「なんか自分のブログって読みにくいな・・・」
「どうすれば読みやすいブログになるのかな・・・」
「集客したいのに、全然出来てない」
ブログ運営をしていて、一度はこういう事を考えたことがあるのではないでしょうか。
多くの人がブログに挑戦しているにも関わらず、実際にブログで集客が出来ている人や、ファンがついている人は少数派です。
その原因の1つは、あなたのブログが知らず知らずの内に
『読みにくい』
ものになっているのではないでしょうか?
そこで今回は、
・ブログの読みやすさとはなにか
・どうすれば読みやすいブログが書けるか
・読みやすいブログの型
をご紹介したいと思います。
この記事を何度も読んで実践していく中で、あなた自身が「読みやすいブログを書ける人」になっていきます。
テクニックも多めに盛り込んでいるので、是非気軽に何度も読み返してください。
ブログにおける「読みやすさ」とは
では、まず最初にブログにおける読みやすさとは何かについてお話していきます。
これは、私が色々なブログを読んできて思うことですが、最も重要なのは
「違和感が無いこと」
です。
時々、
「文章量は多いほうが良いのでしょうか?少ないほうが良いのでしょうか?」
なんてことを聞く人がいますが、正直個人差が大きいと思います。
それよりも、違和感の無い文章を作ることが、読みやすさのポイントだと考えています。
では、違和感が無い文章とは何か。
それは、
「ユーザーが思っている事とのズレが小さいこと」
です。
例えば、文章を一字一句読んでいる人は少ないです。
なんとなく流し読みをしているのが普通でしょう。
そんな中で、誤字脱字を見つけると。
違和感が生まれます。
「あれ、流し読みしてたけど、意味が繋がらないぞ」
と、勝手にユーザーの行動にストップがかかります。
そうすると、違和感の正体を探してしまうので、どうしても集中力が切れてしまいます。
他にもこの違和感というのは色々な所に現れます。
例えば、下記のようなものです。
・青字になって下線が引かれているのに、押してもリンク先に飛ばない
・URLが記載されているのに、クリックしても飛ばない
・日常的に使わない単語を多く用いている(特に意味がわからない単語)
・知りたいと思っている事が書かれていない
・唐突な例え話で、前の話と意味が繋がらない
・何が言いたいかわからない
・小難しい説明をされる
・色が使われすぎて目がチカチカする
などなど。
色々な所に違和感を感じる可能性があり、こういった事を意識した文章が
「読みやすい文章」
であると言えます。
ただし、この違和感を意図的に使うことはあります。
どうしても見てほしい広告バナー(自分の書籍が出版されたなどの告知)などは、敢えて色使いを目立つようにします。
そうすることで、違和感→注視にかわり、あなたの目的が達成される可能性が上がります。
ブログを読みやすくする12のテクニック
では、ここから具体的にブログが読みやすくなるテクニックをご紹介します。
どれも今すぐできることですし、今後意識して書き続ければ、自然とできるような内容になっています。
結論から書く
まず重要なのは、
「結論から書く」
ということ。
これは、よく言われる事なので、聞いたことがある人も多いでしょう。
人は、短期記憶で覚えられる量が多くありません。
特に繋がりのない無秩序な情報は、あまり多くを覚えておけません。
そのため、話の繋がりを持たせることが重要になる訳ですが、最初に結論を言うことで
「この後の話は、この結論について話すんだな」
と言うことが明確になります。
そうする事で、話の繋がりが見え、情報を整理しやすくなります。
また、雑記ブログで多いのは
「結論そのものがない」
というケース。
私の知り合いもインスタをやっていて、いつも結論のない投稿をしていますが、
「今日は〇〇という事があって、考えさせられました」
みたいな内容です。
「で?笑」
みたいな内容なのですが、これが通るのは、自分のファンだけです。
個人が不特定多数の人に情報発信をするなら、それなりの結論を持って発信をするべきですし、それが意識できれば、自然と読みやすいブログになります。
