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【体験談】物販副業で失敗する理由と成功のためのポイント

【体験談】物販副業で失敗する理由と成功のためのポイント

この前、私が物販で副業をしていた時期に仲が良かった人と会いました。

そのため、当時のことを色々と思い出していましたが、物販という副業は失敗も多いのが特徴だなと改めて感じました。

物販副業は多くの人にとって手軽な収入源として魅力的ですが、実際に始めるとさまざまな課題が出てくることもあります。

この記事では、物販副業におけるよくある失敗の原因と、それを「今ならこうやって回避する」ということを交えてお話したいと思います。

物販副業で失敗する理由

まずは失敗の理由から解説します。

価格競争とライバルの多さ

物販副業での主な課題の一つは激しい価格競争です。

ネット通販では同じ商品を扱うライバルが多く、特に人気商品や汎用品を選んだ場合、価格競争が避けられません。

特に今の日本では、
「生活が苦しく、やすさを中心に商品を選ぶ」
ということが当たり前になっています。

– 価格の下げ合いが利益を圧迫する: 価格競争に巻き込まれると、自社商品の価格を下げざるを得なくなり、最終的にほとんど利益が残らない状況になることもあります。利益を確保するためには差別化が重要です。

– ライバルが多く露出が難しい: 似たような商品が市場に溢れているため、自社の商品が埋もれてしまい、顧客の目に留まりにくくなることがあります。特に新規参入者の場合、広告費やSEO対策にかける予算も限られているため、大手との競争が厳しいです。

私自身は、Amazonでの販売も行っていましたが、Amazonでは特に
「同じ商品ページに複数の販売者が表示されている」
というモールの特徴があります。

これにより、「より安い金額で提示している人が買われやすい」という事もあり、価格競争が激化していたため、私自身も手痛い失敗を何度もしました。

在庫管理の難しさと不良在庫のリスク

物販副業で非常に重要なのが在庫管理です。特に大量仕入れを行った場合、不良在庫のリスクが高まります。

– 売れ残りによるコスト負担: 人気があると思って大量に仕入れた商品が売れ残ると、売上を回収できないばかりか、保管費用もかかるため、在庫管理が難しいです。また、在庫処分のためにさらに値下げを余儀なくされ、利益が圧迫される可能性もあります。

– 不良在庫が資金繰りを悪化させる: 売れない在庫は倉庫スペースを占有し続け、倉庫費用や管理コストも増大します。資金が在庫に固定されることで、他の商品への投資ができなくなるリスクも生じます。特に流行が短期間で変わりやすい商品を扱う場合、売れ残りリスクは避けられません。

利益率の低さ

物販副業では、利益率が低くなりがちな点が大きな課題です。

仕入れ価格、送料、販売手数料など、さまざまなコストがかかるため、思ったより利益が出ないことが多いです。

私自身は、国内仕入れ・国内販売の物販をしていました。

この形態だと、どうしても利益率が低くなりがちで
「自社でしか取り扱っていない特殊な商品」
なんて存在しないので、どうしても利益が少なくなります。

大型商品の在庫コスト

これは、私が最も失敗したと思っているもので、当時家電を商社から卸して販売していましたが、
「大型家電が場所を取るので、在庫コストが高い」
ということです。

具体的には、テレビを扱っており、数十台をAmazonの倉庫に保管していました。

Amazonの倉庫は、場所によって保管料が異なり、大きい商品ほど月の保管料が高くなります。

そんなに売れる商品ではなかったこともあり、月々の保管料も馬鹿にならず、結局価格競争も相まって、かなりの赤字で在庫処分しました。

このように、大型の商品であれば在庫を保管することのコストもかかってくるので、リスクが高いのです。

失敗を回避するためのポイント

ここでは、当時の私にアドバイスするなら、どのようなことを言うのかを考えてみました。

適切な利益設定を行う

物販副業の成功には、利益設定が欠かせません。

価格競争が激しい市場で他社と競り合う場合、利益が見込みづらくなることが多いため、しっかりと利益率を見込む商品選びや設定を行う必要があります。

例えば、仕入れ価格に加え、手数料、送料、広告費、在庫コストなど、あらゆるコストを考慮に入れた上で価格を設定することが重要です。
(副業だと、この考え方がどうしても抜けがちで、「1つの商品が売れていくら利益が出るのか」だけに注目してしまいます)

– 利益率を確保できる商品の選定
単価が高いもの、あるいは競争が少なく利幅の大きいニッチ商品を選ぶと利益確保がしやすくなります。特に、商品が限定的であるものや、顧客層が絞られた市場に向けた商品は、利益率が高く設定できる可能性があります。

– 売上が利益に直結する商品数の管理
売上が少なくても、利益を確保できるように商品数を調整するのもひとつの方法です。売れ筋や回転率が高い商品に集中し、売れにくい商品の在庫を増やさないようにすると資金の回転率が向上し、無駄な在庫コストが減らせます。

在庫リスクを最小限に抑える

物販副業において、在庫を抱え過ぎてしまうと、不良在庫や倉庫スペースのコストが重くのしかかり、利益が圧迫されてしまいます。

特に、流行がある商品や消耗品の場合、在庫の管理が難しいため、仕入れ量に注意が必要です。以下の方法で在庫リスクを回避しましょう。

– 需要予測を徹底する
仕入れ前にしっかりと市場調査を行い、人気度や季節的な売れ行きなどの情報を収集します。特に需要が一時的に高まるイベントや季節に左右される商品については、慎重に仕入れ量を決定することが大切です。売れ残りを減らすためには需要の見極めが重要です。

