こんにちは。こはくです。
今回は、多くのWEBライターが悩んでいるであろうポイント
「どうして私の記事は、手直しが多いのか」
という点についてお話していきたいと思います。
私自身も、過去手直しが非常に多かったWEBライターであり、
・なぜ手直しが多いのか
・どう書けば手直しが少ないのか
という事を常々考えて実行してきました。
そして、現在はほとんど手直しなく納品が可能になりました。
(クライアントとの意図のすれ違いなどで多少の修正はあるものの、ほぼ100%手直し無しで納品しています)
そんな私なりの納品記事の改善方法をお話したいと思います。
WEBライターの納品記事に手直しが発生する理由
まずは、納品において「手直し」が発生する理由について触れていきます。
これを知っておけば、
「理不尽に手直しを言われているわけではなく、きちんとした理由があるんだ」
という事を理解できるでしょう。
記事の質が低い
そもそもの記事の質が低い場合、当然ですが手直しが発生します。
記事の質は、一概に判定が難しいですが、私がWEBライターに記事を依頼した際に見ている際に感じた質の低い記事とは、
・誤字脱字が多い
・文字数が多いのに、言っている内容が少ない
・何度も同じことを言っている
・1つ1つの文章が長くて伝わりにくい
・主語がない
・最終的な結論や着地が見えない
・例え話が特殊すぎてわからない
・よく聞く内容ばかりが入っている
・情報の出どころがわからない怪しい内容が多い
・主観が強い(これはサイトの主旨によります)
etc
挙げていくと意外と多くなるので、これはこれで別途記事にしたいですね。
マニュアルを読んでいない
多くの案件では、マニュアルを用意しています。
このマニュアルに従っていない場合、当然ですが手直しが必要になります。
例えば、1人称が違っていたり、改行位置が違っていたり。
私のサイト自体は、基本「。」で改行し、もう一行改行しています。
これは、スマホなどの横幅の狭いデバイスで閲覧する際の配慮ですが、クライアントによっては、意味段落が変わるまでは空白行を入れない様に指示している所もあります。
こういったマニュアルに従っていない場合は、手直しが発生します。
これは、文章そのものの出来よりも
「多くのWEBライターに依頼しているからこそ、サイト内の統一感が重要」
と考えられるケースです。
自分1人しか執筆していない案件なら良いですが、大勢のライターを抱えているサイトも多いので、マニュアルで執筆方法を統一する必要性があるのです。
ちなみに、私も多くのライターに依頼をかけていますが、
・記事の質はそこそこだけど、マニュアルの指摘に時間がかかる
・記事の質はイマイチだけど、マニュアルは完璧にこなしてくる
上記2人のライターがいれば、質が悪くてもマニュアルに従ってくれるライターを選びます。
記事の質は、正直文章を書く量が増えれば、自然と上がります。
自身の経験や知識が増えてくると、新しい視点や伝わりやすい書き方が見についていきます。
一方で、マニュアルをきちんとこなせるかは、性格です。
本人にきちんと意識する気がない限り、中々直らないので、諦めるしかありません。
中には、
「マニュアル読むの面倒だから、一旦納品して、指摘されたらそこだけ直そう」
と考えているとしか思えないライターもおり、クライアント側からすると、毎回マニュアル部分のチェックに人件費をかけるのは、非常に勿体ないと感じます。
コピペチェックに引っかかる
コピペ記事が禁止されている事は、多くのライターが知っていると思いますが、このコピペチェックをしないで納品してくるライターもいます。
私自身はネット上でフリーのコピペチェックサイトを利用していますが、中にはクライアント側で有料のコピペチェックツールを利用しているケースもあります。
コピペ記事をあげてしまうと、サイト全体の評価が下がってしまうので、その部分はクライアント側でしっかりとチェックしているケースが多いです。
しっかり書いたつもりでも、コピペ記事と判断されるケースもあります。
例えば、法律関連の記事は条文を一言一句間違わずに持ってくる必要があります。
こういった記事などは、全体の中で引用の割合が増え、結果として記事のオリジナリティが無いと判断されるケースもあります。
記事の手直し率を下げるための方法
では、記事を手直しされにくくするためにはどうすれば良いのでしょうか。
ここでは、基本的な文章の書き方や、根本的な記事の質の改善を除き、
「すぐにでもできる対処方法」
という意味合いでお話したいと思います。
(記事の質に関しては、前述した通り、時間がかかるため)
記事完成後にマニュアルと照らし合わせる
まずは、記事の完成後に、改めてマニュアルを確認する事です。
