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ブログの収益化は難しい?その理由と壁を超えるポイント・実体験を大公開

ブログの収益化は難しい?その理由と壁を超えるポイント・実体験を大公開

ブログは、今や多くの人が挑戦する副業の1つです。

ブログは、初期費用がかからないことや、テーマを自分で考えられる点、その後色々なビジネスに繋がる点など、メリットが多い副業です。

一方で、
「収益化に悩んでいる」
という声も多数寄せられています。

では、なぜブログの収益化は難しいのか。
本当に収益化出来ているブログはあるのだろうか。
自分がそうなれる可能性はあるのだろうか。

そんな人のために、今回はブログの収益化が難しい理由やブログ収益化のためのポイントをお話したいと思います。

今ブログの収益化で悩んでいる人からすると
「自分にはこれが足りなかったのか」
という点が見えてくるかもしれません。

もしくは、
「この点に注意して進めば、挫折しにくいのか」
というポイントを理解し、備えることができるでしょう。

この記事を読んで実践していく中で、是非ブログ継続者になっていってください。

ブログの収益化は難しい?難しい5つの理由

ブログの収益化は、実際に難しいものです。

ブログ実践者の中で、9割以上は月に1000円を稼ぐことも出来ていないと言われています。

月に1000円だと、レンタルサーバーを借りていれば、それだけで赤字になります。

では、なぜブログの収益化が難しいのでしょうか。

結果が出るまでに時間がかかる

1つ目の理由は、結果が出るまでに時間がかかる点です。

ブログは、一朝一夕では結果が出ません。

たまたま良いジャンルを選んで、たまたま良いキーワードが見つかって・・・。

そういう低い確率を通り抜けた運の良いブログでさえ、3ヶ月はかかると言われています。

これは、ブログがGoogleに認知されるまでの期間です。

中には、スタート1ヶ月で〇〇PVのような人をSNSで見かけることがありますが、それは大抵
・広告を利用している
・SNSですでに多くのフォロワーがいる
・元々有名人
・炎上させる
などの理由があります。

一般人のブロガーが、これらを真似するのはおすすめできません。
(しようと思っても出来ない・・・の方が正しいかもしれません)

副業未経験者にとって、これだけの期間無収入で頑張る。

これだけでもめちゃくちゃハードルが高いです。

しかも、1年継続しても稼げない可能性もある。

そう考えると、ブログの収益化が難しい理由がわかりますね。

ブログテーマについての勉強が必要

次に、ブログは
「自分の書きたいことだけを書く」
というのでは、アクセスを集めることが難しい点が挙げられます。

どんなジャンルでも、自分が書きたいことよりも
「ユーザーに求められる情報」
の方が重要です。

結局、検索で探してもらおうと思ったら、ユーザーが気になっているキーワードについて書く必要があるからです。

しかし、そのキーワードのテーマについて、必ずしも自分が詳しいとは限りません。

結果、ブログテーマに関連したリサーチや勉強が必要になります。

本業で忙しいのに、副業でも勉強が必要になる。

これも、ブログで収益化が難しい理由の1つでしょう。

SEOは「答え」がわかりにくい

次に、SEOは答えがわかりにくいことが挙げられます。

結果的に検索1位になった。

小さなサイトでも、こういう記事が時折現れます。

しかし、
・上位表示できた理由
・だめな記事の修正方法

に、答えはありません。
(Googleがロジックを非公開にしているため)

