副業の選択肢は年々増えています。
誰でも、ちょっとしたことで収入を作ることが出来る時代ですが、そんな副業の選択肢として王道のものに「アフィリエイト」が挙げられます。
一方で、
アフィリエイトはやめとけ!
アフィリエイトは稼げない!
そう言われる事が多いのも事実。
今回は、このアフィリエイトがやめとけと言われる理由や、私自身が実際に感じる事をお話していきたいと思います。
このサイトでも、最小限ですがアフィリエイトは行っています。
なので、実際にやっている身としての意見を参考にしていただけるかと思います。
超簡単に『そもそもアフィリエイトって?』
まず始めに、ざっくりとだけアフィリエイトの説明から。
すでに理解している人は飛ばしてください。
アフィリエイトは、簡単に言うと
「自分のサイトやブログ・SNSに広告を貼って広告料をもらう」
というビジネスモデルのこと。
このサイトでも、広告が出ていると思いますが、これらはアフィリエイトによる収入を得ることが目的です。
(一部、サイトの広告表示枠を直接企業に販売しているケースは除く)
アフィリエイトは、広告をまとめているASPという企業があり、広告主はASPに広告料を払い、ASPからサイトの運営者にお金が支払われる仕組みです。
大きく分けると広告の種類は2種類あり、
・クリックされるだけで収益が得られるもの
・リンク先の商品が購入されて初めて収益が得られるもの
に分けられます。
サイトによっては、前者を「(グーグル)アドセンス」後者を「アフィリエイト」という様に区別する事がありますが、個人的にはどちらも同じアフィリエイトと考えています。
アフィリエイトはやめとけと言われる理由
アフィリエイトをやめとけと言われるには、いくつかの理由があります。
個人的な意見とは別に、一般的に言われている事をまとめていきます。
稼ぎにくい
アフィリエイトは稼ぎにくいと言われる副業の1つです。
その理由は、現在世の中にあるサイトの数が、異様なほど増えているからです。
誰もが簡単にサイトを作れる時代になって、何億・何十億というサイトが有る中で、収益を得られているサイトはごく一部。
最初は全く稼げませんし、稼げるようになる保証もない。
だからこそ、実際にアフィリエイトを経験した事がある人でも
「人には勧められない」
という人も多いです。
実際、アフィリエイトの統計で9割以上が毎月5000円未満の収益しか得られていないというデータもあります。
そのくらい稼ぎにくいため、初心者向けではないと語られる事もあります。
嘘をついて広告する
広告の中には、前述したように
「広告リンク先で商品が購入されて収入になる」
というケースがあります。
ということは、いくら広告を出したとしても、売れなければ意味がありません。
収入を得るために、嘘の情報を書いてでも、リンクをクリックさせようとする人も出てきます。
こういった人がいる事も、世間的な印象を悪くしている1つの理由と考えられます。
例えば、私が以前一緒に仕事をしていた企業では、個人のブログとして
「〇〇(地名)で屋根修理を検討しているなら、ここがおすすめ」
のようなブログを運営していました。
しかし、実際にはそれは個人ではなく企業が運営しており、しかもその中身の情報は嘘ばかりで、自社の取引先にユーザーが流れる様に仕向けていました。
この場合は、アフィリエイトというよりは、直接的に自社の取引先の広告でしたが、一部こういった悪意のあるサイトも出てきてしまうので、一般的な印象が悪くなってしまっているのでしょう。
サイトコンテンツの質の低下
次に、サイトコンテンツの質が低下するからです。
アフィリエイトをメインで考えると、どうして
「自分が良いと思ったもの」
よりも
「売れそうな商品」
の記事がメインになってしまう可能性があります。
更に、同じ記事の内容でも、商品を売ろうとした結果
「商品の良いところばかりをクローズアップしている」
というような記事になる可能性があります。
こういった記事は、記事としての見ごたえがなかったり、情報として偏っている結果、情報の質が下がってしまう可能性があります。
報酬目当てで害悪な商品が売られる事も
普通に考えれば
「良い商品を適切に宣伝すれば売れる」
というのは、おそらくあなたも理解できるのではないでしょうか。
ということは、良い商品は過度にPRをする必要性が無いともとれます。
逆に言えば
「粗悪な商品は高い広告宣伝費をかけてでも売りたい」
と考えるケースがあります。
商品としての品質を高めるのではなく、商品の質は低く、利益率も高い。
だからこそ、多くの広告宣伝費をかける事ができる。
この流れで、アフィリエイトの報酬が高い商品の中には、粗悪な商品が混ざっていることが少なくありません。
