「真面目に働くのはバカバカしい」と感じる瞬間がある人は少なくありません。
特に、働き方が多様化している現代では、従来の価値観や職場のルールがしっくりこないと感じる場面も増えています。
私自身、サラリーマンとして結果を出していますし、副業やフリーランスもやっています。
その中で、特にサラリーマンとして働く中で
「真面目に働くのはバカバカしい」
と感じることが多かったです。
同じように感じている人に対して、
・どのように解消するべきか
・そもそもそう感じていてもいよいのか
という1つの答えになればと思います。
なぜ「真面目に働くのはバカバカしい」と感じるのか?
私自身、今の会社でもサラリーマンで働くことがバカバカしいと思う瞬間は多々あります。
ここでは、そのケースを見ていきましょう。
評価と報酬が見合わないケース
多くの人が「真面目に働くのはバカバカしい」と感じる大きな理由の一つに、努力と報酬の不一致が挙げられます。
例えば、毎日長時間働き、質の高い仕事をしているのに昇進や昇給がないと、
「自分の努力は意味がないのか?」
と疑問に思うものです。
正当に評価される職場でない限り、仕事に対するモチベーションを保つのは難しいでしょう。
– 評価基準が曖昧な職場: 例えば、上司の好みによって評価が左右される職場では、自分の能力や成果が正当に評価されていないと感じがちです。このような環境では、どれだけ努力をしても報われないため、モチベーションが下がってしまいます。
– インセンティブが少ない: また、成果に応じた報酬が支払われない場合や、ボーナスが極端に少ない場合、努力の意味が感じられなくなることもあります。こうした環境で真面目に働き続けるのは精神的にも負担が大きく、バカバカしいと感じやすくなります。
特にサラリーマンは、働きが給料に反映されにくい働き方です。
私は今の会社で、各人員の給料や案件ごとにお客さんにもらっている金額も見れる管理職です。
また、人事評価によって社員の給料もある程度操作できる立場にあります。
そうなってくると、
「この人の給料を無駄に上げてしまうと、今の案件以外での受け入れ先がなくなる可能性がある」
など、ビジネス的な観点で給料の操作が必要になります。
これらの経験からも、サラリーマンは評価=報酬ではないということを日々感じています。
頑張っても頑張らなくても対して変わらない
結果を出したときに、報酬に反映させれないことは前述しましたが、反対に
「成果を出さなくても、ある程度評価される」
というのも、サラリーマンという働き方の特徴です。
私も、そんなに努力をしていない時期も、残業が多い時期も同じような評価を受けています。
もちろん、ある程度の努力はしていますが、リモートワークでサボりがちになっている時期も多く、総合的な努力量にはかなりムラがあります。
にも関わらず、常に評価はそれなり。
それは、人事評価をする上司があまり現場を見れていないことに起因していると考えられますが、多くの会社で同じような現象が起きているでしょう。
そうなると、頑張っても報酬が増えない上に、「頑張らなくても同じように評価される」と感じます。
これも、真面目に働くのはバカバカしいと感じる要因です。
仕事できないやつが多い
これは、ある程度仕事ができる人なら、誰でも感じたことがあるのではないかと思いますが、
「会社の中で、できない人は意外と多い」
ということ。
いわゆる社会不適合者(私もですが)の中でも、コミュニケーションや地頭の部分が弱い人の場合、
「給料分の成果を出していない」
ということは多々あります。
こういう人を見て、
「この人でも、自分と同じ給料か」
なんて感じたら、真面目にやるのがバカバカしいと感じますよね。
サラリーマンの場合、正社員で雇用したら中々解雇できないこともあり、こういった人が何人かはいますが、これも1つの要因でしょう。
副業で成果を感じる
これは私自身の経験ですが、副業をやっていると
「やったらやった分だけ結果が出る」
と感じます。
特に収入面では、本業で1万円/月の給料を上げるよりも、同じ金額を副業で稼ぐほうが簡単です。
もちろん、本業と同じだけを安定して稼ぐのは難しいのですが、今の状態から+1万円と考えたときには、副業の方が伸びしろが大きいのです。
そのため、本業で努力するより副業で努力するほうがタイパが良いと感じるのは自然なことです。
副業のブームもあり、同じように感じている人は多いのではないでしょうか。
成果主義のプレッシャー
成果主義が強調される職場では、過度なプレッシャーが従業員にかかることが多いです。
厳しい数値目標を課されたり、上司から絶えずプレッシャーをかけられる環境では、たとえ努力しても達成が難しく、結局は達成感や充実感を得られません。
