人生経験が少ないと感じることはありますか?
また、周囲で「経験不足」と感じる人がいたら、どう接してよいか悩むこともあるでしょう。
本記事では、人生経験が少ない人の特徴やリスク、そして経験を積む方法について解説します。
私自身は、転職7回にフリーランスも2回経験してきて、副業の種類も数え切れない位にやってきました。
仕事という意味では、かなり経験をしてきたかなとは思います。
スポーツも色々とやってきましたが、旅行などはこれまで少なかったので、これから色々と経験を積んでいきたいと思っています。
人生経験の種類にも色々ありますが、ざっくりと「人生経験」とくくったときに、
「この人、人生経験少ないんだろうな」
と思う人についてお話したいと思います。
人生経験が少ない人とは
人生経験が少ない人とは、実生活での学びや試行錯誤が不足しているために、物事に対する深い理解や幅広い視点が欠けている人を指すことが多いです。
これにより、物事の判断や対人関係において、未熟さが目立つことがあります。
特に顕著になるのは、話していて考えることや発言が幼稚なパターンが多く、個人的には面白さを感じないことが多いです。
私の周りでも、色々な経験をしてきた人の話を聞いていると面白さを感じます。
例えば、普通のサラリーマンから人力車を引く人に転職している人や、普通の専業主婦だった人が、いくつもの家を買ってエアビーアンドビーなどでゲストハウスとして運用し始めたり、音楽だけで生活している人だったり。
こういった「自分とは違う選択をしてきた人の話」は、基本的に面白いのですが、反対にそういう経験をしてこず、
・単に仕事を漫然としてきた人
・引きこもってYoutubeを見ているだけの人
の話は、どうしても魅力的に感じられないのです。
人生経験が少ない人の特徴
人生経験が少ない人には、以下のような特徴が見られがちです。
こうした特徴は、必ずしも悪いものではありませんが、改善を意識することでより豊かな人間関係を築く手助けになります。
会話のパターンが決まっている
人生経験が少ない人というのは、基本的に
「行動パターンが決まっている」
ということが多いです。
結果として、同じような話ばかりをする人が多いです。
更に言うと、新しい経験をしていないからこそ、
「昔はこうだった」
というように、昔話に花を咲かせるのです。
マウントを取りやすい
人生経験が少ない人は、そのことを薄々感じている人が多いです。
結果として、周りよりも劣っていると感じているものの、それを認めたくないという気持ちが働いている人を多く見かけます。
自分が優位に立とうとすることが多く、他人を見下すことで自尊心を保とうとする傾向があります。
例えば、ネットの情報だけで知っていることをあたかも自分が発見した知識かのように披露し、マウントを取ってくるようなタイプは、たいてい人生経験が少ない人です。
正論 = 正義と思っている
正論をすべての場面で振りかざしがちです。
他人の感情や状況を考慮せずに物事を判断するため、摩擦が生じやすいです。
これは、経験が少ないからこそ
・自分が痛みを感じて優しくなる
・正しいと思っていても、感情論でできないことがある
・失敗して挫折する
などをしてこなかったからこそ、机上の空論で語ってしまうのです。
例えば、
「結婚する気が無い彼女なら別れれば良い」
という正論に対して、実際には同じ状況の人でも
・情が湧いている
・別れるのは寂しい
・言い出しにくい
・相手が依存している
など、色々な感情の結果、別れられない人も大勢います。
「世の中には、そういう理由で正論通りにできない人もいる」
ということを、経験が少ない人は心から理解できていないことが多いため、正論=正義と考えてしまうのです。
自分を変えるより他人を変えようとする
経験の少ない人は自己改革よりも、他人の行動や考えを変えさせようとすることが多く、対人関係が悪化することもあります。
色々な経験をしてきた人ほど、
「相手は変わらない。変えたいなら自分が変わる」
ということを理解しています。
経験が少ない人はそれができないため、相手を変えるようにしたり、文句ばかり言って現状を変えないケースが多々あります。
他人が許せない