マニュアルを確認するか否かで、クライアントからの評価が大きく変わってきます。
単に
「今回の手直しが増える/減る」
という話だけではなく、今後条件の良い仕事を振ってもらえる可能性が変わってきます。
例えば、私が以前やっていた案件では、最初に30名ほどのライターが同じグループに属していました。
しかし、その後その中から有能だと判断された5名ほどのライターが「A級ライター」として別グループに招待されました。
そのグループでは、例えば次に高単価の案件が入った時に、先に通知され、誰も手を挙げなかった場合に、全員が入っているグループに通知されていました。
つまり、条件の良い仕事は、このA級ライターに入っていないと、存在さえ知ることができないのです。
この様に、長期的に考えた時に、クライアントからの評価が高いという事は、非常に大きなメリットが有るのです。
そうなるためにも、マニュアルのチェックは欠かせません。
このとき、オススメなのは
「マニュアルを自分なりにまとめてチェック項目にする」
ということ。
通常、マニュアルは何十ページにもなることがあります。
それは、初めてのライターが見てもわかるように画像が多く入っていたり、基礎的な部分も記載されているからです。
しかし、自分自身に必要な部分は、箇条書きで書けばわかると思います。
そのため、自分専用のマニュアルを作り、チェック式にすると、作業効率がぐんと上がります。
慣れるまでは掛け持ちしない(案件や自身の状況による)
案件や自身の状況によって変わりますが、オススメは慣れるまでは他の案件を探さない事です。
別の記事でも書きましたが、最終的には1つのクライアントからだけ仕事をもらうのは、リスクがあります。
例えば、1社から月に10万円の仕事をもらっているよりも、5社から2万円ずつもらっている方が、1つの会社が業績悪化でライターへの依頼を打ち切ったときのダメージが小さくなります。
そのため、最終的には複数クライアントが理想なのですが、そうなるとマニュアルも5つあります。
正直、初心者が複数の案件で複数のマニュアルそれぞれに対応するのは、非常に難しいです。
だからこそ、慣れるまでは1つのクライアントに集中し、書き方をマスターして欲しいと思います。
数ヶ月やっていれば、毎回マニュアルをチェックしなくても書けるようになると思います。
そうなったタイミングで案件を増やしていきましょう。
そもそも人数の少ない案件を選ぶ
マニュアルは、前述したように
「多くのライターの書き方を統一する」
という目的があります。
つまり、そもそも少人数しか採用していない案件では、細かいマニュアルが無い事もあります。
実際、私がこれまで関わった案件でも、募集人数が少なかったり、新規のメディア作りの募集だった場合、マニュアルは存在しませんでした。
定期的に募集されている案件以外に応募する
前項と同じ意味合いになりますが、募集人数が多いケースに加えて、常に募集されているような案件も、ライターが多い傾向にあります。
例えば、最初の募集で10人のライターを集め、その人達の育成や選別が完了したから、2次募集をしている・・・というようなケースです。
これらのケースでは、前の募集で集まったライターが多ければ多いほど、すでにブラッシュアップされたマニュアルが存在することになります。
その分、マニュアルの文章量も多くなるので、個人的におすすめできません。
わかりやすく、ターゲットを意識した例え話を出す
文章を書く上で、例え話を出すことは非常に重要です。
その方が、具体的に状況を伝えることができるからです。
この記事でも、すでに6回ほど「例えば」を使っています。
ただ、この例え話は、ターゲット層に響く内容にする必要があります。
ビジネスに関する例え話は、アニメで例えるよりも他の業態のビジネスで例える方がわかりやすかったり、誰もが経験したことのある「あるある」の内容で例える事が重要です。
この例え話ですが、基本的に色々な人から話を聞くことでスキルアップできます。
例えば、私はバイクに興味がありませんが、友達にバイク好きがいます。
普段から色々と
・何基準で今のバイク選んだのか
・普段ツーリングはどこに行くのか
・バイク好きの人とはどのような話をするのか
といった事を聞いていました。
そんな中で、バイク関連の電子書籍のゴーストライターを依頼され、このときの話が役に立ちました。
このように、自分が興味のない分野でも、普段からできるだけ人の話を聞いておけば、例え話や、ターゲット層の人に響く情報というのが、手に入るものなのです。
また、そうやって普段から
「この人は〇〇のジャンルに詳しい」
という事を覚えておけば、ちょっと行き詰まった時に、友達に質問すれば解決するケースもあります。