ライター

コピペしてないのにコピペチェックに引っかかる!?プロが教える原因と対策(一致率の下げ方)

コピペしてないのにコピペチェックに引っかかる!?プロが教える原因と対策(一致率の下げ方)

あなたは普段、記事制作をしていて
「コピペしてないのに、コピペチェックに引っかかる」
という経験をしたことがありますか?

WEBライターとして活動していると、コピペチェックをしてから納品するパターンが多いです。

そうでなかったとしても、コピペチェックをクライアント側で行い
「コピペ率が高いので、修正してください」
なんて言われることがあります。

この修正に何時間も(ときには何日も)使ってしまう人もいます。

今回は、そんな人が
・なぜコピペチェックに引っかかるのか
・どうすれば引っかからないのか
・コピペチェック時の注意点

をお話していきたいと思います。

この記事を何度も読んでいく中で
「自分のオリジナル記事」
を書く力がついていきます。

私自身は、過去8年間ライターをやっていますが、ある事(この記事で紹介します)をするようになってから、劇的に修正依頼が減りました。

是非、あなたもコピペチェックに引っかからない人になりましょう。

なぜコピペチェックが必要なのか

では、まずは
「なぜコピペチェックが必要なのか」
を解説していきます。

簡単に説明すると、
「ユーザーに必要な情報ではないから」
ということです。

通常、WEBライターなどはSEO記事を求められます。

つまり、グーグル検索で上位に表示してほしいから記事を依頼します。

では、どういう基準でGoogleが検索順位をつけるのか。

それは、
「ユーザーのためになる情報」
です。

これは昔からGoogleの理念でもあります。

そして、ユーザーのためになる情報に
「他のサイトと同じ内容のコンテンツ」
は、複数必要ないのです。

コンテンツは、いわばネット上の商品。

この商品は、バラエティ豊かである方が、ユーザーとしても楽しめますし、役立ちます。

しかし、
・嘘の情報が載っている商品
・重複した商品
・誰もが必要としない商品
は、店頭に並べたくはありません。

だからこそ、
「他のサイトと重複しないコンテンツを作る必要がある」
のです。

これが、ライターに求められる記事であり、「コピペチェックがだめ」な理由です。

ちなみに、コピペコンテンツは単にそのコンテンツが上位表示されないだけではなく、
「他の記事も順位が下る」
と言われています。

そのため、コピペ記事とは単に価値が0の記事ではなく、マイナスの記事なのです。

コピペチェックの定番は「CopyContentDetector」

さて、コピペチェックをする際に、現在最も使われているツールは、「CopyContentDetector」でしょう。

CopyContentDetector

4000字までの文章なら、無料でコピペチェックをしてくれるので、非常に便利です。

「類似度」「一致率判定」が低いほうが良い

このサイトには、
・類似度
・一致率判定
・テキスト類似度
の3つの指標で文章のコピペをチェックしてくれます。

その中でも、「類似度」「一致率判定」が重要です。

これらの数値が、「良好」となるようにしてから納品するのが一般的です。

中には、クライアントから細かいパーセンテージを指定される事もあります。

ちなみに、「テキスト類似度」の項目は、過去に自分がアップした文章と似ているかなので、同じ記事の内容を何度もチェックすれば当然上がります。

なので、これは気にしなくて大丈夫です。

重要なのは「一致率判定」

そして、特に注意したいのは、一致率判定です。

SNSを見ていても、一致率に関しては多くの人が
「50%を超えてしまう」
と言っており、初心者ライターからすると鬼門となっているようです。

なぜコピペしていないのに、一致率が高くなってしまうのか

では、なぜコピペしていないのに、一致率が高くなってしまうのでしょうか。

ここではその理由を説明します。

書き方をインスパイアされている

通常、リサーチしてすぐに執筆するかと思います。

そうしないと、リサーチした内容を忘れてしまいますしね。

しかし、それがダメなのです。

リサーチしてすぐに書いてしまう、もしくはリサーチしながら執筆すると、直前に読んだ内容にインスパイアされてしまい、同じような文章を作ってしまいます。

特に、文章の順や構成に関しては、大きくインスパイアされる傾向があります。

法律など一字一句変えられない内容が多い

次に、法律などの一字一句変えてはならない内容の記事の場合です。

これは、ある程度は仕方ありませんが(もちろん、回避方法は後述します)、こういったジャンルを選んでしまうと、どうしても一致率に悩まされる可能性が高いです。

オリジナル要素が少ない

次に、オリジナル要素が少ないことです。

いわゆる「コタツ記事」と呼ばれるものですが、
「ネットで調べた情報をまとめてネット記事にする」
このような書き方で、オリジナルのコンテンツは生まれにくいでしょう。

