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ラットレースとは?ラットレースを抜け出す方法(基本+応用)

ラットレースとは?ラットレースを抜け出す方法(基本+応用)

今の人生、先が見えないな。
将来の不安が絶えない。特にお金に関しては。。。

こんな事を感じている人は、多いのではないでしょうか。

日本は給料が上がらないと言われて久しく、毎年増税される税金に辟易としている人が多いのではないでしょうか。

そんな人生を変えるために、私自身も色々な本を読んできました。

その中で、人生を大きく変えた概念の一つに
「ラットレース」
があります。

今回はこのラットレースの概念や、実際にラットレースを抜け出す方法について解説していきたいと思います。

『金持ち父さん貧乏父さん』で有名になったラットレースとは

ラットレースという言葉は、ロバート・キヨサキさんが書かれた書籍「金持ち父さん貧乏父さん」の中で、多用される表現です。

ネズミが回し車を回し続ける姿が由来で、
「多くのサラリーマンが、ネズミのように、頑張って回し車を回すものの、どれだけ頑張ってもどこにもたどり着けない」
という事を表現しています。

言い得て妙で、私達は毎日8時間、月に20日ほどを仕事に充てています。

しかし、ただ生活ができているだけで、
「今日より明日が良くなっている」
と感じられている人は非常に少ないでしょう。

多少の給料アップがあったとしても、少しの生活水準アップですぐに消える。

何なら、昨今の物価上昇や電気代の値上げで吹き飛ぶ位の給料アップしか無い。

確かにこの状況は、
「頑張って走っているのに、どこにもたどり着けない」
と言えそうです。

私自身も、この考え方を最初に知った時に、
「なんとなく感じていた人生に関する不安」
が言語化されたような感じになりました。

なんのために頑張るのか。

この理由を考えるための、大きなきっかけとなりました。

具体的なラットレースの定義

さて、このラットレースには書籍の中で明確な定義があります。

それは、
「不労所得が生活費を超えるか否か」
ということです。

金持ち父さん貧乏父さんでは、基本的には投資に関する情報が書かれています。
(ビジネスについても述べられていますが、大筋は投資です)

ざっとあらすじを書くと

実の父と友達の父は、生き方が全然違っていた。

実の父:高給取りのサラリーマンだが、毎日カツカツの生活
友達の父:投資家で、働かなくても生きていける生活

この2人の行動や生活を見て、友達の父にお金について教えてもらうというもの。

投資によって
「働かなくても良い収入 = 不労所得」
を作り、それが生活費を超えるまでの事をラットレースと呼んでいます。

ラットレースの反対はファーストトラック

不労所得が生活費を超える事を
「ラットレースを抜け出す」
と表現しており、その先の人生の事を
「ファーストトラック」
と呼んでいます。

ファーストトラックに行くことが重要で、そのためにどういう選択肢を取るのか・・・というのが、本の主旨です。

ラットレースを抜け出すために知りたい基本的な概念

では、ラットレースを抜け出すためには、どうすれば良いのか。

方法論に関しては後述するとして、その前段階で知っておきたい概念を解説します。

もしもすでに知っている人は、この章は飛ばしてください。

キャッシュフローが重要

この本で多く書かれている事として
「キャッシュフロー」
が挙げられます。

キャッシュフローは、お金の流れを意味しており、ざっくりと説明すると
「今月入ってくるお金と出ていくお金」
のことです。

給料が20万円で、支出が20万円。

これだと、全て使ってしまっているので、人生は良くなりませんよね。

単に収入だけではなく、支出も込みで考えるのがキャッシュフローです。

そうなると、
・どれだけ収入が高くても、支出も高ければラットレースからは抜け出せない
・収入が高くなくても、支出を抑えることができれば、ラットレースから抜け出すことは可能

ということになります。

キャッシュフロークワドラント

次に、キャッシュフロークワドラントという単語が重要になります。

キャッシュフロークワドラントとは、キャッシュフローの違いによって、世の中の職業を4つに分けた物です。

E(労働者)
S(個人事業主)
B(ビジネスオーナー)
I(投資家)

