生活のリアル

手取り20万円はすごい!?それとも貧困?額面年収や月収、生活レベルまとめ

【衝撃の事実】手取り20万円はすごい!額面年収や月収、生活レベルまとめ

現在、多くの人がお金について悩んでいます。

私自身も20代で借金が返せなくなり、債務整理を行うなど、お金には苦労してきました。

今の日本は、相対的貧困率が高く6人に1人は貧困とも言われています。

そんな中で「手取り20万円」というラインは、一つの基準にもなってくるでしょう。

今回は、そんな手取り20万円は、どのような生活なのか。そして、それ以下の人はどのようにして収入を上げていくべきなのかを考えたいと思います。

手取り20万円の額面年収・月収

まずは、手取り20万円を額面の年収や月収に直していきたいと思います。

住む地域や状況によって異なりますが、一般的には手取り20万円の人の額面月収は25万円ほどです。

そして、ボーナスが無い会社の人の場合、25万円×12ヶ月で、300万円が額面の年収ということになります。

以下に、ボーナスの月数と額面の年収を記載していきます。

年間ボーナス月数 年収
0 300万円
0.5ヶ月 312.5万円
1ヶ月 325万円
1.5ヶ月 337.5万円
2ヶ月 350万円
2.5ヶ月 362.5万円
3ヶ月 375万円
4ヶ月 400万円

ただし、日本は累進課税で、年収が高いほど税金も増えます。

そして、所得税の税率が変わるのが、年収330万円なので、この上下で実際の年収差が大きくなる可能性もあります。

因みに、330万円以下は所得税10%・それ以上は所得税20%と、非常に大きな差があります。
(基礎控除額もあるので、単純に2倍というわけではありませんが)

日本の年収の中央値が400万円ほどであることを考えると、手取りで20万円の人は

ボーナスが無い場合:低い
ボーナスが多い場合:中央値ちょっと下

と考えられます。

手取り20万円って貧困なの?

さて、手取り20万円と聞くと、多いと思いますか?少ないと思いますか?

先程の計算では、ボーナスがなかったとしても年収300万円です。

相対的貧困(その国の中で、相対的に貧困に属するか)のラインは、
「年収約130万円前後」
と言われています。

計算が少しややこしいので、ざっくりとではありますが、このラインを大きく上回るため、手取り20万円でも、貧困ではないと言えます。

しかし、住む場所や生活スタイルによっては、生活はかなり厳しいものになると考えられます。

また、日本は現在「1億総貧乏」なんて言われることもあるくらい、全体の水準が下がっています。

この相対的貧困というのは、
「いわゆる真ん中のレベルの半分以下の生活」
という基準で決められます。

そう考えると、全体のレベルが下がり、「真ん中」も下がってきていれば、昔の相対的貧困よりも、更に厳しい状況であると言えそうです。

また、このレベルの収入だと、貯金や投資にお金を回す余裕がない人も多く、将来的に貧困になる危険性は十分にあると考えられます。

手取り20万円の一般的な生活レベル

では、手取り20万円の人の一般的な生活レベルはどのくらいのものでしょうか。

私自身も、数年前は手取りで20万円ほどでしたが、当時の生活レベルとしては、こんな感じでした。

家賃:5.5万円
食費:4万円
水道光熱費:1万円
スマホ代/ネット代:1万円
外食費:2万円
遊興費:2万円
その他:2万円
貯金・投資:2.5万円

貯金や投資に回すお金が無いわけではないですが、
・急な結婚式の招待
・家電の購入
・帰省の交通費

など、ちょっとしたイベントがある度に、貯金のお金を回していましたから、ほとんど金融資産と呼べるものが溜まっていない状態でした。

因みに言うと、この時期は副業と合わせて手取り20万円ほどでした。

当時は、先輩の会社で働いており、業績は非常に悪かったです。

その結果、給料がかなり低かったです。

そのため、お金を貯めることや生活レベルの維持のためにコンビニのアルバイトをしていたのです。

結果、
本業:17万円
副業:8万円
の、合計25万円ほどで、手取りにすると20万円でした。

外食が高いのは、副業もしているので、自炊する時間がなかったというのが、正直なところです。

しかもこのときはボーナスは無し。

この時期の、個人的な生活感についてもお話していきましょう。

やりたいことがどんどんとなくなっていく

元々は、人生においてやりたいことがたくさんありました。

新卒1年目のときには、大学時代にやっていたスポーツで国体を目指していましたし、それまでしてこなかった旅行にも興味がありました。

楽器をやりたいとも思っていましたし、他のスポーツにも挑戦してみたかったです。

また、親が会社を経営している事もあり、
「起業をする気はある。でも、まだ何をするかピンときていない」
という状況でもありました。

しかし、実際に何年か社会人として働き、仕事の忙しさと金銭面での負担を目の当たりにすると、段々とやりたいことが減ってきました。

特にこの時期は副業で時間的にも厳しかったです。

なので、
「ちょっと友達とご飯に行くのが最上級の贅沢」
というような感覚になってきました。

恋愛も億劫に

恋愛に関しても、どんどんと億劫になってきた時期でした。

当時の彼女は社会人でした。

収入面だけで言うなら、彼女のほうが良かったです。

その状況に、コンプレックスもありましたが、彼女の方が金銭的に余裕があるからこそ、
・遠出のデート
・お金のかかる遊び
に誘われることも多く、これが段々と苦痛になってきました。