そのため、色々と試行錯誤しながら自分なりの答えを見つける必要があります。

これが、初心者にはハードルが高すぎるのです。

ただでさえ、検索上位に上げるのが難しいのに、上がったら上がったで
「その理由がはっきりとはわからない」
という状況なのです。

そのため、記事を量産しても、検索上位を再現性を持って実現することが出来ません。

まぐれ当たりの記事がいくつかあるだけの、ほとんどアクセスの無いサイト。

この時期が続くと、どうしてもモチベーションが続かないのです。

すでに多くの人が参入してライバルが多い

ブログの魅力の一つは、
「参入障壁の低さ」
にあります。

この参入障壁の低さから、副業でスタートする人が多くなっています。

個人だけではなく、企業の参入も多く、ライバルが多いことがブログの収益化が難しくなっている要因です。

100個のサイトから、自分のサイトを見つけてもらうよりも、1億個のサイトから自分のサイトを見つけてもらうほうが難しい。

これは、わかりやすいですよね。

ちなみに、「副業」で検索すると、現在5000万件以上のサイトが、「WEBライター」で検索すると8000万件以上のサイトが出てきます。

この数値を見ると、この中で勝ち上がっていくことがいかに難しいのかがわかりますね。

環境が色々ある

ブログを行う上で、様々な手法ややり方があるのも、初心者が迷ってしまうポイントです。

ブログには
・ワードプレスを使うのか
・アメブロなどの無料ブログを使うのか

に始まり、
・グーグルアドセンスにするか、物販アフィリエイトにするか
・自分の商材を作るべきか
・テーマをどうするか
・特化ブログか、雑記ブログか
・トレンドアフィリか、エバーグリーンコンテンツか

などなど、様々な選択肢があります。

このように、色々な選択肢があり、どれが自分にとって最適なのかがわからない。

ネットの情報も、皆意見が違うから、どれが正解かわからない。

そういった状況で継続的に記事をアップするのは、非常に難しいのです。

ブログの収益化は難しい!私が苦戦した7つの壁

私自身、最近やっと初心者を脱することができたと感じています。

毎日ある程度のアクセス数があり、それなりの反応をもらえている。

しかし、そうなるまでには普通の人よりも多くの壁を感じてきました。

実際、私のアクセスの推移は後からスタートした初心者ブロガーさんよりも遅いです。

遅いからこそ、色々躓いたからこそ、あなたにとって参考になる経験もたくさんしてきました。
(すんなりアクセスが得られた人は、その分試行錯誤が少なかったりしますからね)

そこで、私自身が感じてきたブログの壁についてお話していきます。

最初のアクセス

まずは、最初のアクセスを集めるまでが非常に高い壁でした。

毎日のように、グーグルサーチコンソールを見て、ちょっとした表示回数に喜び、それでもクリック数は0で落ち込み・・・。

こんな事を繰り返している内に、
「これって本当に先のあるビジネスなの?1アクセスも無いんだけど」

なんて事を考える日々が、1年位続きました。

でも、それまでの間色々な方法でキーワードを探して、
「自分のサイトでも勝てるキーワード」
が見つかってからは、徐々にアクセスが上がるようになってきました。

安定したアクセス数

次に、アクセス数の安定性です。

たまたま検索されて、たまたまクリックされた。

これが毎日続けばモチベーションの維持も容易だったかもしれません。

しかし、実際には私のサイトで上位表示できたキーワードは、
「月間検索ボリュームが100前後のキーワード」
でした。

そうなると、1日3人が検索する程度です。

そのため、検索されない日もあれば、検索されてもクリックされない日も出てきます。

このアクセス数の安定しない感じが、次の壁でした。

「ある程度の規模のキーワードで上位表示をする」

このために、スモールキーワードで実績を出し、同時にたくさんのスモールキーワードで安定したアクセスを目指したのです。

いわゆるロングテール戦略ですね。

同じジャンルでの継続的な執筆

次の壁は、記事数です。

弱小サイトが結果を出そうと思ったら、かなりの量の記事数が必要です。

しかし、ジャンルを特化したサイトでの、記事数の量産は非常に難しいです。

似たような記事を作るのはNGなので、キーワードを分散させたい。

でも、そうなると自分の得意ジャンルから離れてしまう・・・

さて、何を書こう?

