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キーワード出現率とは?SEOに有効なのか。目安やツール、チェック方法まとめ

キーワード出現率とは?SEOに有効なのか。目安やツール、チェック方法まとめ

こんにちは。こはくです。

今回は、「キーワード出現率」についてです。

ライターとして活動していたり、SEO関連の仕事をしている人の多くが、このキーワード出現率を意識しています。

この記事を読んでくれている方の中には、
・このキーワード出現率はどのくらいが適正か
・高ければ良いのか
・そもそもキーワード出現率ってなに?
と考えている人も多いのではないでしょうか。

今回は、このキーワード出現率についての考え方や基本についてお話していきます。

キーワード出現率とは

まずは、キーワード出現率とは何かについてです。

キーワード出現率とは、
「文章全体の単語数の中で、特定のキーワードが出現する確率」
の事です。

例えば、単語数が100語の記事の中で、「SEO」という単語が3回出てきたとします。

すると、キーワード出現率が3%という計算になります。

キーワード出現率はSEOに有効?

では、なぜこのキーワード出現率が注目されているのか。

それは、「SEO的に効果があったから」です。

例えば、記事の中でメインテーマになっている単語って、よく使われますよね。

この記事でも、キーワード出現率をテーマにしているので、『キーワード出現率』という単語がある程度の頻度で出てきます。

SEOを評価するGoogleのクローラーは、この出現率を見て
「この単語が重要そうだ」
ということを判断します。

クローラーとは、WEBサイトを自動的に評価するためのロボットで、常にネット中の記事を見て、評価をしています。

そして、記事の評価とキーワード出現率などの指標を元に、検索順位を決定しているのです。

そのため、SEO効果が高いとされていました。

年々効果は減っている?

ですが、このキーワード出現率は、年々重要性が下がっています。

理由としては、「クローラーの進化」です。

昔は、クローラーの精度が悪かったので、同じ単語を連続でたくさん入れるだけで、検索上位に入っていました。
(ブラックハットSEOと言われる手法で、現在では厳禁です)

この方法でも、確かにキーワード出現率は高くなりますが、ユーザーの利便性としては下がりますよね。

そのため、現在は有効な手段ではありません。

そして、今後もこのクローラーは進化していきます。

結果的に
「出現率が低くても、重要度の高さはクローラー側で判断できる」
という時代に入っていくことが予想されます。

キーワード出現率の目安

キーワード出現率の目安は、4~6%と言われています。

ただ、SEOにおいて確実といえる情報はほとんどなく、(評価方法を公表していないため)時代とともに変化する可能性が高いからです。

「多くの上位サイトでキーワード出現率を確認するとそうなっている」

というレベル感です。

キーワード出現率を確認する方法

では、どのようにすれば、キーワード出現率を確認できるのか。

調査には、下記のサイトを利用します。
キーワード出現率チェックツール

このツールを使えば、特定のサイトのキーワード出現率をランキング形式で表示してくれます。

ただ、
「そのキーワードで上位表示されているか」
ではなく、
「そのサイトで多く使われている単語」
というだけです。

そのため、そのサイトが何で上位表示されているサイトかは、別途リサーチが必要です。

キーワード出現率を確認する際の注意点

では、キーワード出現率を確認する際には、どのようなことを注意する必要があるのでしょうか。

基本的には『くどくない程度に』『指示代名詞を減らす』位の意識でOK

基本的なキーワード出現率の考え方のポイントは2つです。

1つ目は、くどくない程度にキーワードを入れる事。

いくらキーワード出現率の重要度が下がっていると言っても、そのキーワードが全く入っていない状態で説明するのは不可能です。

というか、そんな事をしたら、ユーザーの利便性が下がり、検索しにくい(自分が求めている情報かわからない)ため、キーワード自体は入れる必要があります。

ですが、入れ過ぎるとくどい文章になるため、そのあたりを意識して書きましょう。

2つ目のポイントは、「指示代名詞を減らす」ということ。

先程の「くどくない程度」を前提に指示代名詞を減らす事が効果的です。

指示代名詞は、
「あれ」
「これ」
「それ」
などの、すでに出ている事を指し示すもので、多用すると

「何のことについて書いているのかわからない」
という誤解を生む文章になります。

そのため、注意が必要でしょう。

表記の揺れも徐々に意識する必要性が薄れている

同じ単語でも、複数の表現方法が出来ます。

次の様なパターンです。

【キーワードの表記揺れ】
例えば、「カフェインレスコーヒー」と「カフェインレス コーヒー」、「スマホケース」と「スマートフォンケース」など、同じ意味を持つキーワードでも、表記が異なる場合があります。

