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サイドFIREで失敗?3000万円で足りる?失敗のパターンまとめ

サイドFIREで失敗?3000万円で足りる?失敗のパターンまとめ

憧れのサイドFIRE。

仕事ばかりの人生を早く辞めて、緩く働きそれなりに収入を得る。

そんな生活を目指す人は多いのでは無いでしょうか?

私も、ライター業と資産収入、ブログからの収入で生活できるようになり、海の見える田舎へ引っ越して生活する。

それができれば、どれだけ幸せか。

同じように考える人も多いのでは無いかと思います。

一方で、
「良い話ばかりが取り沙汰されてるけど、失敗するパターンもあるのでは?」
なんて事を感じています。

そこで、今回はサイドFIREで失敗するパターンを考えていきたいと思います。

リアルに、現実的に考えるからこそ、ネガティブな情報を知った上で進みたい。

そんな人は、是非とも先に進んでください。

この記事でのサイドFIREの定義

FIREの中には、いくつかの種類があり、
・ファットFIRE
・リーンFIRE
・サイドFIRE
・コーストFIRE
などがあります。

サイドFIREを、
「純粋なサイドFIRE」
「バリスタFIRE」
に分けるところもあります。

ですが、この記事ではサイドFIREとバリスタFIREは分けずにお話しします。

具体的な違いは
「労働収入部分が、雇用されるか否か」
というのが一般的ですが、アルバイトでもフリーランスでも、今回はサイドFIREと考えていきます。

サイドFIREで失敗するパターン

では、具体的に失敗のパターンを見ていきましょう。

暇すぎる

サイドFIREであれ、FIREを達成できるほどの資産を築けた人なら、そこまでの人生でかなりの労働や節約をしてきたはずです。

その結果、若い時間を資産形成に費やしてきたため、
「人生 = 仕事」
に近い状態になってしまっている人もいるでしょう。

そんな人にとって、サイドFIREの生活はかなり暇なものに感じてしまう可能性があります。

FIRE卒業などの言葉を見かけるようになりましたが、
「人との繋がりが欲しい」
という理由で再就職をする人が一定数いるようです。

思ったより労働が多くなってしまう

次に、労働が思ったより多くなってしまうパターン。

FIREする前は
「投資10万、労働10万で生活しよう」
と考えていたものの、いざ生活してみると、月に25万は欲しい。

だから、更に5万円分の労働をする・・・

と言うような形です。

月15万円を労働で稼いだら、結局ほぼフルタイムだった。
これなら、アルバイトより正社員でフルタイムの方が稼げるし、福利厚生もあるじゃん!

というような失敗パターンです。

例えば、サイドFIRE前は趣味娯楽費を安く見積もっていたものの、サイドFIRE後は思った以上に時間がある。

結果、その余暇でお金を使ってしまうような、イメージの食い違いが起きた場合には、このパターンの失敗が考えられます。

資産額が増えない

サイドFIREの中には、
「FIREの中で資産を増やし、徐々に生活に余裕が出る」
と言う事を見越して早めにFIREする人もいます。

例えば、2000万円の資産の4%は80万円です。

最初は年間50万の資産収入と150万円の労働所得で年収200万円。

30万円分の資産は取り崩さずに置いておく。

それを何年か続ければ、資産額が3000万円になり、同じく4%だと120万円。

この120万円と労働を80万円に下げて、同じ年収200万円。

もしくは労働を120万円に下げて、年収240万円。

このように、徐々に生活が楽になると想定している人もいるでしょう。

しかし、意外と支出が多くなり、結果として資産額があまり増えず、生活が楽にならない。

いつまで経っても労働が
「しなければ生活が成り立たない」
くらいに依存している

早めにリタイアしたい人の中には、こういった失敗をしている人も多いでしょう。

労働所得が減収

今回のコロナでは、多くの人が職を失いました。

私自身もライターの依頼が一気にゼロになったタイミングがありました。

仮にアルバイトとして雇用されている人の場合は、急にシフトを減らされたりします。

私の知り合いも、派遣で仕事をしていたのですが、派遣会社から出勤日数を減らされ、月収が10万円になったそうです。
(しかも副業禁止の規定あり)

