こんにちは。こはくです。
今回は、SEOの中でも
・ブラックハットSEO
・ホワイトハットSEO
この2つについて解説していきます。
この内容、非常に重要で、間違って利用するとサイトが検索結果に出てこなくなりますので、正しい知識を持っておきましょう。
ブラックハットSEO/ホワイトハットSEOとは
ブラックハットSEOとホワイトハットSEOは、両方ともSEOです。
SEOである以上、両方とも
「自分のサイトを検索上位に上げてくる」
ということを目的にしています。
では、これらはどの様に分類されるのか。
一言でいうと
「ユーザーの利便性を損なう方法がブラックハットSEO」
「ユーザーの利便性が上がるのがホワイトハットSEO」
です。
ホワイトハットSEOは、理解しやすいと思いますが、ブラックハットSEOは
「なぜ、ユーザーの利便性を損なっているのに、上位表示されるようになるのか」
といった疑問が残るでしょう。
サイトの質を判断するのは機械
ブラックハットSEOが存在するのは、
「サイトの質を判断するのが、人間ではなく機械」
だからです。
何億・何兆とある膨大なサイト(しかも、各サイトの各ページ)の質を判断するのは、人間では不可能です。
そのため、クローラーと呼ばれる機械がサイトを巡回しています。
機械が自動的に判断をするため、その判断手法の穴を突いて上位表示させる・・・という方法ができてしまいます。
例えば、サイトの質を判断する時に
「他のサイトからリンクを貼られていたら、良いサイトだよね」
という判断基準を持っていた場合。
この判断手法を逆手に取れば
「複数のサイトを自分で作って、それらのサイトからメインサイトへのリンクを貼れば、評価が上がる」
という話が成立してしまいます。
結果として、業者が作った膨大なサイト(しかも内容の殆どないサイト)からリンクが貼られ、
「サイトの質は低いのに上位表示された」
ということが起こってしまうのです。
これらは、サテライトサイトと呼ばれ、実際に使われていた手法です。
しかし、こういった手法が出回った結果、現在では被リンク(他のサイトからリンクを貼られること)の数は、それほど評価対象に含まれていないと言われています。
効果があったとしても、国が運営しているサイトや、すでに高い評価を得ているサイトから・・・など、特定の基準が存在しているでしょう。
ブラックハットSEOの問題点
このブラックハットSEOの問題点は、
「質の低いサイトでも上位表示されてしまう」
という点です。
テクニックに走った結果、検索結果の上位が全て質の低いサイトになってしまったら。
ユーザーはGoogleを使わなくなる可能性もありますよね。
そのため、これらのブラックハットSEOは、Googleの理念に反抗する形になり、いずれは淘汰されてしまうのです。
ブラックハットSEOに対する対策は2種類考えられる
ブラックハットSEOは、Googleの理念に反しますから、最終的にGoogleに対応される可能性が高いです。
その際、考えられる対策としては、大きく分けて2つあります。
1つは、低評価をされて、検索結果から除外されてしまうケース。
これは、悪意のある施策をしたサイトに対して起こる対処法です。
そしてもう1つは、「評価されなくなる」というパターン。
先程の被リンクの話は、もしかしたら本当に自分でやった訳では無い・・・というケースもあります。
例えば、あまり更新していないブログからたまたまリンクを貼られた・・・などのケース。
こういった場合に、全てを低評価にしてしまうと、不都合が生じるケースもあるでしょう。
そういった場合には、評価基準としての価値が下がるだけで、サイトの評価自体が下がらないケースが考えられます。
もちろん、Googleは評価基準を明示していませんので、あくまでも推測になりますが、いずれにしてもブラックハットSEOを避ける必要があるでしょう。
ブラックハットSEOの一覧
では、具体的にどのような施策をするとブラックハットSEOになってしまうのでしょうか。
ここでは、一般的に使われるブラックハットSEOについて紹介します。
被リンクの大量生成
これは、前述してきた方法ですが、
「たくさんのサイトからリンクを貼られているサイト=良いサイト」
という判断基準を逆手に取った方法になります。
コピーコンテンツを大量生成
次に、コピーコンテンツの作成です。
例えば、同業他社のサイトA、B、Cにそれぞれ10個の記事があった場合。
これらを全てコピペして自分のサイトに30の記事を作れば。
きちんとした内容の記事が同業他社の3倍あることになります。
一見すると
「サイト内の情報量が一番多いサイト」
と判断できてしまいます。
これを逆手に取った方法で、今ではコピーコンテンツは評価を下げる事になります。
質の低い記事を大量生成
機械で記事の質を判断させるといっても、
「機械は文章の内容そのものを理解しているわけではない」
と考えた場合。
例え記事の質が低かったとしても、大量にコンテンツが有る方がサイトとしては、評価されやすいです。
そうなると、例えば1文字0.1円で2000文字の記事を大量に外注し、サイトにアップする。
これで、検索上位が狙える事になってしまいます。
検索キーワードを無駄に入れる
これは、検索エンジンの
「何度もキーワードが出てきた場合、そのサイトで重要視されているキーワード何だな。しかも、何度も出てきているということは、そのサイトではそれだけ深く書かれているんだな」
という判断基準を逆手に取った方法で、
「SEO、SEO、SEO・・・・」
などのように、何度も同じ単語を羅列するような書き方です。
当然、ユーザーとしては、この単語の羅列によって得られるメリットはありません。
そのため、現在では評価を下げるものと判断されます。
見えない部分にキーワードを入れる
上記の何度もキーワードを入れることの発展形として、
「ユーザーに見えない部分にキーワードを入れておけば、ユーザーからの信頼も下がらないよね」
といった流れで、キーワードを透明にしていれたり、背景色と同じ色の文字にして入れる方法があります。
単語を羅列する
これは、ワードサラダなどと呼ばれる方法ですが、記事に実際に関係のないキーワードを大量に入れる方法です。
例えばこの記事に
・ダイエット
・サプリメント
・美容液
などのように、関係のない単語を詰め込むことで、
「あわよくばそれらのキーワードからアクセスが集まればいいな」
というのを期待して行う方法です。
記事に関係のないキーワードでも、大量に単語を入れておけば、何かしらヒットする可能性があるからです。
しかし、これらの方法は、ユーザーが興味のない記事に誘導される可能性があります。
そのため、ブラックハットSEOとされています。
因みに余談ですが、下記の画像の様に、今でも楽天市場などのネットショップでは利用されている方法です。
(とは言え、あまりにも関連性の無いキーワードを入れても、ユーザーの購買率が下がるだけなので、オススメの手法ではありません)
ユーザー画面とクローラー画面を分ける(クローキング)
ユーザー画面とクローラーが見る画面を切り替える「クローキング」という手法も存在します。
ユーザーには通常のコンテンツを、クローラーにはSEOに特化したコンテンツを。
この様に切り分ける方法ですが、SEOに対して、Googleがどんどんと評価基準を強化している結果、現在では
「SEO的に良い記事=ユーザーにとっても良い記事」
になっているため、この方法は意味がなくなってきたといえます。
まとめ
今回は、SEOの種類
・ブラックハットSEO
・ホワイトハットSEO
について見てきました。
WEBライターにとって、こういった手法を知った上で、間違ってもブラックハットSEOを使わない様に気を付けましょう。
SEO対策と言うと、難しい印象を受けるかもしれませんが、基本的には
「ユーザーにとって有益な情報を提供する」
という事を念頭に置けば、大きく間違える事は無いでしょう。