もちろん、良い商品でも一時的に報酬を高くして競合他社と闘ったり、ブランディングをするケースがあるので、一概には言えませんが、問題なのはそれを宣伝する側のアフィリエイターが
「粗悪な報酬の高い商品」
を疑問を持たずに販売する事があります。
そのため、世間的にも評判が良くなくなっているのです。
『アフィカス』なんて言葉も存在するくらい忌み嫌われる事も
ネット上のスラングで、アフィカスという言葉があります。
これは、アフィリエイトをやっている人を揶揄する言葉です。
こういった言葉が生まれる背景としては、前述したように
「報酬が高い粗悪な商品」
を利益目的で販売する人が多い事が挙げられます。
自分は一度も使ったことがない、内容もそんなに知らない。
でも報酬が高いから紹介する。
サイトを見ている側の人間からすると、その行為自体に怒りを覚えるのでしょう。
更に、近年は副業の情報も多数出回っているので、こういったアフィリエイトのビジネスモデルを多くの一般人も理解していることが、この考え方を後押ししているのでしょう。
「こいつは、商品を紹介したい(利益を得たい)だけのカス」
一部の人は、アフィリエイトをしている人に対して、こういった印象を持っているのです。
個人的にアフィリエイトで大事だと思う事
世間的には、あまりよく思っていない人も多いアフィリエイトですが、個人的には「やるべき」だと思っています。
ただし、いくつかの条件があります。
商品から探すのはNG
基本的に商品ありきの記事はおすすめしません。
「この商品を紹介したいから記事を書く」
のでは、先程も書いてきた様に、紹介ありきで記事を書くことになります。
そうではなく、サイトを作っていく上で、実際に使っている商品や調べている事に関連する広告を貼る(もちろん適切な量で)。
こういう記事の書き方であれば、問題ないかと考えています。
実際に自分が使っているものを誠実に伝えるならOK
実際に自分が使っている物に対して、率直な感想を載せ、それを伝えることには価値があります。
今や、ネットショップの口コミなどは、ショップ側が多少操作できる時代です。
プレゼントやポイント還元をすることで、良いレビューを集めることは、どこのショップでもやっています。
そうなってくると、本当に信頼できる詳細な商品の情報は、個人が発信する情報になってきます。
しかし、一方で前述のように報酬目当てで信憑性のない情報を発信している人がいるのも事実。
そんな中で、しっかりと信憑性のある本音での情報発信。
これが重要であると感じています。
使っていなくても、客観的に見て良いと思えればOK
これは、個人的な意見ですが仮に自分が使ったことが無い製品やサービスでも、客観的に見て良いと感じられたら紹介するの自体はOKだと思っています。
例えば、私自身は転職を何度もしてきています。
そのため、転職の際に気をつけたいポイントや自分の失敗談などを話すことが出来ます。
そんな中で、
「こんな転職サポートがあったら良いな」
と思うものが実際にサービスとして提供されていたら。
今私自身が転職をしておらず、実際にそのサービスを使ってなかったとしても、紹介する価値は十分にあると思います。
ただし、その際は使った風を装って記事を書くことや、嘘を書くのではなく率直な自分の意見を書いていくことが前提です。
メイン収入としてはGoogleアドセンスで
個人的には、アフィリエイトの中でも、成果報酬のアフィリエイトを本収入として考えてしまうと、どうしても
「利益のために情報操作を行う」
という方向に行く可能性が高くなると感じています。
反対に、Googleアドセンス(クリックだけで収益が発生する方法)では、目的は
「商品を買ってもらうことではなく、長期的にサイトアクセスが集まること」
になります。
そうなると、長期的にアクセスを集めるためには
・質の高いコンテンツを作る
・ユーザーのためになる情報を発信する
ということが必須になります。
なので、本収入をGoogleアドセンスに、副収入を成果報酬型のアフィリエイトにするのがおすすめです。
まとめ
今回は、アフィリエイトはやめとけと言われる理由について見てきました。
個人的には、アフィリエイトは個人で不労所得を作れる数少ないビジネスだと思っています。
ビジネスモデルとしてはクリーンなものですし、個人的にも好きです。
ただ、一部のモラルのないビジネス手法を取られる方がいるため、世間的な印象が悪くなっている部分があるのも事実です。
なので、自分がやるときはあくまでもクリーンに。
あくまでも読者に価値のある情報を。
それを意識してサイト運営を続けていきたいと思っています。
このサイトでは、副業に関する情報発信をしています。
是非他の記事も参考にしてみてください。