このように、資産収入だけではなく、労働収入にも依存しているサイドFIREでは、労働状況が生活にダイレクトに影響を与える可能性があるのです。

増税で資産収入減

資産からの収入がこれほどまでに評価されている一つの理由が
「税率が低い」
と言う事でしょう。

労働による収入は、所得税が最大45%かかる(+住民税など)のに対し、投資収益の税率は約20%。

その他の税率も労働にかかる事を考えれば、かなりの税率です。

だからこそ、労働よりも投資の方が良い。

ですが、そんな中で増税大好き日本。

いつかこの投資収益に対しても、増税がされる可能性があります。

なんなら、新ニーサはそのための布石という声も聞きます。

そうなった時に、最初に想定していた投資収益よりも低くなる可能性があるでしょう。

仮に税率20%から30%に上がったとして、

資産1億円の4%の400万円(税引前)を生活費にしようとしても、
税率20%:手取り320万円
税率30%:手取り280万円
となり、40万円もの差が出ます。

怖くて資産を取り崩せない

資産を貯めるのが得意な人は、取り崩すのが苦手な人も多いと考えられます。

せっかく貯めた数字が減る。

これに恐怖する人もいるでしょう。

更に言うなら、資産をここまで増やせているということは、お金を使う経験が少ないはずです。

ましてや資産を取り崩す生き方には慣れていない。

結果として、資産を減らすのが怖いと感じる人もいるでしょう。

年金額が少なくて詰む

サイドFIREをする人の中には、
「最終的には労働部分は年金にシフトする」
と言う計画を立てている人もいるでしょう。

しかし、早めにFIREできればできるほど、会社員として働く期間は短く、それに伴って厚生年金が少なくなる可能性があります。

場合によっては10万円を切る年金になる可能性も。

そうなると、リーンFIREのような厳しい節約を余儀なくされ、思ったほど楽な生活ではなくなる可能性があります。

制度に振り回される

今回、新ニーサ制度が設けられるわけですが、今後はこれらの投資に対する制度もどんどんと変わる可能性があります。

前述の増税も含めて、制度の変更に戸惑う人が出てくるでしょう。

制度を巧みに利用して、不安を煽り、商品を購入させる投資詐欺のような話も出てくるでしょう。

こういった状況になった時に、労働収入だけでもきちんと生活ができれば、それほど影響はないかもしれませんが、資産収入が生活費にダイレクトに関与してくると、冷静な判断ができない人も出てくるのです。

人との繋がりがなさすぎる

これは、極論の話ですが、仮に日本が大きなインフレになったり、資本主義が終わるような事になれば・・・。

お金の価値が下がる、もしくはなくなります。

そうなったときに、人との繋がりが低いサイドFIRE民は、助け合いの輪に入れない可能性もあるでしょう。

サイドFIREで失敗しないための準備

さて、サイドFIREで失敗しないためには、どのような準備が必要なのでしょうか?

可能なら想定の1.5倍の資産

まずは資産額。

サイドFIREを目指す人は
「一刻も早く仕事を辞めたい」
と考えている人も多いのではないかと思います。

ですが、その結果生活費ギリギリの資産収入額でスタートすることになります。

これを避けるためにも、想定している金額の1.5倍の資産額を準備しておくことが重要になるでしょう。

労働収入を複数用意する

労働収入を複数作ることも、対策の1つです。

私であれば、ブログやライターなど複数の在宅ワークを準備しています。

もしもどれかが不調な時に、他の何かで補える。

そうすることが、1つのリスク回避方法だと考えています。

スキル系の趣味を持つ

趣味として、スキルを磨けるものを選ぶことも、1つの対策だと考えています。

例えば、釣りが趣味なら食費を賄うこともできますし、干物にして売るなどの選択肢も出てきます。

園芸なども、フラワーアレンジメントなどは、ビジネスになる可能性が十分にあります。

「好きなことで稼ぐ」
に近いイメージにはなりますが、何かスキルが身につくことを1つ加えておくだけでも、意味があるでしょう。

個人的には農業をしたい

私が個人的にやりたいと思っているのは、農業です。

自分で育てた野菜を食べる。

食費の節約にもなりますし、何よりも「生産者」になることで、将来的な不安がグッと減ると思っています。

例えば、お金があれば物が買える現代ですが、資本主義がいつまで続くかの保証などはありません。

「そこまで言い出したら、結局全てがリスク」

とも言えますが、それでもできることはしておきたい。

そんな中で、「食べれるものを作る力」って、かなり有力な力だと思っています。

何なら、資産収入とビジネスの収入の基盤が作れたら、サラリーマンを辞めて、アルバイトで農家で働き、育て方を学びながら自分もなにか育てる。

こんなゆったりしたライフスタイルも、楽しそうだなと感じています。
(このあたりは、半分趣味も入ってますが)

まとめ

今回は、サイドFIREの失敗パターンを見てきました。

何事も、失敗をイメージする事は重要だと思っています。

それができなかったため、私は過去にビジネスに失敗して借金を背負う羽目になりました。

あのとききちんとリスクについて考えていれば。

そう思って後悔している事もあります。

そのため、この記事を読んでくれている方には、是非
「FIREっていい事だらけ」
という所で思考を止めて欲しくないです。

その先にどういう人生を歩むのか。

それも含めて、じっくりと考えてみてください。

このサイトでは、副業や投資に関しての情報発信をしています。

このサイトを見て
「サイドFIREの労働収入は、雇用されずに稼ぎたい」
と少しでも考えるなら、是非他の記事も読んでみてください。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 twitter:Twitterアカウントへ