なんて時期が定期的に訪れます。

自分の日常を綴るなら、いくらでもネタはあるものの、
・検索キーワードを意識して
・ユーザーの欲しい情報を意識して
考えたときに、どうしても記事数はネックになってくるのです。

慣れ→飽き

次の壁は、「慣れ」です。

1記事に5時間も6時間もかかっているのが最初の頃でしたが、今ではテーマさえ固まれば1時間程度で書き上がる事もあります。

そうなると、慣れからくる飽きが出てきます。

この飽きを乗り越えられるのか。

これも、初心者にとって大きな壁でしょう。

特にこの慣れてきた時期は、
「新しい発見がない」
「壁には当たっているけど、乗り越え方がわからない」

という先が見えない状況に陥ります。

この状況が長いと、多くの人は挫折してしまうのです。

方針への不安

次に、「サイトの方向性はこのままで良いのか」という疑問が湧いてきます。

これは、先程の慣れと関連してきますが、多くの人は慣れてくると気持ちにも余裕が出てきます。

そうなると、余計なことを考えてしまうことがあるのです。

サイトの方向性に自信がない人は、特にこのときに
「このままサイトを続けていて良いのか」
「もっと良い方法があるのではないか」
と考えてしまいます。

成長していない期間

次に、自分自身の成長。

成長が感じられるようなビジネスだと、多くの人が継続できるでしょう。

しかし、実際には成長を感じられず
「淡々と作業を繰り返す必要がある時期」
の方が圧倒的に長いです。

どんなブログでも、ある程度の記事数がないと勝負が出来ないため、成長を感じられなくても続けていく必要があるのです。

実際、私自身は日頃から
「何記事も書いてて、それほど成長はしていないな」
と考える毎日です。

昔はそれにヤキモキしていましたが、最近では気にならなくなってきました。

本業やプライベートとの時間の兼ね合い

そして、最後は本業とプライベートと副業の時間配分。

どうしても、プライベートが充実している時期は、副業の時間を取れなかったり。

私の場合は、彼女と住むようになってから、中々一人の時間を作れず、副業に取れる時間も少なくなりました。

更に、家事に使う時間も一人暮らしのときと比べると増えてしまって、
「どのタイミングで副業しよう」
と考える日々です。

元々は、長時間席について
「気が向いたときにやる」
というスタンスだったので、集中力をコントロールすることに難しさを感じています。

しかも、一時期継続的に副業の時間を取れていても、環境の変化とともに
「最近は時間が取れていないな」
という状況になることはよくあるのです。

【それでもブログを続けるべき】ブログ収益化以外のメリット

さて、ここまで見てきたように、ブログを継続して収益化するのは、非常に難しいです。

しかし、それでもブログは継続するべきだと考えています。

ここでは、その理由を「収益以外」の面で見ていきたいと思います。

別の形で仕事をもらえる事も

ブログを継続していると、それが他の仕事に繋がることがあります。

私の場合は、ブログを見てくださったYoutubeをやっている企業様から、連絡が来ました。

まだ企画段階ということで、今後実現するかはわかりませんが、ブログを継続していなければ、そういったオファーそのものが来ないので、大きなメリットだと感じています。

時間の使い方が上手くなる

さきほども、本業との兼ね合いの話をしましたが、ブログをしている人としていない人では、圧倒的に時間の使い方が違ってきます。

長年継続していると
「最近はYoutubeを見てばかりで作業をしていないな」
なんて時期もあります。

しかし、それに気付ける事自体が、普通のサラリーマンとは大きく違っています。

私の会社の人も、副業をやっていない人は、寝るだけで土日が過ぎる・・・なんて人も少なくないです。

その点、ブログをすることで時間の使い方が上手く、また
「将来のために時間を投資する」
という感覚が身についていると感じています。

ライティングスキルが身につく

ブログをやっていると、普通の人の何十倍も文字を打つ機会があります。

単純なタイピングスピードもさることながら、
「相手に見てもらうための文章」
を考える癖が付きます。

これがライティングスキルなわけですが、
「このキーワードなら、どういう人が見てくれるか」
「自分の説明は回りくどくないか」
ということを常に考えるブログは、ライティングスキルを身につける上でもおすすめです。