他人の失敗や欠点に対して厳しくなりがちで、自分の価値観に固執する傾向があります。
人は経験すればするほど、他人を許せるようになります。
自分自身が多くの失敗をしたり、助けられた経験があるほど
「相手の失敗を許して、相手を助ける。なぜなら自分もそうされて嬉しかったから」
という思考になる場合が多いです。
そのため、こういった経験をしてこなかった人というのは、他人を許せない傾向があります。
選択肢が多いと迷う
経験が少ないということは、多くの場合「選択してきた経験も少ない」ということになります。
何かを選択すれば、それが正解だったか否かが後にわかりますが、それを繰り返すことで新しい選択をする際に「何を基準に選ぶべきなのか」という選択基準が明確になってきます。
結果、経験不足からどの選択が正解かを見極めにくいため、決断に時間がかかります。
例えば就職先を選ぶとき。
新卒のときに選ぶ会社は、仕事内容がイマイチ理解できず、なんとなく条件が良い所や、知っている企業に応募する人が多いでしょう。
そして、その会社の給料が思った以上に低く、「この金額で生活は苦しい」と感じて転職する際
「少なくとも◯万円以上はほしい」
という選択基準が生まれます。
新卒の時にも給料の希望はあったものの、実際に生活してみてわかるリアルによって、より細かい選択基準に塗り替わったりもします。
このように、経験が少ない人ほど選択基準が曖昧なまま育っているので、何かを選ぶ際に基準が定まらずに遅くなることが多いです。
思考が浅い
経験の少ない人は複雑な問題に対する理解が浅く、表面的な情報に頼りがちです。
例えば、「どうすれば今の会社の売上が上がるか」という問題があったとします。
経験が少ない人は、短絡的に
・人を増やす
・良い商品を作る
と考え、更にここで思考が止まります。
例えばここで過去に「人を入れて失敗した経験」がある人は、人を増やすことに関しても
・もう少し今のチームの現状を分析してみる
・人を入れずに業務効率化する方法がないか探す
・人を増やすとするなら、明確なスキルセットを求める
など、1段深堀りをして考えていくでしょう。
このように、経験の有無は、思考の深さを変えるのです。
伝える能力が低い
経験が少ない人ほど、自分の考えを上手に伝えられず、コミュニケーションで誤解を招くことがあります。
逆に経験が多い人は、伝え方を間違った結果「問題に発展したケース」を多く見ています。
これは、どちらかというと対人関係という意味合いの経験や、営業などの仕事の経験に限られますが、
「上手く伝えることで、自分に多くのメリットが有る」
ということを多く体験していることでしょう。
そのため、伝える能力を意図的につけたり、経験の中で自然と学んでいるケースが多々あります。
意見が断定的もしくは偏見的
経験の少ない人は柔軟な視点を持てず、断定的な発言や偏見に走りがちです。
例えば、ネットの情報だけで物事を判断したり、誰かから聞いた噂話を盲信したり。
実体験が多い人ほど、「自分で体験してみるまでは、信じない」というほど体験を重視します。
噂話も、盲信せずに直接本人と接してみて判断します。
人の意見に流されやすい
選択に時間がかかることと関連してきますが、自分の意見が固まっていないため、他人の意見に振り回されることが多いです。
特に、実体験が無いと他人の言葉に説得力があるように勘違いしてしまうことが多く
「確かにAさんの言うことのほうが正しいよね・・・」
という風に流されてしまうことが多いです。
物事のスタートが切れない
人生経験が多い人ほど
「物事の大半は、やってみないとわからない」
ということを認識しているケースが多いです。
そのため、まずはスタートしてみて、都度調整。
こういう姿勢になることが多いです。
反対に人生経験が少ない人は、色々と考えすぎてしまってスタートができれないことが多いです。
過去の成功体験に固執する
一度の成功体験に依存し、柔軟な挑戦ができなくなることもあります。
これは、人生経験が少ないからこそ
「その少ない経験の中で成功体験は貴重なもの」
という認識が強くなるからです。
反対に、人生経験が多ければ
「失敗するパターンも成功するパターンも経験している」
