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契約社員はデメリットしかない?働くメリットや正社員との違いまとめ

契約社員はデメリットしかない?働くメリットや正社員との違いまとめ

「契約社員って、デメリットしかない。」

そう感じている人は多いのではないでしょうか。

正社員ではなく、派遣社員を選ぶ人がいるのは理解できます。

私自身も、副業ができる環境が必要だったり、高い時給での仕事を求めていた時期に派遣社員を敢えて選択していました。

しかし、契約社員は正社員の劣化版のようなイメージを持っていましたが、
「改めて契約社員にはメリットが有るのか」
ということを考えてみました。

契約社員と正社員の違い

まずは、契約社員と正社員の違いから考えます。

雇用期間

契約社員は一般的に数ヶ月から1年などの 契約期間が設定 されています。

期間が終了すると契約が更新される場合もあれば、終了となる場合もあり、雇用の安定性は企業側の判断に大きく左右されます。

一方、正社員は無期限で雇用契約を結ぶことがほとんどで、雇用の安定性が高いです。

長期的な安定を望むなら、正社員が適していると言えます。

福利厚生

正社員は健康保険、厚生年金、退職金制度、住宅手当や家族手当などの福利厚生を享受できるのが一般的です。

一方、契約社員の福利厚生は企業によって異なり、一部の福利厚生が利用できない、または限定的であることが多いです。

例えば 退職金制度が適用されない 場合や、健康保険が一部負担になることもあります。

このため、福利厚生を重視する方には契約社員の働き方は不利と言えるかもしれません。

私自身も一度契約社員で働いていましたが、そのときは他の労働条件は一緒ですが
「ボーナスだけはない」
という職場でした。

このときから、契約社員はデメリットしかないんじゃないかと感じていました。

昇進・昇給

正社員には社内でのキャリアアップや昇進の機会が用意されており、年次の評価によって昇給する可能性もあります。

しかし、契約社員の場合は基本的に昇進の機会が少なく、昇給も頻繁ではありません。

評価が高くても報酬や職責の変更が伴わないことも多いです。

スキルや経験を重視し、昇給を期待するなら正社員の方が適している と言えます。

なぜ契約社員という契約が存在するのか

一般的には契約社員はデメリットしかないと考えられているのに、このような契約が存在するのでしょうか。

会社側の視点から考えてみましょう。

本人の能力を見極めたい

会社側からすると、正社員にしてしまうと解雇するのは困難です。

そのため、
「業界未経験だが、他の業界ではしっかりと成果を出している」
「メンバークラスではなく、管理職クラスでの採用」
などのように、期待値は大きいものの、博打の要素を含んでいるような場合には、その人の能力を見極める期間として契約社員での採用をするケースがあります。

他にも、
「面接をした感じ、能力的に不安がある場合」
などのようなネガティブな評価で、且つすぐにでも人がほしい場合にも契約社員になる可能性があります。

高い給料を支払えない

これは、私の会社での事例ですが、その人が社員としてほしい反面
「前職の給料が高いために、正社員の給与テーブルでは、同等水準の給料を払えない」
というパターンで契約社員になっている人がいます。