タイトルに「気になる」が入っている
基本的に、ブログを見つけてもらうときには
・何かしらキーワードで検索してくる
・たまたまnoteなどのトップに出てきている
・ランキング上位
などのようなルートを辿ってきます。
このときに、最も重要になるのがタイトルです。
WEBサイトでは、Youtubeほどサムネイルの影響は無いと考えられ、Googleでも検索したときは、タイトルが最も目に付きます。
この時、タイトルに
「この内容気になる」
と感じてもらうことができるのかが、鍵になるわけですが、これは単に検索時のクリック率を上げるだけではありません。
たとえば、このサイトはタイトルを見て
「読みやすいブログってどんな共通点があるんだろう」
などと考えてクリックしてくれているはずです。
つまり、
「読みやすくする方法を見たい」
という願望があります。
すると、脳はその願望に合致する情報を探しにいきます。
そして、この章を見つけ「欲しい情報があった」と思って読み進める。
きちんと考えと行動がリンクするから『読みやすい』のです。
一方で、タイトルが何を意味しているかわからないサイトは読みにくいです。
もしもこの記事タイトルが
「私がブログ運営をしていて思うアレコレ」
というものだったら、検索してきたユーザーも、読む目的が定まりません。
結果、自分に必要な情報を探すのに苦労するので、『読みにくい』と感じるのです。
そのため、タイトルを意識することで読みやすさは向上します。
ポイントは、「このキーワードで検索したユーザーの心理」を考えることです。
お好み焼き 作り方
で検索する人は、お好み焼きのレシピを知りたがっていますし、
お好み焼き 大阪
で調べる人は、良いお店自体を知りたがっています。
この意図を理解して構成を作る。
そうする事で、その人の「気になるポイント」が理解できるようになります。
これがタイトル作りで重要なのです。
タイトルと本文の一致
次に、タイトルと本文の一致。
目立つタイトル、気になるタイトルを付けられたとしても、その答えが記事内に無ければ、ユーザーは満足しません。
「読みやすいブログとは?」
という記事タイトルで、気になってページを開いたのに、
「いやー、読みやすいブログを書くのって難しいですよね。私にもわからなくて、悩んでます。」
という記事内容だったら?
「こっちはその方法を知りたくて読んでんねん!」
って思いますよね?笑
このように、記事内容とタイトルがズレてしまうと、ユーザーに不快感を与えてしまい、読みにくいブログになってしまいます。
専門用語を使用しない
専門用語を使わずに、わかりやすい説明をする。
これも、読みやすいブログの特徴です。
もちろん、記事のテーマやターゲットにもよります。
すでに専門知識を持っている人がターゲットの場合、専門知識をわざわざ解説するのは、余計に読みにくくなります。
この記事で、
「ブログとはインターネット上で見れるコンテンツで…」
なんて話になれば、回りくどすぎて内容が理解しにくくなります。
なので、適切なレベルでの解説は求められるものの、基本的には専門意識がない方が読みやすいです。
ポイントとしては、
「小学5年生が読んでもすんなり理解できることを目指す」
ということ。
見出しがきちんと分けられている
読みやすいブログは、きちんと見出しがつけられています。
更に、見出しの内容が細分化できる場合には、小見出しもつけます。
その方が、
「この章ではこれについて話すよ」
という事がわかりやすいですし、記事のトップに目次があるパターンなら
「この記事にはこんな事が書いてますよ」
というように、全体概要がわかって、自分に必要な記事かを判断する事ができます。
1文はある程度短く(短過ぎもNG)
読みやすいブログの共通点として
「1文が長すぎない」
という特徴が挙げられます。
長すぎる文章は、
・何が主語だったのか
・そもそもの言いたいことはなんだったか
などが、わからなくなってきます。
