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「無能で仕事から逃げたい!」そんなときに考えるべきこと

「無能で仕事から逃げたい!」そんなときに考えるべきこと

仕事が思うようにいかず、「無能だ」と感じる瞬間に、ふと仕事から逃げ出したくなることはありませんか?

そんな気持ちが強くなると、自己否定感が深まり、どうしていいかわからなくなってしまいます。

このような気持ちに向き合うために、この記事では逃げたい理由や、対処法について考えていきます。

ちなみに、私自身も合っていない仕事をやっていたときは、逃げたいと思うことが多々ありました。

結果的に、逃げて正解だったので、その経験も含めてお話できればと思います。

無能で仕事から逃げたい!逃げて良いのか?

仕事が苦しくなると、逃げ出したい気持ちが生まれますが、まずは冷静に現状を見つめ直すことが大切です。

まずは現状の正確な把握から

無能だと感じるとき、それは本当に現状を正確に把握しているかどうかが重要です。

感情に流されず、今の職場での自分の役割や責任を見直してみましょう

冷静に自己評価することで、本当に「無能」なのか、それとも一時的な感情なのかがわかります。

私自身の話でいうと、営業が苦手なのですが、
「自分が無能なのではなく、この仕事が合っていない」
と冷静に判断したからこそ、転職しましたし、今後も営業をする気はありません。

これが、単に自分を無能だと評価してしまった場合、
・無能だから仕事をしない
・無能だから営業の中でも安い仕事を探す(無能な自分に異業種転職はできないと判断する)
という誤った選択をしてしまう可能性があります。

そのため、まずは客観的な評価が重要になるのです。

逃げたいと思う原因を明確にする

「逃げたい」と感じる原因が、職場の環境や仕事内容、または自分のメンタル面にあるのかを整理しましょう。

具体的な原因を見つけることで、対策が見えてくることも多いです。

例えば、逃げたいと思う原因が人間関係で、
「上司が悪い」
というパターンもあります。

その場合、配置換えをするだけでも環境が良くなる可能性があります。

こういった部分も含めて冷静な判断が必要ですね。

それは他の会社でも同じではないかを確認する

今感じている問題が、他の会社でも同じように存在するかどうかを考えてみましょう。

転職先でも同じ悩みに直面する可能性があるなら、逃げる前に他の対策を検討する価値があるかもしれません。

私の友達でも、転職を繰り返しており、
「〇〇が嫌だから」
みたいな理由で転職を繰り返している人がいますが、その人は何回も同じ理由で転職しています。

人や環境・仕事内容は変われど、根本的に自分に非があるのを改善せずに転職を繰り返していたので、結局同じことが転職先でも起こっていたのです。

このように、「自分が変われば周りも変わる」と言われるように、今の自分を変えるのか、周りの環境を変えるほうが良いのかは、一度立ち止まって考えるのがおすすめです。

場合によっては逃げて良い

全ての職場が合うわけではありません。

どうしても改善が難しい場合には、職場から離れる選択も必要です。

精神的に疲れ切ってしまう前に、自分を守るために逃げるのも大切な判断です。

私自身も、ブラック労働をしていた時期がありましたが、ブラック企業で働くと、思考力がどんどんと鈍ってきて、最終的に
「転職を考える心の余裕」
さえもなくなってしまいました。

そうなるくらいなら、まずは逃げてから考えるのも1つの手段です。

自分が無能だと悩んでしまう理由

無能感に悩まされる原因を理解することは、気持ちを楽にする第一歩です。

以下に、自分が無能だと感じやすい理由を紹介します。

自己評価が正しくない

過度に厳しい自己評価が、無能感を引き起こしていることがあります。

自己評価が偏っていると、周囲の評価よりも自分を低く見積もり、苦しむ原因になります。

例えば、自分は仕事が遅いと思っていても、同僚や上司から見ると
「仕事が丁寧で、安心して任せられる」
という人がいます。

この場合、適材適所に配置すれば、会社にとって利益になる可能性があります。

しかし、自分では仕事が遅いと自覚しているため、会社に損失を与えていると考えるケースがあります。

これは、自己評価が正しくないため、自分自身が苦しむ可能性があります。

ネガティブ思考

常にネガティブな思考に囚われてしまうと、自分の成長が見えなくなります

自己肯定感を高める努力をすることで、少しずつポジティブに物事を捉えられるようになります。

特に人間は、ネガティブな情報の方が記憶に残りやすく、同じだけ褒められていても、怒られたことばかりを覚えてしまっている人がいます。

私の友達で、同僚の子もそのような状況でした。

そのため、必要以上に自分を卑下して、結果として成長しにくい環境を自分で作ってしまうという悪循環に陥っていました。

人間関係が良くない

周りとの人間関係が良くないと、自分の評価が正当にされず、無能だと感じやすくなります。

特に、自分に自信がない人ほど、
「上司や同僚からのフィードバック」
が大きく影響しますが、人間関係が良くないと的確なフィードバックをもらえないことが多々あります。

