今回は、手取り別の年収・年収別の手取りの早見表です。
私自身、サラリーマンと副業を両方やっていますが、
「本業での給料の設計」
が、将来設計にも大きな影響を与えます。
例えば、
「サラリーマンの給料が○万円になったら、忙しいだけのアルバイトを辞めて、副業はWEBライターに専念しよう」
と考えたり、
「サラリーマンの給料が○万円になったら、労働集約型のビジネスから、ストック型のビジネスに切り替えよう」
という感じです。
こういった設計は、個人的に非常に重要だと考えています。
転職を考えているなら、こういった計算も重要ですし、転職しなくても今の会社の給与水準を考えて、将来設計をするのも重要でしょう。
年収の上下によって結婚のタイミングを変えたり、貯金や投資の割合を増やしたり。
今回は、こういった将来設計をしやすくするための、手取りや年収の早見表を作ってみました。
人の状況によって、税金や保険料が変わるので、一概には言えないものの、大体の目安になるでしょう。
年収別手取り一覧表
年収別の手取り一覧を見ていきましょう。
この計算では、ボーナスが大きく影響してきます。
年収を手取り額に変えると、下記のようになります。
(細かく計算すると大変なので、一般的な状況で計算します。)
年収の額面 | おおよその手取り |
---|---|
250万円 | 200万円 |
300万円 | 240万円 |
350万円 | 280万円 |
400万円 | 320万円 |
450万円 | 350万円 |
500万円 | 400万円 |
600万円 | 480万円 |
650万円 | 510万円 |
700万円 | 550万円 |
750万円 | 600万円 |
800万円 | 640万円 |
手取り月収
さて、上記の手取りの年収を、更に月収に直していきます。
ボーナスが無い人に取っては、この手取り年収を単純に12分割すると、手取り月収が出てきます。
年収の額面
|
おおよその
手取り年収 |
おおよその手取り月収(ボーナス月数別) | ||||
ボーナス無 | ボーナス1ヶ月 | ボーナス2ヶ月 | ボーナス3ヶ月 | ボーナス4ヶ月 | ||
250万円 | 200 | 17 | 15 | 14 | 13 | 13 |
300万円 | 240 | 20 | 18 | 17 | 16 | 15 |
350万円 | 280 | 23 | 22 | 20 | 19 | 18 |
400万円 | 320 | 27 | 25 | 23 | 21 | 20 |
450万円 | 350 | 29 | 27 | 25 | 23 | 22 |
500万円 | 400 | 33 | 31 | 29 | 27 | 25 |
600万円 | 480 | 40 | 37 | 34 | 32 | 30 |
650万円 | 510 | 43 | 39 | 36 | 34 | 32 |
700万円 | 550 | 46 | 42 | 39 | 37 | 34 |
750万円 | 600 | 50 | 46 | 43 | 40 | 38 |
800万円 | 640 | 53 | 49 | 46 | 43 | 40 |
先程の手取り年収の右に、ボーナスの年間支給額(ヶ月分)に応じて、手取りの月収を付け加えました。
ボーナスが無い場合には、年収300万円の人でも、普通に生活はできそうに感じますね。
私が借金を返済していた頃は、家賃を含めて月に15万円の収入で生活できていたので、不可能な数値では無いでしょう。
しかし、ボーナスが入ってくると、同じ年収300万円の人でも、手取りが15万円(ボーナス4ヶ月の場合)になってしまいます。
流石にこの金額だと、生活以外の何も出来ない様に感じますね。
場合によっては、毎月赤字家計で、その赤字をボーナスで補填するような生活になりそうです。
反対に、友達が月の手取りが30万円と言っていても、ボーナスがなければ年収450万円ほどで、ボーナスが4ヶ月分の場合には600万円もあることになります。
基本的には、他人の年収に一喜一憂するメリットはありません。
しかし、どのくらいの年収で、どのくらいの生活ができるのか。
自分の将来像を考える上で、リアリティを求めるのは非常に重要です。
私自身の年収と副業の考え方
ここからは、私自身がどの様に考えて、どの様に将来設計をしているのかについてお話したいと思っています。
今現在だけ・・・というよりは、年収が低かった当初からの選択や
「当時、こうしておけばよかった」
という部分も含めてお話したいと思います。
段階を分けて自分に必要な生活費を算出する
最も最初にするべきこととしては、