正社員では、細かく給与テーブルが設定されており、それを覆して高い給料を支払うのは、他の社員の不平不満に繋がります。

一方で、契約社員であればある程度融通が効く上に、他の社員も雇用の不安定さと天秤にかけて、不平不満が出にくくなるという意図があるようです。

契約社員のデメリット

では、違いから更に踏み込んで、契約社員のデメリットを考えましょう。

雇用の安定性が低い

契約期間が設定されているため、契約終了後の雇用が保証されていないことが大きなデメリットです。

日本は、労働者を守る意識が非常に強く、一度正社員にしてしまうと解雇をするのは非常に困難です。

「本人の能力不足・努力不足」であっても、解雇の理由にはならず、仕事をサボっていたとしても不当解雇と言われる可能性があるのが現在です。

そのため、特に能力が低い人や会社から評価されにくい人ほど、契約社員はデメリットが大きいのです。

昇進の機会が少ない

企業によっては、契約社員を昇進対象にしていないところも多いため、キャリアアップが難しい場合があります。

これにより、同じ職務を長期間行うことになり、成長の機会が制限されてしまいます。

新しいスキルを磨きたい、責任ある役職に就きたい と考えている人にとっては、不満が残る場合が多いです。

また、有能な人ほどすぐに正社員に推薦されるため、そもそも契約社員のままの人は、会社に評価されていない可能性もあり、給料が上がりにくい傾向にあります。

社会的信用の低下

契約社員は、ローンやクレジットカードの審査で不利になることがあります。

金融機関やクレジットカード会社は、安定収入を重視するため、契約社員の不安定な収入源が信用度に影響を与えることがあります。

そのため、将来のために大きなローンを組む際 には、契約社員であることが不利になることも考えられます。

仕事で求められる内容も低い

契約社員は、基本的に「有期雇用」という印象が強いです。

たとえ、ある程度の労働者としての権利が守られているとはいえ、正社員に比べれば
「いつかはいなくなる存在」
と認識されても仕方ありません。

そのため、会社として仕事で高いレベルのものを任せられないこともあり、
「今の会社でのスキルアップが難しい = 転職も難しい」
という悪循環に陥ることがあります。

また、転職をすると
「今の会社で正社員にならないのか」
という質問に的確に答えることができなければ
「能力がないから正社員になれてないのか」
と面接官に思われ、面接の通過率が下がる可能性が高いです。

契約社員のメリット

では、反対に契約社員にもメリットは有るのでしょうか。

柔軟な働き方ができる

契約期間が設定されているため、ライフイベントに合わせた柔軟な働き方が可能です。

たとえば、 家庭の都合や自己啓発 のために契約満了をもって新たなチャレンジをすることもできます。

特に正社員の場合には、長期間の有給休暇を取って海外旅行に行くなどが難しかったり、
「半年働いて半年休む」
というような柔軟な働き方は難しいです。

契約社員で、且つ会社に評価されているような場合には、こういった柔軟な働き方も、契約を一旦終了させて、再度契約し直すことも可能ですので、人によっては向いていると言えます。

会社からしても、
・派遣に比べて仲介料が発生しない
・フリーランスに比べて自由に仕事を任せられる
というメリットも有るため、このような働き方が許容されるケースが有るのです。

職場環境を見極めることができる

これは私のケースですが、契約社員では「あくまで有期雇用」という前提があり、その期間に職場環境を見極めたいと考えて就職したケースがあります。

このときは、異業種への転職だったため、不安も大きく「自分に向いている仕事か」を見極めたいと思ったため、契約社員で働いていました。

結果、職場環境は悪く、自分にも向いていない職場だったため、3ヶ月の契約終了後に転職しましたが、面接をした限り「正社員を短期間で辞めた」よりも印象が良かったと感じています。

