こんにちは。こはくです。
今回は、「サジェスト汚染」についてです。
サジェスト汚染は、SEOでサイトを上位表示したい人や、商品を拡めたい人にとって、非常に重要なものです。
これを知らずに
・急に売上が下がった
・コンバージョンが上がらない
・悪い口コミが増える
など、損をしている人は多いでしょう。
今回は、そんなサジェスト汚染について説明していきます。
ビジネスを邪魔する!サジェスト汚染
では、サジェスト汚染とは、そもそも何なのでしょうか?
まずは、サジェストから見ていきます。
サジェストとは
サジェストとは、Googleの検索窓に、1つの単語を入れる事で、複数の予測キーワードが出ることです。
一般的には、「サジェストキーワード」などと表現されます。
これにより、ユーザーは
「こんなキーワードも調べられてるんだ」
と、自分自身で検索するよりも、広い興味を誘発されることになります。
サジェスト汚染とは
さて、サジェスト汚染とは、このサジェストキーワードが「汚染」されることを言います。
何に汚染されるのか。
それは、ネガティブなキーワードです。
例えば、自社で商品を開発しているとすると、次のようなキーワードがサジェストキーワードに並ぶことが、サジェスト汚染と言えます。
商品名 詐欺
商品名 リスク
商品名 副作用
商品名 返金
商品名 騙された
商品名 悪評
どれも、商品に対して悪いイメージを持たれている時に検索される様なキーワードですよね。
こういったキーワードがサジェストキーワードとして上がってくる状態です。
サジェスト汚染の原因
では、このサジェスト汚染は、何が原因で起こることなのでしょうか。
ネガティブワードと同時に検索されている
Googleは、これらのサジェストキーワードを、システムで自動的に表示しています。
ということは、多くの人がこれらのネガティブワードを検索している場合、サジェスト汚染される危険性があります。
これは、商品自体が本当に悪かった場合だけではなく、
「プロモーションが怪しい」
「悪い噂をよく聞く人が宣伝していた」
など、マーケティング段階での失敗の可能性もあります。
ネガティブワードによる記事が多い
次に、実際に使った人が記事にする際に、ネガティブワードを使った記事が多い事も可能性として考えられます。
これは、単にタイトルのクリック率を上げるために、大げさな表現をしている可能性もありますが、例えば
「〇〇は詐欺?考えておきたい3つのリスク」
などのような記事が多かったとします。
普通に商品を購入しようとしている人が、商品名で検索すると、上記の様に出たとすると。。。
不安になりますよね。
記事の内容的に、良いものだったとしても、その不安が拭いきれない場合、再度
「商品名 詐欺」
などで調べる可能性があります。
また、例えば1つの商品に対して、ネット上に存在する記事が
良い評価の記事:1記事
悪い評価の記事:100記事
という状態であれば、Google側で自動的に
「悪い商品」
という判断がされ、サジェスト汚染される可能性もあるでしょう。
意図していない関連性による表記
次に、自社も他の人のサイトも悪くないケースとして、
「関連性がある他の単語」
に引っ張られている可能性もあります。
例えば、
「薬であれば、一般的にリスクや副作用も検索されるよね」
「食品なら、レシピや栄養価、地名で検索されることが多いよね」
というデータが、Google側にあれば。
新しい商品やサービスに対しても、同じ様なサジェストキーワードを出せば、スムーズにユーザーが検索できる可能性があります。
こういった、カテゴライズによって、自分が意図していないネガティブなワードがサジェストに上がることもあるでしょう。
ライバル会社等による意図的な攻撃
最後は、ライバル会社による、意図的な攻撃です。
以前、逆SEOについてお話しました。
こういった、
「他社を落として、自分のサイトを上位表示させる」
という会社が、世の中には少なからずあります。
特に、景気が悪い時には、他社を出し抜こうと考える人が増える事もあるでしょう。
その施策の一つとして、ライバル会社のサジェスト汚染が考えられます。
サジェスト汚染の影響
さて、サジェスト汚染されてしまうと、どのようなリスクが有るのでしょうか。
自社商品の売上低下
世間的な印象が悪くなる可能性があるため、自社商品の売上が下がる可能性があります。
特にネットでの販売では、
「顧客が不安に思っている所をピンポイントで説得する」
ということが難しいです。
そのため、こういったサジェスト汚染によって大きな影響を受けるのです。
採用活動の停滞
サジェスト汚染は、1つの商品やサービスだけに留まらない事があります。
それが、もしも会社名まで汚染されてしまった場合、新卒/中途の採用活動にも影響してきます。
最近では、会社の情報は高確率でネットで検索されています。
そのため、サジェスト汚染の影響も大きいと考えられます。
自社サイトへの流入が下がる
次に、会社の印象が悪くなれば、サイトそのものへのアクセスも下がってしまう可能性があります。
先程の、会社名でのサジェスト汚染に限らず、悪い情報というのは、ユーザーの心に残るものです。
そのため、ビジネス全体に悪い影響があるのです。
社員のモチベーション低下
最後は、すでに働いている従業員にとっても悪い影響があります。
それは、「自社の事が悪く言われている」と知ってしまったとき。
自分で検索したときや、周りの友達に指摘されたとき。
誰しも、評判の悪い所で働きたいとは思いません。
そのため、人材の流出につながる危険性もあるでしょう。
サジェスト汚染の対処方法
では、これらのサジェスト汚染には、どの様に対応すれば良いのでしょうか。
ネガティブワードの記事の削除依頼
ネガティブなキーワードで検索された時に、表示される記事が全て良い評価の記事だった場合。
サジェスト汚染の影響は小さいです。
サジェストキーワードには、悪い情報があったけど、ネット記事には悪い評判はなかった。
これであれば、それほど大きな問題はないため、悪い評判の記事の削除が解決方法の一つです。
Googleにサジェスト削除依頼
次に、Googleに、サジェスト削除依頼をする事も出来ます。
このサイトから、異議申し立てをすることが出来ます。
弁護士に依頼
対策として考えられる方法として、弁護士に相談する方法もあります。
これは、先程紹介した「記事の削除を投稿元に依頼する」という部分に、応じてもらえなかった場合の対策になります。
現在、ネット上での誹謗中傷などが問題になっており、弁護士の中には、ネットに強い専門家も増えています。
投稿内容にもよりますが、誹謗中傷などの内容であれば、名誉毀損をベースに、交渉ができるかも知れません。
そのため、被害が大きくなる前に、一度相談してみるのが良いのではないでしょうか。
まとめ
今回は、サジェスト汚染というテーマについて見てきました。
サジェストキーワードは、ユーザーの多くが利用する機能であり、非常に大きな影響力があります。
そのため、自社のビジネスにとって不利になる場合には、直ちに解決する必要性があるでしょう。
このサイトでは、他にもSEO関連の情報や、副業に関する情報を載せていますので、是非参考にしてください。