かと言って、お金を理由に断るのも、プライドが傷付く。

こんな状況で、恋愛も億劫になってきた時期でした。

将来の不安が大きい

当然ですが、金銭面を中心に将来の不安が大きかったです。

当時は20代だったので、ダブルワークも何とか出来ました。

それでも、疲れが溜まっていると感じるタイミングもありました。

こんな状態で、もしも30代、40代と年齢を重ねたら・・・。

同じ様に働くことが難しいのは、なんとなく予想が出来ました。

その結果、段々と将来に対する不安も大きくなってきたのです。

引っ越しも無理

毎月の貯金がほとんど出来ない状況だったので、引っ越しなども難しいです。

一人暮らしで考えても、20万円近い金額がかかる可能性がありますから、気軽に引っ越しも出来ません。

これも、将来の不安を増長させた一つの要因だと思います。

よく、ネットなどで
「固定費を削れ!家賃の安い所に住め!」
なんて事を見ますが、正直生活に困窮している状態では、この引っ越しさえも高いハードルだったのです。

転職する時間も無い

転職を考えたのは、
「先輩の会社の将来性が本当に無いと感じた瞬間」
でした。

その時期は、アルバイトを辞めて、本気で転職活動をしました。

しかし、それまではダブルワークで時間もなかったですから、転職活動をする気力も体力もありませんでした。

ブラック企業・・・というほどではなかったですが、ブラック企業の人も同じような悩みを持っているのではないかと思います。

自分に自信が無くなる

こんなに働いているのに、生活ギリギリしか稼げない。

こんな状態が続いていたので、自分に自信がなかった時期でもありました。

サラリーマンの平均年収も知っていましたし、副業と合わせて平均年収以下。

これは精神的にキツイものがありました。

しかも、当時の先輩の会社では、将来役に立つようなスキルを磨けているという実感もありませんでした。

そのため、よっぽどのラッキーが無い限り
「現状が良くなるルートが見つからない」
というような感覚でした。

ゲームで言うなら、クリアするまで出られないダンジョンに入ったものの、出会う敵が全員強すぎて倒せない。

このくらい「詰み」の感覚がありました笑

実際に手取り20万円を脱した手順

ここからは、私自身が手取り20万円を脱した具体的な手順をお話します。

もちろん、人によって環境が違うので、一概に正解とは言えませんが、少なくとも当時の私からすると
「それで良かった」
と思う選択でした。

まずは転職

当時の私は、最初に転職をしました。

条件としては
「本業だけで、最低限の生活をする」
という事。

そのため、手取り20万円以上の会社に転職を考えました。

加えて、元々大学はIT系だったので、技術を磨けるようなIT企業に行くことを決めました。

先輩の会社はIT系ではなかったので、ブランクがある状態でしたが、なんとな転職をしました。

ただ、ブランクと自分の知識レベルのせいで
「固定残業30時間」
という条件でしか、手取り20万円を達することが出来ませんでした。

IT業界ではかなり低いほうかと思います。

ボーナスは年間で2ヶ月分だったはずなので、前職から考えると結構な年収アップになりました。

それでも、年収の中央値には届きませんでした。

生活を維持しながら副業に本格的に挑戦

そこから、バイトをしなくても生活できる環境を手に入れた私は、副業を本格的にやりました。

アルバイトではなく、次は個人事業でできるような仕事を探しました。

その時に本格的に取り組んだのは、物販事業でしたが、WEBライターも少しやっていました。

これまでアルバイトをしていた時間を、副業に回す。

これだけでも、ほんの少し将来に対して希望を持つことが出来ました。

副業一本にして失敗

副業である程度収入が作れたのですが、そこで副業一本にしてしまったのは、私の痛い失敗でした。

そのまま副業で稼いだお金を投資に回したり、金銭的に余裕を持って更に転職をすればよかったのですが、当時の自分にはそういった考えはありませんでした。

結果、副業一本にした結果、事業に失敗して借金を背負う羽目になりました。

経験を活かして更に転職

副業一本にして失敗した後ですが、その前のIT企業での経験を活かすことが出来て、派遣社員として転職が叶いました。

このときの年収は、大体400万円を超えていたと思います。

更に、副業もやっていたので、合計で500万円ほど。

やっと中央値を超える年収を得られるようになりました。
(副業込みですが笑)

この後は、更に経験を積んで転職や失敗を繰り返しましたが、今では本業だけでも500万円を超える様になりました。

まとめ

今回は、手取り20万円の生活をみてきました。

個人的に、手取り20万円(しかも副業込みで)から、中央値以上の収入になったのは、

1.副業してでも生活を賄う
2.固定残業代を含めてでも本業だけで生活できるようにする
3.空いた時間で副業をする
4.本業でスキルを身につけて転職する
5.本業×副業の二馬力

という順を辿ったからこそだと考えています。

確かに、普通にサラリーマンをするよりも大変です。

副業って、稼げるまでは本当に精神的にも肉体的にもしんどいです。

しかし、その時期を乗り越えてきたからこそ、今はかなり生活が楽になりましたし、精神的にも安定しています。

ですので、是非今の状況がキツイ人は、少しでも状況を変えるための行動をしてみてはいかがでしょうか。

このサイトでも、ライターを中心に「稼ぐ」ということについては重要視しています。

是非、他のページも参考にしてみてください。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