「そもそも自分の適性を見極めるために意図的に契約社員にした」

という部分が、きちんと自分のキャリアを考えたうえでの行動であり、後先考えていないとは判断されなかったようです。

契約社員に向いている人

さて、契約社員にはメリットもあるもののどのような人が向いていると言えるのでしょうか。

多様な経験を積みたい人

異なる企業やプロジェクトでの経験を短期間で積むことで、幅広いスキルと知識が得られます。

新しい環境に順応しやすい人や、異なる業界に興味を持っている人 にとって、契約社員は理想的な働き方です。

ただし、これは若い人且つ「その業界を浅く知りたい」というレベルでの話です。

契約社員はデメリットでも話したように、任せてもらえる仕事が浅いケースが多いです。

能力が高い人は任される仕事も増える可能性もありますが、このあたりは人に依存します。

また、数ヶ月程度の契約であれば、そもそも学べるスキルも限定的であるため、きちんと自分のキャリアプランを考えたうえでの行動が必要です。

ライフスタイルに合わせたい人

ワークライフバランスを重視し、働き方を自分の生活スタイルに合わせて柔軟に調整したい人にも契約社員は適しています。

働き方を柔軟に調整しやすい という特徴から、子育て中の親や自己啓発をしたい人には向いている可能性があります。

加えて、残業をしたくない人も、正社員よりも契約社員の方が向いている可能性があります。

というのも、契約社員の場合には「出世」はほぼないと考えて良いです。

そのため、会社としても
「残業 = 将来への投資」
ではなく
「残業 = 経費」
であると考えるケースが多いです。

正社員の場合には、将来への投資と考え、残業で多くのことを学ばせるケースがあるからです。

これらの理由から、残業もほぼないような環境で働ける可能性があります。

契約社員で働くときの注意点

契約内容の確認

契約書には更新の有無や更新条件、業務内容、報酬について詳しく記載されています。

契約内容が明確であるかどうか を確認することが重要です。

前述したように、私のときは「ボーナス無し」だったので、お金を主軸に転職をする際には、他の会社で契約社員を目指すほうが向いていると考えられます。

このように、正社員と契約社員の契約内容の違いは会社によって違うため、契約内容のチェックは非常に重要です。

福利厚生の範囲

契約内容と同様に、契約社員に提供される福利厚生は企業によって異なるため、健康保険や年金制度の適用範囲を確認する必要があります。

特に、家族扶養や医療費負担 などが必要な場合には、福利厚生の確認が大切です。

キャリアパスの明確化

契約社員としてのキャリアが将来的にどのように展開されるかを見据えることも重要です。

将来的に正社員としてのキャリアを考えている場合、契約社員としての経験が評価されるかどうか、企業に確認するのも一つの方法です。

契約社員から正社員を目指す方法

すでに現在契約社員で
「できれば正社員になりたい」
と考えている人は、どのような努力をすれば良いのでしょうか。

希望の意思を伝える

まずは、正社員になる意思があることを会社に伝えておくことが重要です。

企業側に将来的なキャリアの希望を伝えることで、正社員登用のチャンス が増える可能性があります。

また、正社員になる意思を伝えることで会社側に
「もしもこのまま契約社員で続けさせると、転職を考える可能性がある」
というプレッシャーにもなります。

人手不足と言われる日本で、仮に平均程度の能力を持っていれば、抜けられるのは困るはずです。

そのため、まずは意思を伝えておくことが重要です。

正社員の可能性の有無を確認しておく

正社員になる意思を伝えるとともに、会社として「正社員登用を考えているか」という事も確認しておきましょう。

仮に、業績悪化で正社員にはできない可能性があるとわかれば、その職場に何年もいることで
「他社への転職が難しくなる」
というリスクがあります。

年齢は転職に大きく影響を与えるため、少しでも早いほうが良いのです。

そのため、会社側の正社員登用の意思を聞いておくことが重要になります。

スキルを磨く

契約社員から正社員へ昇格するためには、業務スキルや専門性を高める努力が必要です。

例えば、資格取得やスキル研修などを活用して自己研鑽に励むことで、評価を上げることが期待 できます。

特に、「プライベートの時間を使って勉強している」という意欲のある人を、会社が放っておくことは稀で、きちんと努力している姿を見せることで正社員になれる可能性が高くなります。

社内の人脈を築く

契約社員であっても社内の人脈を積極的に築き、上司や同僚との関係を良好に保つことで、将来的に正社員として採用されやすくなります。

人脈が信頼関係の土台 となり、キャリアアップの可能性が広がります。

更に、社内文化の理解や、社内政治そのものが評価されて正社員になれる事もあります。

例えば、別の新しい人を雇うことを考えれば、同じ能力であれば
「既存の社員とうまく仕事ができる人」
の方が、高く評価されるでしょう。

まとめ

契約社員としての働き方には、安定性が低い、昇進の機会が少ないなどのデメリットがありますが、柔軟な働き方ができるなどのメリットもあります。

自身のキャリアや生活状況に応じて、正社員と契約社員のどちらが適しているかを考え、最適な選択をすることが大切です。

自分にとって 後悔のないキャリア選択 を目指しましょう。

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WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。