【ブランド名の表記揺れ】
例えば、「Nike」と「ナイキ」、「Adidas」と「アディダス」など、海外ブランド名の表記は多様で、日本語に翻訳された場合にも、カタカナ表記とローマ字表記の両方が存在します。

【数値表記の揺れ】
例えば、「20%OFF」と「20%OFF」、「1,000円」と「1000円」など、数字の表記にも揺れがあります。

【地名の表記揺れ】
例えば、「東京都」と「とうきょうと」、「京都市」と「きょうとし」など、地名の表記には、カタカナ表記と漢字表記、ローマ字表記があります。

昔のSEOでは、これらの表記の揺れも意識する必要があったかも知れません。

しかし、クローラーの精度が上がっている現代では、これらも同じ意味合いと認識してくれる可能性が高いです。

そのため、これらの単語を網羅するよりも、
「より検索ボリュームが大きい単語」
を使うほうが良いです。

具体的なSEOの評価内容は公表されていないので、あくまでも推測になりますが、
「Nike(ナイキ)」
のような書き方で、ナイキに関する出現数が2個あると判定される可能性があります。

そうなると、前述のキーワード出現率を調べるサイトを利用しても、正確なキーワード出現率が調べられない可能性もあります。

結果として、出現率が高すぎて低評価を受ける可能性もあるでしょう。

「高い = 良い」ではない。むしろ逆効果も

キーワード出現率は、高いから良いわけではありません。

適度に出現する必要があるので、もしも現在の自分のサイトで以上に高い(15%を超える)ようであれば、一度見直してみても良いでしょう。

キーワード出現率が高いということは、反対に言えば、
「それ以外の単語が少ない」
事を意味します。

結果的に、文章全体の量が少なく、それ自体もSEOとしてはマイナス評価を受ける可能性があります。
(質の低いコンテンツとして扱われる可能性があります)

記事本文中よりもタグ内を大切に

キーワード出現率は、一般的にサイト内全体や、記事全体での出現回数を元に評価しています。

が、本文中での出現回数よりも、タグ内の単語を大切にする方が良いでしょう。

例えば、本文中ではあまり出現していなくても、下記のようなタグ内で利用されている単語は、重要度が高いと考えられます。

titleタグ
hタグ
descriptionタグ
altタグ

逆に言うと、これらのタグ内のキーワードをきちんと整えておけば、本文中はそれほど意識しなくても良いと言えます。

キーワードの関連性の方が重要になってくる

キーワード出現率を意識している人は、
「キーワードの関連性」
を意識できていない人も多いです。

例えば、「キーワード出現率」という単語に関しては
・SEO
・タグ
・クローラー
などは、直接的に関係しなくても、関連性の高いキーワードです。

記事は、それ単体で意味を成すのではなく、サイト全体で成り立っているので、関連性の高いキーワードも含まれているのが自然です。

特に今後AIが発展してくれば、
「このサイトは、全く関係のない記事(キーワード)を、SEOのためだけに書いている」
と判断されるかも知れません。

そういった記事は、専門性が低い人が書かれたサイトと判断されてもおかしくないでしょう。

そのため、関連性の高いキーワードに関しても、考えてみるのが良いです。

まとめ

今回は、SEOを意識する上で、考えておきたい「キーワード出現率」について触れてきました。

キーワード選定や、キーワードを意識した文章作成は、確かに重要です。

しかし、あまりにもテクニックに走ってしまうと、
・実際には読みにくい文章
・ブラックハットSEO
などの記事になってしまう可能性があります。

それよりも、ユーザー目線で記事を書くことの方が、何倍も重要です。

是非、このサイトの他の記事を読みながら、自分のサイトに活かせる情報を見つけてみてください。

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WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