「自分が稼ぐ金額を決める」
ということです。
例えば、自分の生活に年収500万円が必要だった場合、今の会社でどれだけ頑張っても年収500万円が難しい場合があります。
稼げる金額というのは多くの場合
・職場環境
・業界
・国や地域
によって変わってきます。
そのため、それらの選択を間違っていると、必要な金額を得るためのスタートラインに立つことも出来ない事になります。
その場合は、転職や引っ越しも将来の予定に組み込んでおく必要があるのです。
そして、このときに重要なのは、
・必要最低限の生活費
・ある程度余裕のある生活を送るために必要な年収
・やりたいことを6割くらいできる年収
・理想的な年収
などのように、段階に分けて考えることです。
多くの人が目標設定に失敗するパターンとして
「理想的な年収」
だけを考えてしまうことです。
理想的な年収となると、1000万円や2000万円という金額を考える人は多いです。
しかし、今が仮に年収200万円だったとして、いきなり1000万円になることはありません。
それだけではなく、1000万円への道筋を考えることさえも難しいのではないでしょうか。
一方で、年収200万円の人が年収300万円になるためには、年間100万円UPを目指せば良いです。
月に直せば8万円強で達成可能です。
この金額なら、アルバイトでも達成可能ですし、今の会社で管理職になれば達成可能かもしれません。
この様に、リアリティのある計画を立てられるか。
それは、今の現状とかけ離れすぎていない目標を考える必要性があるのです。
そのためにも、段階ごとに必要な年収を考えていきましょう。
まずは本業だけで生活できるようにする
当たり前の事に思うかもしれませんが、
「本業の収入だけで生活する」
というのは、非常に重要なことです。
特に新卒1年目などは、実家住まいでない場合は、ほとんどの人が本業だけで生活が成り立っていないのではないかと思います。
ここで言う生活が成り立つというのは、
「ある程度のトラブルがあってもお金がある」
という状況です。
友達の結婚式に招待されたり、怪我や病気で数ヶ月働けなくなっても、貯金で何とかなる・・・レベルが必要だと考えています。
そう考えると、本業だけで生活ができるというのは
「月に数万円ずつでも貯金ができる」
という状況と言い換えられます。
20代単身者の貯蓄額の中央値は、たったの20万円しかありません。
つまり、少なくとも20代のほとんどの人が本業だけで生活が成り立っていないと言えそうです。
今の年齢に関係なく、まずはこの
「本業だけで生活が成り立つ」
ということを目指すべきでしょう。
更に上の段階を目指す方向性を考える
最低限の生活を確保できたら、その後の理想的な人生を得るための方向性を考えます。
例えば、私自身は本業で生活出来た上で、副業で稼ぐことを選択しました。
それは、「会社に依存しない」という生き方を目指すためです。
将来的には、サラリーマンを週5ではなく、週2や週3で過ごして、メインを自分の会社の事業・・・のような形にしていきたいと考えています。
ここは、人によって価値観が違うところだと思います。
・いつでも転職できる様にスキルを付ける
・投資だけで食べていける様に資産形成をする
・結婚しても生活に困らない様に出世を目指す
色々な選択肢があると思います。
そして、一言で年収UPと言っても、方法は無限にあります。
この方向性を考えることが重要です。
選んだ方向に向かいながらも生活防衛資金を貯める
方向性が決まったら、その方向に向かう必要があります。
しかし、この時に一緒に考えておきたいのは
「生活防衛資金」
です。
突然の解雇や大きな怪我・病気で働けなくなるといった収入源が無くなった状況でも、生活費を稼ぐまでの間の繋ぎ資金です。
一般的には、半年から1年分の生活費があれば大丈夫と言われていますが、このあたりは個人差があります。
心配性の人は2年分くらい貯めておいたほうが良いですし、実家住まいの人は1ヶ月分位あれば良いかもしれません。
まとめ
今回は、年収別の手取り一覧を見てきました。
今の自分の会社では、どのくらいのレベルを目指せるのか。
これは、多くの人が意識したことが無いのではないかと思います。
特に日本では、他人に給料の額を聞くのは、タブーという風潮もありますし、言いたがらない環境です。
ですが、自分の将来像を考える上では、これらの金額を把握しておくことや、自分がどのくらいの年収を必要としているのかは、非常に重要です。
そして、それに向かう方法として、このサイトでは「副業」。特にWEBライターをオススメしています。
是非、他の記事も参考にしてみてください。