こんにちは。こはくです。
今回は、WEBライター初心者に改めて考えてほしい
「何のために記事を書く必要があるのか」
という点です。
現在私は、複数のライターに仕事を依頼していますが、このときあまりにもクライアントの事を考えていないな・・・と感じるライターもいます。
なので、そういったライターが少しでも減る様に、今回は
「そもそもクライアントは何のためにホームページを作り、なぜそれをライターに依頼するのか」
という仕事の原点のお話をしたいと思います。
なぜクライアントはホームページを作る必要があるのか
早速ですが、本題に入ります。
「そもそも、なぜクライアントはホームページを作る必要があるのか」
結論としては
「集客」
が前提です。
一昔前のホームページは、単に名刺代わりのような
「作っているだけでも、最先端」
という時代でした。
しかし、ホームページを作る技術は簡略化され、誰でも(それこそ非エンジニアでも)ホームページを作れる時代になりました。
そして、ネットでの決済やQR決済などの利用が一般化されるとともに、ホームページの位置づけも変わってきたのです。
売りたい商品・サービスがある
最もわかりやすい目的は「商品やサービスを売る」ことです。
これは、多くの人が理解しているのではないでしょうか。
ネットで集客し、ネットで販売する。
これにより、これまで営業マンや店舗が必要だったのに対し、
・低コスト
・低労力
・24時間対応
が可能となりました。
いつでも、どこからでも購入されるため、店舗に比べて圧倒的な商圏に対してのアプローチが可能です。
更に、日本国内にとどまらず、海外への販売も可能なので、その効果は凄まじいものです。
会社の信用度を上げたい
次の目的は、会社の信用度を上げたいということ。
簡単に誰でもホームページを作れる時代とは言え、多くの人は
「そうは言っても、難しいんじゃない?」
と感じているはずです。
ちょっとデザイン的に優れたものを作るだけでも
「あ、すごい信頼できる会社だな」
なんて感想を持つ人も多いでしょう。
更に、そこにブログ記事などが載せられており、その情報量の多さや知見の深さを知ることで
「本当に信頼できる会社か」
を判断する事が出来ます。
これは、会社だけではなく個人も同じです。
・月間100万PVのサイト
・フォロワー100万人
などは、それだけで顧客からの信用を得やすいのです。
優秀な人材が欲しい
次に、優秀な人材が欲しいケースです。
これは、通常の会社であれば副次的な効果として期待している場合が多いですが、
「自社の良さを顧客に知ってもらう事が第一」
「その次に、同じ志を持って働きたいと思ってくれる人が現れれば儲けもの」
という感覚です。
ただ、人材派遣会社や転職エージェントが利用する場合には、この人材の確保が最も大きな目的になる可能性があります。
ビジネスの長期継続性
次に、ビジネスの長期継続性です。
ネットを活用することで、
「低コストの集客」
が可能になります。
SEO的に優れたサイトは、最初のうちこそ費用対効果が悪いですが、サイトがGoogleに高く評価されるに連れて、段々と費用対効果が高くなります。
ということは、
「今は多少お金にも時間にも余裕があるから、サイトに力を入れよう」
という場合。
もしも自社の売上が下がった際のリスクヘッジとしての役割を果たしてくれます。
顧客との定期的な関わりを持ちたい
売上を上げる事も重要な要素ですが、同時に
「会社のファンを作る」
ということも、ビジネスにおいては非常に重要です。
そのために重要なのが
「顧客との定期的な接点」
です。
よほど良い商品でない限り、誰しも会社の事は忘れてしまいます。
忘れられてしまうと、次の商品を検討する際に、候補に挙がる事はありません。
そのためにも、顧客とは定期的に接点を持つことが重要なのです。
しかし、一方的にメールなどが送られてくるのは、ユーザーとしては非常に迷惑です。
その点、ホームページの記事をユーザー側が見に来ることには、嫌悪感も無いですし、接点も良い形で持つことが出来ます。
商品開発に役立てたい
次に、ホームページのアクセスを解析することで、ユーザーのニーズを把握することが出来ます。
例えば、2つのキーワードで上位表示しており、そのどちらによりアクセスが集まっているのか。
これを分析すれば、ニーズが読み解けます。
自社サイト内で、どのページに多くアクセスが集まっているかなども、非常に有益な情報源です。
新商品の開発や、今後発信するべき媒体、その他諸々の施策を打つ際に非常に重要になります。
稼げないWEBライターが勘違いしている「文章の書き方」
さて、様々な用途でホームページが利用されることがわかったかと思います。
「単に文章を書くだけのライター」
では、これらのクライアントのニーズを満たすことは難しく、結果的に
・依頼を継続してもらえない
・修正にクライアントの手間をかけさせる
・効果が出ない
・費用対効果が悪い
など、様々な悪影響を及ぼします。
これがいわゆる
「稼げないWEBライター」
です。
では、こういった状況を変えるためには、どのような努力が必要なのでしょうか。
難しい単語を使うのをやめる
まずは、難しい単語を使うのをやめる事です。
多くの稼げないライターに共通しているのが、
「難しい単語を使っている方が格好良い」
という事です。
専門的な記事であっても、読む人がそれらの専門用語を理解した上で記事を読んでいない事も多いです。
特に、一般ユーザー向けに展開しているサイトであれば、特に専門用語は入れるべきではありません。
また、リサーチの段階で理解できない単語を、そのまま流用している結果、難しい単語になっている事もあります。
どちらにせよ、
「難しい事を簡単に理解しやすく書ける」
方が、ライターとしてはポイントが高いです。
クライアントのサイトの目的を常に意識する
クライアントが、どの様な目的でサイトを運営しているか。
これによって、文章は大きく変わります。
同じキーワードをもらっても、
「転職者向けに情報発信するサイト」
「企業の人事部に対して情報発信するサイト」
では、記載する情報も、訴求するポイントも違います。
こういったメディアの目的を意識する事が重要なのです。
クライアントの製品やサービスを理解する
次に、クライアントが
「サイトを見たユーザーに対して、どのような製品やサービスを提供しているのか」
を考えます。
例えば、広告収入をもらっているサイトであれば(通常のグーグルアドセンスなど)、ユーザーが滞在する事が、最適解です。
しかし、商品の販売が目的なのであれば、
「たとえ短い時間の滞在だったとしても、(もしくは複数ページの閲覧ではなく、1つのページのみの閲覧だったとしても)商品が購入されること」
が、最適解です。
また、これらの商品やサービスを販売する上で
「同業他社の製品とはどの様な違いがあり、何を訴求すれば良いのか」
を考えることが重要です。
まとめ
今回は、稼げないWEBライターの多くが失敗する
「サイトを作る目的」
について触れました。
依頼されたものを単に納品する。
確かに、一時的に収入になる可能性はあります。
しかし、ビジネスの視点が持てないライターは、今後AIによる自動の文章作成ツールなどによって、淘汰されてしまう可能性もあるでしょう。
そうならないためにも、是非、稼げるライターになる努力をしてみてください。
このサイトでは、ライターに必要な情報や、マーケティングに関する情報発信をしています。
是非、他の記事も参考にしてください。