– 競争が激しい職場環境: 周囲の同僚と比較され、順位がつけられる環境では、常に他人の成果と比較されるため、自分の成長が実感しにくくなることがあります。
– 自己成長よりも成果が優先される: 成果が重要視される職場では、短期的な結果が重視されやすくなり、仕事のやりがいや自己成長よりも、数値目標達成のプレッシャーに押しつぶされてしまうことも多いです。この結果、いくら真面目に働いても「ただ成果を出すためだけの歯車の一部でしかない」と感じることがあります。
仕事以外のプライベートの重要性が高まっている
働き方が多様化する中で、仕事以外に重きを置く価値観が強くなりつつあります。
以前は仕事一筋の考え方が主流でしたが、最近ではプライベートの時間や趣味、家族との時間を大切にしたいと考える人が増えています。
この価値観の違いから、真面目に働くこと自体がむなしいと感じるようになるケースも少なくありません。
– ワークライフバランスの重視: 長時間労働が美徳とされる風潮が薄れてきた今、プライベートを充実させる方が、仕事よりも重要と考える人が増えています。そのため、真面目に働くこと自体がバカバカしく思えるのです。
– 趣味や自己投資への重視: 最近では、自己投資や趣味に時間とお金を費やす価値観が広がっており、仕事での成功よりも自己成長や楽しさを優先することも多くなっています。結果として、真面目に働くことがむしろ自己の自由を奪うように感じることが増えています。
特に最近は、SNSで多くの人の生活が見れるようになりました。
結果として
「あの人はプライベートで家族とキャンプに行ってて幸せそうなのに、自分には仕事しかない」
なんて感じて、仕事への意欲をなくす人も多いと聞きます。
「真面目に働くのはバカバカしい」という感情をどう捉え直すか
実務経験を積める場所は少ない
個人的に、フリーランスを経て感じているのは、
「未経験の仕事でも、実務経験が積める」
という場所として、会社は非常に良い場所です。
特に私はプログラマーをやっていますが、
「新しい言語を習得して、実務経験を積む」
ということが重要になるわけですが、フリーランスではこの実務経験を積むのが難しいです。
そもそも、案件として「〇〇の言語を3年以上経験している人」のような募集要項が多く、最初の段階で実務経験を求められることが多いのです。
そのため、働く中で実務経験を積める会社という場所は非常にありがたい存在で、サラリーマンである間に、自分のキャリアプランを考え、それを会社を利用してフリーとして働ける力をつけるというのが、おすすめです。
自分にとっての「働く意味」を見つめ直す
「真面目に働くのはバカバカしい」と感じる理由は、自分にとっての働く意味が明確でないことに起因する場合が多いです。
どのような仕事が自分にとって充実感をもたらすのか、何が自分にとって大切なのかを見つめ直すことで、働く意義を再認識することが可能です。
– 目標を再設定する: キャリアや人生の目標を見直し、自分が本当に達成したいことや学びたいことを再設定することで、新たなモチベーションが生まれます。
– 自分の価値観に合った職場を探す: 価値観に合った職場を見つけることで、仕事に対する満足度や意欲が高まります。真面目に働くことが、自分にとってプラスになる環境を見つけることが重要です。
個人的な話になりますが、私はフリーランスで失敗した経験もあり、
「本業でサラリーマンをやること自体の安心感は非常に大きい」
と感じています。
それが、副業をしない理由にはなりませんし、どこまで体力や労力を使うかは別の話ですが、
「そもそも仕事があるって良い。個人の仕事だと、チームで働くということが少なく、人間関係を築ける職場というのはありがたい存在である」
と感じています。
こういった、「今あるもののありがたさ」を見直してみるのもおすすめです。
小さな達成感を大切にする
日々の業務で小さな達成感を意識することも、真面目に働くことへの意義を感じる助けになります。
大きな成果がすぐに得られなくても、少しずつ進歩する自分を認識することで、自分の成長に対する満足感を得られるようになります。
– 小さな成功体験を積み重ねる: 日常の中で達成できる小さな成功を大切にし、仕事に対する前向きな感情を育てていくようにしましょう。
– 自分を認める姿勢: 自分が努力していることを認めることで、自分の存在や働く意味が実感できるようになります。
まとめ
「真面目に働くのはバカバカしい」という感情は、多くの人が抱える感情です。
しかし、それをただの不満として捉えるのではなく、自分に合った働き方や価値観を見つめ直すきっかけと考えることもできます。
働き方が多様化している現代では、常に自分に合った職場やキャリアのあり方を探りながら、仕事とプライベートの両立を図ることが大切です。
日々の小さな成功や、自己の成長を実感しながら、前向きに仕事と向き合っていきましょう。