からこそ、客観的な立場で物事を見ることができるのです。
自己評価に大きな偏りがある
経験不足から、自己評価が極端でバランスを欠くことがあります。
そのため、経験が少ない人ほど
・無駄に自信がある
・極端に自信が無い
という風に偏りが生まれることが多いです。
人生経験が少ないことのリスク
友達関係レベルだと、人生経験が少ないことにはそれほどリスクを感じない人も多いでしょう。
しかし人生経験が少ないままだと、以下のようなリスクが生じることがあります。
信用が無い
経験不足からくる視野の狭さや浅い理解が原因で、周囲からの信頼を得にくいです。
前述したように思考が浅いのが顕著な場合には、仕事でもプライベートでも信用されないケースは多いでしょう。
仕事ができない
様々な状況に対応できず、柔軟な思考や判断が難しいため、仕事の評価が低くなりがちです。
前述の特徴からもわかるようにネガティブな特徴が多く、仕事でもその影響を多く受けるのです。
良い人間関係が築きにくい
経験が少ない人ほど、他人への理解や共感ができないことが多いです。
他人との共感や理解が欠けていると、良好な人間関係が築きにくくなります。
特に、前述の「他人を許せない」「他人を変えようとする」といった特徴が顕著に出てしまうと、自己中心的な性格と思われる事もあるでしょう。
人生経験を積むにはどうしたら良いか
人生経験を積むためには、意識的に行動を起こし、自己成長を促す必要があります。
行動によってしか経験を積めないと意識する
経験は行動しない限り得られません。小さなことでも挑戦する姿勢を持つことが大切です。
まずはこの意識を持つことが重要です。
ネットで知った情報だけを鵜呑みにするのではなく、少しでも自分自身で経験することを優先してみるのが良いです。
ときには、ネット上の
「〇〇はやるだけ無駄」
と言われるようなことを敢えてやってみると、意外な発見があるかもしれません。
出世・転職・副業・起業のいずれかに挑戦する
特に仕事に関しては、人生を大きく左右する要素です。
かけている時間が長く、またお金が絡む部分ですので、一度は真剣に考えるべきだと思っています。
キャリアの多様化を図り、新たな経験を積むことで視野を広げることができます。
今の会社で出世する・転職する・副業する・起業するというのは、どれでも経験してみると新しい世界が広がっています。
しかし、いずれも上手くいくためには努力が必要ですし、挫折も経験するかもしれません。
こういった経験を敢えて試してみることで、自分自身の人生経験になるでしょう。
2択で考えて良いと思える方を実際にやってみる
これは、私が実際にやっていたことですが、
「自分が経験したことが無いことで、『どちらかというとやった方が良いこと』に挑戦する」
という方法です。
例えば、服装に気を付けた方が良いか。
個人的には興味が全く無いですが、
「どちらかというとやった方が良い」
と感じたのでやってみたことがあります。
他にも、
「給料を上げるためにプライベートで勉強をする」
というのも、やらなくても生きていけますが、やった方が良いと思いました。
このように、やった方が良いか否か。
と考えると、やった方が良いことも多々あります。
これらに挑戦してみることで、「今までの自分の価値観」とは違う経験ができました。
簡単なのは、気になる事の習い事
個人的に簡単だと思う人生経験の増やし方は、習い事をしてみること。
最近は、結構色々な習い事がありますが、各方面でプロが教えてくれるサービスがあります。
その中から少しでも興味があることに挑戦してみると、
「自分とは全く違う世界を経験してきた人」
とコミュニケーションが生まれます。
私自身は、シルバーアクセサリーを定期的に習っていた事もありますし、英語やボイトレなどもしています。
こういった習い事は、気軽にできて人生経験を増やすためにはちょうど良いと思っています。
まとめ
人生経験が少ないことは、初めは仕方のないことです。
しかし、積極的に行動し続けることで、少しずつ豊かな経験を積むことができます。行動することが、成長の鍵です。
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