良好な人間関係が築ける環境を求めることも、心の安定につながります。

仕事のフィードバックをもらえていない

前述の人間関係が良くないからこそ仕事のフィードバックをもらえない以外にも、職場の雰囲気や上司の価値観の影響で、フィードバックをもらえないケースがあります。

適切なフィードバックが得られない職場では、自分の成長を実感しにくく、無能感を感じやすくなります。

特に、常に安定した業務を求められるような仕事の場合
「基本的にできて当たり前」
と感じてしまうことがあります。

例えば事務作業などがそうですが、ある程度誰でもできる仕事ほど、適切なフィードバックをもらえないと無能感を感じやすいでしょう。

周りと比較してしまう

他人と自分を比較すると、劣等感が強まることが多いです。

特に同僚に仕事ができる人がいたり、同期と比べて自分が出世していなかったりすると、自分の無能感を感じてしまう人は多いです。

ただ、この場合も「適材適所」なだけで、自分が無能である証明にはならないのですが、それを勘違いして比較してしまう人は意外と多いものです。

私自身も、部下を20人ほど抱えていますが、こういった人は多く、管理職としても細かいフィードバックやアドバイスができない位に忙しいと、こういった人が出てきてしまいます。

無能で仕事から逃げたい!でも無職や転職は最終手段

無能だからといってすぐに転職や退職するのはリスクがあります。

ここでは、その理由を考えてみましょう。

本当に無能なら条件が悪くなる

無能なまま転職すると、条件が悪化する可能性が高いです。

スキルが低いまま転職を繰り返すと、キャリア形成が難しくなることを考慮しましょう。

転職市場において、重要なのは「年齢」「能力」「経験」です。

仮に本当に無能だった場合や、無能だという認識が強い人は、面接でも見抜かれることが多く、
・年収が下がる
・勤務時間が伸びる
など、今の職場よりも条件が悪くなる可能性が高いです。

ちなみに、転職市場において年収が下がる確率が3割程度あるので、低い確率では無いのが現実です。

無能だったとしても日本の会社は解雇できない

日本の雇用制度では、簡単に解雇されることは少ないです。

現職で改善を試みる余地があるのであれば、それを最大限に活用することも一つの手です。

また、このサイトでは副業を勧めていますが、解雇されない間に副業で収入を作っておくのも1つの手段です。

将来のことを考えたうえで逃げないと詰む

無職になることや転職を考える際には、長期的なキャリア形成を見据えて判断しましょう。

焦って転職するよりも、自己改善を図りつつ将来に備えることが重要です。

特に、若いうちは転職が容易ですが、その段階で短い期間で転職を繰り返すと、35歳以降の転職のハードルがかなり上がってしまいます。

無能で仕事から逃げたいと思ったときの対処法

無能感や逃げたい気持ちを和らげるために、以下のような対処法を試してみましょう。

プライベートで本気で勉強してみる

無能だと感じたときこそ、プライベートの時間を使ってスキルアップに励むことで、自己成長を実感できます。

これは、私が常日頃部下に言っていることですが、
「人生の内、数年くらは本気で勉強する期間を作ったほうが良い」
と言っています。

私の場合は、副業にせいを出していましたが、本業でも本を読みまくっている時期はあり、
・会社に行く前にカフェで勉強
・会社が終わったら閉店時間まで本屋にいる
・土日も始発~終電まで勉強
という時期がありました。

新卒1年目でお金もなかったので、本屋で立ち読みがメインでしたが、最近であればKindleの読み放題プランなどもあるので、勉強するにしても選択肢が多くなったように思います。

自己肯定感を上げる

自己肯定感を高めることで、無能感を克服することが可能です。

ポジティブな目標を設定し、達成感を積み重ねることで、自己肯定感を向上させましょう。

自己肯定感を上げる方法の1つとして、
「やったことを記録する」
ということがオススメです。

私自身もブログを1記事書いたらノートに記載・・・というように、やったことを記録していくことで
「これだけ多くのことをこなせた」
というモチベーションアップとともに、自己肯定感が上がるのを感じました。

仕事以外での人生の向上

仕事だけでなく、趣味や家族との時間を充実させることで、人生全体の満足度を高めることができます。

あくまで無能と感じるのは、仕事で・・・ということだと思いますが、仕事ばかりが人生ではありません。

人によっては、仕事は「プライベートを楽しむためのサブ的ポジション」と考えることで人生が好転することがあります。

スキルを特化させる

特定のスキルに集中して磨くことで、無能感を感じにくくなり、自信を持って仕事に取り組めるようになります。

特に、無能感を感じている人ほど「ゼネラリスト」を目指す傾向があるように思います。

何でもできる。なんでも知っている。

これも、確かに魅力的ですが、
「この分野だけは誰にも負けない知識と経験がある」
という生き方を選択することで、苦手な部分は他人がサポートしてくれるような職場環境を作ることも可能です。

自分に合った働き方を模索する

フリーランスやリモートワークなど、働き方を見直すことで、無理なく自分のペースで働けるようになります。

特に、働き方としては、
・自分で色々発案する必要性があるか
・コミュニケーションを社外の人と取る必要があるか
・自分でスケジュールを組める仕事か
など、色々な面から考えてみると、今の仕事で続けるか、転職するかという事も見えてくると思います。

素直に弱みを上司に話してみる

自分の弱みを上司に打ち明け、適切なアドバイスをもらうのも有効です。

サポートを受けることで、無能感が軽減されることもあります。

場合によっては、前述したように適切なフィードバックをもらえるきっかけにもなるので、オススメです。

まとめ

「無能で仕事から逃げたい」という気持ちは、誰にでも起こりうることです。

しかし、まずは冷静に自己評価を見直し、適切な対処法を試すことで、自分の可能性を広げることができます。

焦らず、自分に合った方法で成長し続けることが大切です

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。