本業がスムーズになる

ライティングスキルに関連してくる内容ですが、本業でも文章を書くスキルは役立ちます。

上司に対する報連相一つとっても
「必要な情報を適切な形で伝える」
ということができるだけでも、非常に大きなメリットがあります。

上司から信用され、連絡のやり取りが少なくても仕事がこなせる様になり、残業も減る。

このような働き方ができる様になったのも、ブログやライターを継続していたからだと感じています。

 

ブログを収益化するための5つのポイント

では、最後にブログを収益化する上でのポイントについても見ていきましょう。

テクニックではなく本質を捉えているか

最も重要なのは、テクニックに流されず、本質を捉えているかです。

本質は、例えば
「ユーザーのためになるコンテンツが提供できているか」
などです。

テクニックに走ってしまうと
「キーワードを何回入れるべきか」
「タイトルは引きがあるように大げさに煽るように書く」
などを考えてしまいます。

しかし、それで一時的に検索流入があったとしても、本質からは外れていますから、長期的に見たときに稼げません。

そのため、できるだけ本質を捉えることが大切です。

継続的な更新を出来ているか

継続的な記事の更新は、どうしても必要になります。

特にサイトの信用度が低いうちは、新しい情報やコンテンツをアップしている事自体が信用に繋がります。

「5年間更新が無いサイト」

は、それだけで情報の信頼度も、サイト運営者の信頼度も下がってしまうのです。

ユーザーの事を一番に考えているか

本質に繋がる部分ですが、ユーザーのことを考えるのが重要です。

・興味を引くことは重要だけど、過度に煽るのは、ユーザーのためにならない。
・どちらとも言えない意見ばかりではなく、自分の素直な気持ちや本音を伝える。
・紹介料の高い商品ではなく、紹介料がなくても良い商品を紹介する。

などなど。
ユーザーのことを考えていれば、どちらが良いのかは自然とわかってきます。

しかし、どうしてもアクセス数を必死に追いかけていると、こういうことが抜けてしまうのです。

そのため、定期的にユーザー目線で振り返ってみることは非常に重要です。

小さいキーワードをいかに狙えるか

弱小ブログが、収益化を目指す上では、いかに検索ボリュームの小さいキーワードを狙えるかがポイントです。

どうしても、ビッグキーワードは、大手企業や大手サイトが占領してしまっています。

その中で、自分のサイトを上位表示するのは難しいですが、
・検索ボリュームが小さいキーワード
・大手が嫌がるキーワード
・新しいキーワードでライバルが少ないもの
などを、常に探して書き続けるのが、収益化のポイントです。

最初はブログに使える時間を最大限多くする

特にブログを始めた最初のうちは、本業よりも副業を優先するくらい、時間を取ることをオススメします。

流石に、本業中に副業をするのは怒られるでしょうが、
「残業するくらいならブログをする」
これくらいの気概が必要です。

なぜなら、ブログで本気の人は、本業がブログだったりするのですから。

そういう人たちと、対等に闘うためには、できるだけ時間を使う必要があります。

私の場合は、一番本気で副業をしている時期は、
・本業の出社前
・本業の昼休み
・本業後にカフェで
と、できるだけ時間を確保していました。

寝る時間を削るのは、効率的に良くないですが、それでも時間を確保する工夫を最大限にするのが収益化のポイントです。

まとめ

今回は、ブログの収益化の難しさについて見てきました。

ブログで稼げるのは、ほんの数%と言われています。

それも、稼ぎ続けるとなると、かなり困難でしょう。

しかし、それでも可能性はありますし、1人で低リスクで何度も挑戦できるブログは、副業の中でもおすすめの1つです。

是非、他の記事も参考にしてもらって、継続的にブログを更新していきましょう。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