という4種類に分類され、BもしくはIにならなければ、ラットレースから抜け出せない・・・というのが本の題材です。

【基本編】ラットレースを抜け出す方法

さて、ここからは具体的にラットレースを抜け出すことについて見ていきましょう。

まずは抑えておきたい基本ポイントをまとめ、次の章で具体的な方法を解説していきます。

基本の流れ:パターン1

不労所得を作る上で、一般の人でもできる方法が大きく分けて2つあります。

1つ目のパターンは、収入の一部を投資に回して、徐々に不労所得を作っていくパターン。

今の日本で情報発信されている多くは、このパターンです。

私自身もこのパターンで行っています。

大雑把に言うと
・収入を上げる
・節約で支出を下げる
・収入の一部を投資信託に入れる

みたいな感じですね。

ただ、どこかの動画で見ましたが、投資信託自体はロバート・キヨサキさんは推奨していないということでした。

ロバート・キヨサキさんは、不動産投資によって大きな財を生み出した方で、その方が資金効率が良いと考えているようです。

確かに、日本でも不動産投資には銀行がお金を貸してくれますが、投資信託をする上でローンは組めません。

更に、不動産を購入すれば、その購入費用は税金の免除対象になります。

こういった税制上の理由などからも、不動産投資を勧めているのでしょう。

ただ、私自身は不動産投資よりも投資信託の方が初心者向けかなと感じています。

特にロバート・キヨサキさんが成功したアメリカとは違い、日本は超少子高齢化社会。

不動産も、多くの家が空き家となり、数年後には東京でさえも人口が減少すると見られています。

この時代の日本において、不動産投資のハードルは非常に高いように感じます。

基本の流れ:パターン2

2つ目のパターンとして、ビジネスを作ったり、買ったりして不労所得を作るケースです。

ビジネスを作る・・・というと少し大きな話に聞こえるかもしれませんが、
・フランチャイズで開業し、店長を雇う
・コインランドリーのオーナーになる
など、方法は色々です。

新しいビジネスを作って、それを人に任せるような形でも良いです。

このときのポイントは、「あくまでも自分がいなくても(もしくは最小限の関わりで)回る仕組みにする事」です。

不労所得を目指す上では、自分の労力や時間をかけ過ぎてしまうと、目標から遠のいてしまう可能性があります。

【応用編】ラットレースを抜け出す方法

さて、基本的なパターンを踏まえた上で、一般人でもできるラットレースを抜け出す方法を解説したいと思います。

王道は転職・節約・インデックスファンド

今の王道のパターンとしては、
・転職で給料を上げる
・節約で支出を減らす
・できるだけ多くの金額を投資信託(特にインデックスファンド)に入れる

という方法です。

サラリーマンを辞めて起業するなどは、一般人からすると非常にリスクが高い様に感じます。

そのため、サラリーマンとして働きながら余剰資金を投資に回す。

これが最もハードルの低い方法ではないかと思います。

副業も選択肢に

上記のパターンの少し上の段階として
「今の仕事 + 副業」
で収入アップを目指す方法があります。

多くの人は、今の生活でカツカツだと思います。

なので、投資に回すお金をどう作るのか・・・が問題となります。

一方で転職で給料アップできる人も、出世で給料アップできる人も、少数派だと思います。

多くの人にとっては、ハードルは高いものの、副業の方が稼げる確率は高いでしょう。

そのため、副業を選択肢に入れていくのがおすすめです。

このサイトでは、WEBライターをメインにこの方法を解説しています。

自分が働かなくても収入を作れる仕組みを作る

3つ目の方法としては、少しビジネスオーナー側の方法となりますが、
「不労所得を投資以外で作る」
という方法です。

投資に不信感を持っている人も多いと思います。

そのため、それ以外の方法も解説しておきます。

要は、不労所得であれば良いわけで、投資である必要性はありません。
(時間効率や、複利の問題はあるものの、必須とまではいきません)

その方法は、
「メディアを作る」
という方法です。

・ブログ
・Youtube

このあたりは、初心者でも簡単にスタートできます。

このときのポイントとしては、
「自分でなくても運営できるもの」
を選ぶこと。

Youtubeなどがわかりやすいですが、顔出しの動画をやっていれば、動画投稿には「自分という存在」が必須となります。

そのキャラを好きになってくれている人などが、自分以外になると離れる可能性が高いからです。

そのため、自分以外の誰でも運営できるようなものは、不労所得にできる可能性があります。

例えば、マンガ動画。

複数人の声優さんが会話していて、マンガ絵を映しているような物の場合、絵を書いている人や声優が変わっても、それほど違和感がありません。

つまり、それらを外注することも十分に可能なのです。

個人的には、ゆっくり解説系の動画が、比較的ハードルが低いかなと感じています。

他にも、最初は自分がコメンテーターとして色々な人に話を聞いていくようなチャンネルを作れば、その企画に人が集まることになります。

そうなると、コメンテーターそのものが変わっても、それほど違和感がないと考えられます。

この様に、メディアを作ることで不労所得を作る方法があります。

まとめ

今回は、ラットレースとそこから抜け出す方法について解説してきました。

先の見えない人生。

不安に感じる人も多いと思います。

特にお金に関しては、今の日本で安心感を持っている人なんて、ごくごく少数派でしょう。

そんな中で、このラットレースについて学び、少しでも実践していく事は、あなたの数年後の人生を確実に良くしていくことに繋がっています。

このサイトでは、ラットレースを抜け出し、ファーストトラックへと進む方法を色々な角度から解説していきます。

本業で収入を上げたい
副業で収入を上げたい
支出を減らしたい
投資からの収入を得たい
ビジネスを作りたい

様々な方法を私自身の体験をベースにお話させていただいておりますので、他では聞けない内容も多分に含まれています。

是非、他の記事も参考にしてみてください。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