界だ」と思いました。

しかも、それを実際にやっている会社を見てしまうと。。。

自分が良いものを作るのではなく、他社を落として自分が勝ち残る。

これによって、知識や経験のない会社が、対処することが出来ずにビジネスに失敗したケースは、多いように思います。

今や、ネットからの集客は必須ツールです。

そのため、しっかりと学んで、対処をする必要があるでしょう。

このサイトでは、他にもSEO関する情報も発信しています。

是非参考にしてみてください。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