事実のみが書かれた記事

次に、事実のみが書かれた記事。

事実とは、例えば
・店の営業時間や住所
・SNSで拾ってきた情報
・会社情報
・時事ネタ
などが挙げられます。

これらは基本的に、誰が書いてもそれほど大きな差が生まれません。

ここに、体験や感想などのオリジナル要素が入れられるなら良いのですが、クライアントによってはそれが難しいケースもあるでしょう。

そもそもコピペからスタートしている

記事の執筆時間を短縮するために
「コピペしてからリライトする」
という方法を取っている初心者の方もいるようです。

このような方法では、当然細かい部分が修正されていても、文章の流れや構成は一致してしまいます。

一致率を下げる方法

さて、原因がわかったところで一致率を下げる方法について見ていきましょう。

最も重要なのは「自分の言葉で」伝えること

最も重要なことは、「自分の言葉」で伝えることです。

色々な文章を読んで、意味を理解し、それを自分の言葉で伝える。

これができれば、正直一致率に引っかかる可能性はかなり少ないです。

私自身は、ほぼ一致率で引っかかることはありません。

なので、普段から文章を読んで「自分なりの言葉でアウトプットする」ということを癖にしておきましょう。

おすすめなのは、
「本を読んで、内容を友だちに話す」
という方法。

本を片手に内容を話す人はいませんよね。

なので、ある程度自分の中で理解してかみくだく工程が入ります。

これが、そのまま執筆の練習にもなるのです。

リサーチ日と執筆日を分ける

次に、リサーチ日と執筆日を分ける方法です。

これを始めてから、私は一致率が格段に下がりました。

どういうことかと言うと、クライアントからキーワードをもらったとします。

そのキーワードをもとに上位10サイトをリサーチして、その日は構成の作成だけで、作業を終了します。

執筆はしません。

次の日に、リサーチはせずに昨日作った構成を書き上げていきます。

そうすると、昨日読んだ文章を一字一句覚えているわけではないですし、複数のサイトをリサーチしているので、その内容が頭の中で混ざります。

そして、寝ている間に記憶が定着しているので、それなりに記憶に残っています。

この記憶を頼りに執筆していくのです。

そうすると、リサーチしながら書いているわけではないので、自然と自分の言葉で書けるようになります。

例を入れる

次に、例を入れる方法です。

例えば、人気のケーキ屋のタルトを詳細する際。

ここのタルトは、白いちごを使っており、あっさりとした生クリームが人気の一品です。

例えるなら、〇〇(別のお店の名前)のショートケーキを少しあっさりさせてタルトにした感じです。

1つ目の文章は、比較的一致率が高くなりやすいですが、2つ目の文章のように、例え話を出すと、一致率は下がりやすいです。

「例え」は、人によって千差万別。

なので、「例え」まで一致することは逆にコピペじゃないと難しいのです。

更に、例えがあることで、ユーザーには内容が伝わりやすく、記憶にも残りやすくなります。

もう一つ例を挙げましょう。

ナポレオンの名言に
「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である」
というものがあります。

これは、本当にその通りだと感じており、私の会社でも、
「やる気があるのにミスが多い人」
が何人かいます。

結果的に、その人の仕事をフォローするために、仕事ができる人がサポートに回り、仕事ができる人は残業をする。

こんな場面をよく見かけます。

これは、ナポレオンの名言自体は、一字一句同じにする必要がありますよね。

勝手に文章を変えてしまうと、嘘を書いているのと変わらないですから。