これが読みにくい文章の典型例とも言えます。
新型スマートフォンが発売され、非常に多機能であり、高解像度ディスプレイが装備され、高性能なプロセッサとRAMによって快適な使用体験を提供し、大容量の内部ストレージがあり、さらにカメラも優れており、バッテリー寿命も長く、デザインも洗練されているため、多くの消費者にとって魅力的な選択肢となっています。
新型スマートフォンが発売されました。
この機種は、高解像度ディスプレイ搭載です。
更に、高性能なプロセッサとRAM・大容量ストレージなど、多機能な機種です。
カメラも優れており、バッテリー寿命も長く、デザインが洗練されているため、非常に魅力的です。
言っている事はほぼ同じですが、1文で書くか、それとも複数の文章で作るか。
後者の方が読みやすいと感じるのではないでしょうか。
この違いが「文章の短さ」なのです。
ただし、全ての文章が短すぎる場合には、稚拙な印象を与えます。
新型スマートフォンが発売されました。
非常に多機能です。
高解像度ディスプレイが装備されています。
高性能なプロセッサとRAMによって快適な使用体験を提供します。
大容量の内部ストレージがあります。
さらにカメラも優れてます。
バッテリー寿命も長いです。
デザインも洗練されています。
多くの消費者にとって魅力的な選択肢となっています。
このように、短すぎる文章が続くと、無愛想な印象が出て、更に稚拙な感じ(話をまとめるのが下手な印象)が出るので、適切な文章の長さを意識するのが重要です。
箇条書きや「」を活用する
箇条書きや「」を活用することも、読みやすい文章を書く上では重要なポイントです。
旅行の持ち物リストには、以下のようなものを含めると便利です。
パスポート、航空券、予約確認書、充電器、電源アダプター、現地通貨、クレジットカードなどがあります。
【箇条書き】
旅行の持ち物リストには、以下のようなものを含めると便利です。
・パスポート
・航空券
・予約確認書
・充電器
・電源アダプター
・現地通貨
・クレジットカード
などがあります。
【「」】
旅行の持ち物リストには、以下のようなものを含めると便利です。
「パスポート・航空券・予約確認書」、「充電器・電源アダプター」、「現地通貨・クレジットカード」などがあります。
特に、いくつもの選択肢がある場合で、1つ1つが文章になっているような場合には、かなり文章が長くなり、読みにくくなります。
これを箇条書きに変更するだけでも、かなり読みやすくなるでしょう。
漢字を連続で書かない
日本語は非常に難しいのですが、特に漢字の扱いには注意が必要です。
送り仮名がある場合には気にする必要がありませんが、送り仮名がなく複数の漢字が連結する事があります。
こういった場合は、言い換えるなどしてわかりやすい文章に変える必要があります。
発表準備中期間中受付開始時点での参加予定者数についての詳細情報は、後日お知らせいたします。
現在、発表準備中です。
受付開始時点での参加予定者数についての詳細情報は、後日お知らせいたします。
「発表準備中」「期間中」「受付開始時点」という3つの単語が連結してしまい、パッと見ただけでは、何を書いているのかわかりません。
そこで、発表準備中は別の文にし、期間中は削除。
そうすることで、読みやすい文章になります。
多くの人は、
「その文章はなくても意味が変わらない」
という文言をそのまま利用します。
結果、同じ意味なのに無駄に長い文章になることも多々あるので、読み返してみると良いでしょう。
図や表を入れる
図や表を入れることも、読みやすいブログのポイントです。
私自身はあまり図や表を入れませんが、入れた方がわかりやすい内容の場合には画像を作成します。
今は、AIが自動で画像を作成してくれたりもするので、そういったサービスを活用すると、よみやすさは一気に改善されるでしょう。
重要ポイントを太字や赤字に(多用し過ぎはNG)
文字の色を変える、下線をつける。
これも、よく利用される方法です。
このときに注意するポイントは、2つです。
1つ目は、重要ポイントだけを装飾すること。
