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相対的貧困率とは?日本のやばすぎる相対的貧困の現状

相対的貧困率とは?日本のやばすぎる相対的貧困の現状

こんにちは。こはくです。

今回は、相対的貧困(率)についてです。

現在、世界中で貧富の差が開いていると言われています。

世界中の富のほとんどが、トップの富裕層の物である。。。と言った話を、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

そんな格差を示すデータとして「相対的貧困率」があります。

相対的貧困とは

まずは、ざっくりと相対的貧困の定義から。

貧困には、「絶対的貧困」と「相対的貧困」があります。

絶対的貧困は、一般的には、
「最低限必要とされる食糧と食糧以外のものが購入できるだけの収入が無い人」
のことを言います。

生きているけれど、生活が成り立っていないような状況であり、日本では生活保護があるため、このレベルの貧困を感じる人は少数派でしょう。
(もちろん、理由があってこのような生活をしている方もいますが)

対して相対的貧困とは、
「世帯の所得が、その国の等価可処分所得の中央値の半分に満たない状態」
を言います。

回りくどい説明ですが、簡単に説明すると
「一般的な人の収入の半分以下の人」
が該当します。

日本の相対的貧困率

この相対的貧困に対して
「日本人のどの位の割合が該当するか」
を相対的貧困率と言います。

日本の相対的貧困のライン

では、日本における相対的貧困の金額はいくらでしょう。

厚生労働省の「2018年 国民生活基礎調査」による相対的貧困の基準は世帯年収127万円とされています。

つまり、年収127万円以下の人は、全て相対的貧困の対象となるのです。

月に10万5000円ほどの計算で、
仮に、時給1000円で計算してみると、105時間労働。

20日働くとすると、1日あたり5時間くらい働く。
1日8時間働く場合は、月に13日出勤。
週3日位の労働が該当します。

日本の相対的貧困率

相対的貧困って、結構すぐに行きそうだと思いませんでしたか?

毎日フルタイムで働いている場合且つ、最低賃金が守られている人には、もしかしたら無縁かもしれません。

しかし、フルタイムでの雇用が難しいケースもあるでしょう。

例えば、
・仕事が見つからない
・体が弱い
・フルタイムはストレスが大きい
・田舎で、回りに職場がなく、否応なくブラック労働させられる
など。

こういった方は、どうしても相対的貧困になってしまう可能性があるでしょう。

因みに、日本で2021年10月以降の最低賃金で、最も安いのは高知県と沖縄県で、820円です。

この基準で計算すると、1日8時間、月に20日働いても13万円です。

何日か休みが出れば、それだけで相対的貧困になってしまいますね。

では、この水準で働く人はどのくらい存在するのか。

実は日本の相対的貧困率は、15.7%と言われています。

つまり、6~7人に1人は相対的貧困と言えるのです。

相対的貧困の問題点

では、この相対的貧困の問題点とは何でしょう。

例えば、地方に行けば農家も多いですが、そういった所では、目に見える年収は低かったとしても、自分で作った野菜を食べ、近所の人が作った野菜と交換し、結果として食生活に困らないケースも考えられます。

特に稲作においては、年収が250万円台とも言われており、過酷な労働にも関わらず、収入だけを見ればかなり低いです。

相対的貧困の問題点として挙げられるのは、
「絶対的貧困の前段階」
という点です。

食べるものは変えるけど、他に使えるお金は無い。

この状態で、今の日本で生きていく事は、多くの人にとって厳しいです。

例えば、子育ての影響で時短勤務を余儀なくされた女性。

この場合、職種によっては相対的貧困に属する可能性があります。

更に、前述のような農家でも無いため、自給自足も難しい。

こういったときに、一般的には
「資格を取ってキャリアアップする」
「給料の高い仕事に転職する」
などが考えられますが、どうしても時短勤務に優しくない職場も多いです。

特に日本では、
「子育てで時短勤務をされると、それ以外の人にしわ寄せが来る」
という認識の人も多いです。

なので、転職という選択肢が難しく、資格の取得などにもお金がかかります。

そして、徐々に年齢を重ねると、更に転職やキャリアアップも難しくなる。

このようなループに入っている人は多いでしょう。

このような状況以外にも、専業主婦を長年やっている状況から、離婚をするなど人生には、予期せぬ出来事は多々あります。

そうやって一度相対的貧困になった後に、それを脱することが出来ず、結果として絶対的貧困に向かってしまう人もいるでしょう。

つまり、相対的貧困率が上がることは、
「絶対的貧困予備軍を増やすことに繋がる」
という状況なわけです。

これが、相対的貧困率が高いと困る理由です。

また、それ以外にも、他人の生活をSNSなどで簡単に見れる現代では、相対的貧困の人は経済的な面でコンプレックスを抱える可能性もありますし、
「自分には能力が無いから相対的貧困になっている」
というように、自己イメージを下げてしまう危険性があります。

日本で相対的貧困を脱するためには?

では、この相対的貧困状態になっている場合、どのように脱すれば良いのか。

それは、副業だと考えています。

今の時代、ネットさえ繋がれば、誰でも副業が可能です。
(このサイトを見てくれているということは、ネットにはつながっているんですよね?笑)

作業効率は、良くないかも知れませんが、スマホだけでも副業は可能です。

また、私自身はライターとして副業をしていますが、完全在宅で仕事が出来るので、体が弱い人でも稼げます。

更に、月に10・15万円を稼ぐ副業実践者は、結構多いです。

月に15万円だと、年収で180万円ですから、それだけでも相対的貧困を脱することが出来ます。

後は、やはり投資ですね。

多くの人が話題に挙げる
「r>g」
トマ・ピケティ氏の提唱する理論で、

「労働で稼ぐよりも投資で稼ぐほうが、経済成長が早い」
という法則。

これを考えると、少額でも良いから投資をすることで、徐々に相対的貧困から脱する事も期待できるのではないかと思います。

ただ、精神的なハードルは、副業の方が低いでしょう。

このサイトでは、ライターとして稼ぐ上で重要な情報をまとめていますので、是非他の記事も見ていただいて、経済的な自由を目指しましょう!

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