しかし、その後に自分の言葉で自分の体験を例にしています。

引用した部分よりも例え話の方が長く、これをコピペ記事と評価されることは無いでしょう。

このように、例え話を活用するのは、一致率を下げつつ、ユーザーの利便性を高めてくれます。

書籍をリサーチ対象にする

リサーチする対象が、ネット記事だとどうしても一致率が高くなってしまう人は、リサーチ対象を書籍にするのがおすすめです。

書籍であれば、ネット記事よりも信憑性が高いものも多く、リサーチ対象としては文句ありません。

更に、書籍はネット記事に比べて長いので、それを自分なりの言葉でまとめる必要性も出てきます。

ときには全て削除して書き直す

どうしても一致率が下がらないときは、思い切って全て削除して、最初から書き直すのがおすすめです。

私も何度かやったことがありますが、全部消しても知識の部分は消えません。

そして、同じテーマで再度執筆してみると、最初の文章とは全然違った物になります。

これは、理解度が深まったり、客観的に見れる様になったりすることが理由です。

削除が怖い人は、書いたものをそのまま置いておいて、新規で作ってみると良いです。

一致率を下げる際の注意点

さて、ここまで一致率を下げる方法を解説してきましたが、一致率を下げる際には注意点もいくつかあります。

そもそも一致率から逆算するのは良くない

一致率を下げることは重要ですが、
「一致率を下げることを目的にしてはいけない」
というのが、最初の注意点です。

たまにいるのですが、一致率を下げたいがために、
・文章がちぐはぐになる
・必要な知識を削除してしまう
・変な例え話(自分語り)が入る

ということがあります。

それでは結局、記事の品質が下がってしまうので、あくまでも目的は
「ユーザーに良い記事を届ける」
ということを忘れないようにしましょう。

一致率はあくまで目安

一致率はあくまでも目安です。

一致率が高い低いを余り信用しすぎるのはよくありません。

高いのは避けるべきですが、
「低いから大丈夫」
というわけでもないのです。

確かにオリジナルの文章だけど、その文章は一般的に読みにくい。

こういう文章もあるからです。

だからこそ、読みやすい文章/わかりやすい文章は心がける必要があります。

厳しすぎる案件は早めに止めるのが良い

WEBライターをしていると、クライアントからの指示で
「一致率を30%未満にしてください」
と言われることがあります。

このような高い要求は、単にマニュアル化された運営である可能性が高いです。

そして、それが文字単価に見合っていないと感じた場合には、別の案件を探すことも検討してみましょう。

一致率を下げるのに何日も使っているよりも、新しい案件で複数の記事を仕上げる方が、自分のためにもなります。

まとめ

今回は、コピペチェックで引っかかる「一致率」について見てきました。

コピペ記事を量産しないライターになる。

これは、全てのライターに必要な能力です。

今後はGoogleも、文章作成のAIなどを出すそうですが、こういった時代の変化の中で
「オリジナルコンテンツ且つ、ユーザーに役立つもの」
というのは、非常に高い価値を持ちます。

それができるライターには、高い単価の案件が集まり、そうでないライターは詐欺案件のような低単価案件に苦しみます。

格差が出ることが予想されるライター業界で、是非あなたも
「オリジナルコンテンツが作れるライター」
を目指しましょう。

このサイトには、ライターに関する情報や副業に関する情報をアップしています。

是非他の記事も参考にしてみてください。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 twitter:Twitterアカウントへ