あれもこれも重要だと思って線を引くと、結局どれが重要なのかが分からなくなります。
2つ目は、色の種類を増やさないこと。
自分の中で意味合いがあったとしても、読者には伝わりません。
赤と黄色の2色だけを使うのがおすすめです。
(サイトデザインが赤や黄色で目立たない場合には、違う色を使うことも検討しましょう)
1記事1テーマが基本
ブログで記事を書く際には、書く前にテーマを決めておくと良いです。
なんとなくで書き出して
・これも言いたい
・これも気になるから調べた
と、色々と情報を付け加えて、結果テーマが複数できてしまうと
「何が言いたかったのか」
が、書いてる本人も読者も分からなくなります。
そのため、テーマを1つに絞って記事を書くと良いでしょう。
例え話を入れる
内容を伝える上で、例え話を入れることは非常に重要です。
特に難しい内容を伝える際には、例え話がなければ、専門的すぎて理解できないケースが多いです。
例え話のコツは、読者にとって少しでも身近な話題に例えることです。
内容的にそれが難しいケースもありますが、その場合は一般的に理解しやすい内容で例文を書くのがおすすめです。
読みやすいブログの型
続いて、ブログを運営する上で、活用したい『型』についてお話していきます。
初心者は、まず型を利用して、徐々に自分なりの方法を見つけることが近道です。
今回は、最も使いやすい型を1つお伝えします。
基本の型は、次のようなものです。
1.記事概要(導入)
2.本文
3.まとめ
更に詳しく見ていきましょう。
1.記事概要(導入)
記事概要では、ユーザーが気になっているであろうことを、
「この記事を読めばわかるよ」
ということを伝えるための部分です。
まずは、キーワードを設定し、記事のテーマを定めます。
その後、そのキーワードで検索するユーザーを想定し、その人の悩みを考えます。
例えば、この記事ならブログの書き方に悩んでいるユーザーの可能性が高いです。
その人に対して、
「このブログを読めば、読みやすいブログがどういうものかわかります」
「このブログを読めば、型を使って簡単に書けます」
ということを書いていく。
これが導入部分の役割です。
記事を読むモチベーションを高め、本文まで読んでくれるようにするのが重要です。
2.本文
次に本文ですが、更にここをいくつかに分ける場合が多いですが、分けた後の各章では、次の構成を意識しましょう。
結論 → 詳細 → 例 → 再度、結論
この形を意識することで、言いたいことがスムーズに伝わります。
逆に言うと、
「各章で、結論が出せないような内容は入れるべきではない」
とも言えます。
特に最初は、文章を書いている内に、
「何が言いたいかわからなくなった」
という事が起きます。
これを避けるためにも、まずはこの形で書けることに集中しましょう。
3.まとめ
そして、最終的にこの記事を読んでもらった上で
「その人にしてほしいこと」
を書いていきます。
してほしいことの例としては
・読んだ内容を実践してもらう
・他の記事も読んでもらう
・商品を購入してもらう
・TwitterやLINEを登録してもらう
などが挙げられます。
特に、読んだ内容を実践してもらう事は、ブログを運営していく上では重要です。
実践してもらって、「良かった」と思った方は、またブログを見てくれる可能性が高いです。
そのため、まとめではクドくない程度にユーザーにしてほしいことを入れるのが良いです。
まとめ
今回は、読みやすいブログの書き方をまとめてきました。
私自身も、ライターを始めた頃の文章が残っていますが、酷い文章でした。
箇条書きくらい味気ない文章なのに、理解しにくい。
更に、結局何が言いたいのかわからないような書き方で、たった1000字なのに、読んでいるだけで嫌悪感を感じるほどでした。
それでも、継続的に文章を書いていく中で、徐々に自分の書きやすいスタイルや読みやすい文章を身につけられたと実感しています。
あなたも、この記事を読んで実際に文章を書いていくことで、読みやすい文章について考えてみてください。