– 少量仕入れや受注生産を検討する
初期段階では少量から仕入れる、もしくは受注生産の形式をとることで、在庫リスクを低減できます。実際にどれくらいのニーズがあるのかを把握してから、必要に応じて追加で仕入れることで、リスクを抑えつつ市場の動向を見極められます。売れ筋の把握をした後での追加発注が効率的です。

価格競争から脱却し、差別化を図る

価格競争が激化しやすい物販市場において、差別化を図ることが成功の鍵となります。

他社よりも優れた特徴や付加価値を提供することで、競合との差別化を進め、価格以外の面で顧客に選んでもらえるようにします。

– 独自性のある商品やサービスの提供
たとえば、オリジナルデザインや地域に根ざした商品を提供することで、他社にはない付加価値を提供できます。また、ラッピングやカスタマイズオプション、アフターサポートといった付加価値をつけると、単なる価格競争に巻き込まれるリスクが減ります。価格以外の面で顧客の興味を引く工夫を心掛けましょう。

– 顧客リピート率の向上
新規顧客の獲得にかかるコストを抑えるため、既存顧客のリピートを促進する施策も有効です。例えば、定期的な顧客フォローやメールマガジン、SNSなどを活用し、再購入のきっかけを提供することで、安定した売上と利益を確保できます。

マーケティングの強化

物販副業で成功するためには、商品の知名度を上げるためのマーケティングが欠かせません。

特にオンライン上での競争が激しい中、自社の商品をターゲットに届けるための戦略が重要です。以下の方法でマーケティングを強化しましょう。

– SNSやブログを活用する
無料で利用できるSNSやブログを使って商品の情報を発信し、潜在顧客にアピールします。日常的な情報発信や、商品に関する知識をブログ記事として提供することで、顧客の信頼を得ると同時に認知度を高めることが可能です。有益なコンテンツで顧客との信頼関係を構築しましょう。

– SEO対策や広告出稿で露出を高める
Google広告やSEO対策を行い、検索結果で上位に表示されるよう工夫するのも重要です。特に、検索エンジンでの商品名やニーズに関連するキーワードをリサーチし、それを活用した商品ページや広告を出稿することで、より多くの人に自社商品が届くようになります。SEOの強化による集客力アップが成果に直結します。

仕入れ先の見直しや交渉

仕入れコストが高いと、利益率を確保するのが難しくなります。

そのため、仕入れ先の見直しや、仕入れ価格の交渉も欠かせません。

– 複数の仕入れ先を比較
一つの仕入れ先に依存するのではなく、複数の仕入れ先を比較してコスト削減の余地を探ります。場合によっては、仕入れ先を変更することで価格や条件が良くなることもあります。安価かつ質の良い商品を提供する仕入れ先の確保が重要です。

– 定期的な交渉を行いコストを抑える
仕入れ先と定期的に交渉を行うことで、仕入れ価格を見直したり、支払い条件の改善を図ることが可能です。仕入れ数量が増えるタイミングや長期契約の際に、条件の見直しを依頼するのも良いでしょう。コスト削減による利益率の向上が期待できます。

仕入先も重要ですが、プラスして販売先も複数持つのも重要です。

例えば、同じ商品でもAmazonと楽天市場とヤフーショッピングに出す。

在庫管理をしっかりする必要が出てきますが、販売先によって利益率も変わってくるので、販売先は多いほうが選択肢も多くなります。

定期的な分析と改善を行う

物販副業は、状況に応じて柔軟に対応することが求められます。

そのため、定期的に販売状況や費用対効果を分析し、改善を図ることが重要です。

– 売上データの分析と売れ筋の把握
定期的に売上データを確認し、売れ筋商品や季節的な変動を把握することで、次回の仕入れやマーケティング戦略に反映させられます。特に、どの商品が売上の中心になっているかを把握することは、在庫管理や広告投資の優先順位を決める際に重要です。売上データに基づいた効率的な運営が可能になります。

– 改善サイクルを取り入れる
販売結果をもとに、商品ページの改善や広告内容の調整などを行い、売上の向上を目指します。例えば、商品ページの説明や写真の品質を向上させたり、広告のターゲット設定を見直すことで、転換率を高めることができます。改善サイクルを取り入れて成果を最大化する意識を持ちましょう。

個人的にはやはり初心者はWEBライター

ここまで、物販について書いてきましたが、個人的にはやはり副業ならWEBライターがおすすめです。

物販で色々な失敗をしてきましたが、
「在庫を持たなくて良い」
「手出し無しで始められる」
「場合によってはリサーチも不要」
というWEBライターのメリットを超えるメリットが、個人的に物販には見つけられませんでした。

私自身は、月に数百万円まで売上を上げましたが、それでもその不安定さや利益率の低さを考えれば、WEBライターの方が圧倒的に良かったです。

当時の私に副業を勧めるとしても、WEBライターを優先するでしょう。

まとめ

今回は、物販ビジネスでの失敗談をお話してきました。

物販は副業でも非常に人気ですが、一方で失敗する可能性も非常に高いビジネスだと思っています。

また、失敗したときのダメージが大きいのも特徴で、戦略的な撤退が上手くない人は、かなりの痛手を負ってしまう可能性があるため、おすすめできません。

このサイトでは、副業に関する情報や仕事に関する情報を多数発信しているので、是非他の情報も参考にしてみてください。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 twitter:Twitterアカウントへ