自己紹介

時給換算○千円!?副業ライターの収入はどのくらいになるのか

時給換算○千円!?副業ライターの収入はどのくらいになるのか

こんにちは。こはくです。

今回は、ライターをやってみたいと考えている人に対して
「実際にはどのくらい稼げるものなのか」
という話をしていきたいと思います。

前回記事で

なぜ、副業でライターを始めることにしたのか?
なぜ、副業でライターを始めることにしたのか?副業でライターを始めたきっかけや当時の収入を公開します!色々あって最初は稼げなかったライターですが、徐々にやり方を学んで稼げる様になってきました。これから副業を考えている人に向けてライターの魅力やメリットをお伝えします。...

私自身がライターを始めた頃の収入については触れてきました。

今回は、今の私(ないし直近数年)のライターとしての収入について見ていきたいと思います。

ライターを副業として考える際の一つの指標にして頂ければと思います。

副業ライターの収入はいくらになるのか

具体的な数値を紹介する前に、そもそもの副業ライターの収入の入り方や注意点について説明していきます。

仕事を仲介するサイトへの手数料相場は2割

私が副業ライターを勧める上で、利用する必要が出てくるサイトがあります。

・Lancers
・クラウドワークス
・ザクーワークス
・ココナラ

といったサービスです。

これらのサイトでは、
「こういった仕事を依頼したいが出来る人がいないか」
といった募集がかかっていたり、反対に
「こういう仕事できます」
とライター側が出来ることを販売したりします。

基本的にはこれらを活用して仕事を取っていきます。

ライターを本業にする場合は直接各企業のホームページに応募したりすることもありますが、副業ライターでは必要ありません。

これらのサイトを利用すると、利用の手数料として2割ほど支払う必要があります。

1万円の収入があったとしても、実際に自分の手元に入ってくるのは8000円ほどになるのです。

「損したくない!だったら全部直接契約すればいいじゃん!」

そう感じる人も多いかもしれませんが、これらのサイトを活用することのメリットとしては、金銭トラブルが避けられる点にあります。

例えば、私自身被害にあった例で言うと、90万円分の文章を書いたのですが、クライアントとの連絡が取れなくなりました。

しかも、元々聞いていた会社名や名前は全て偽造でした。

警察に駆け込むことも出来ましたが、仮に駆け込んでも
「その文章を本当に自分が書いたという証明が難しいかもしれない」
と言われてしまったので(証拠となる連絡も全て消されてしまいました)、諦めました。

このようなこともあり得るため、上記のサイトを利用することをお勧めしています。

副業ライターの収入は文字単価×1時間に書ける文字数

ライターとしての収入は、基本的に
「1文字いくら」
で募集がされます。

1記事いくらでの募集もありますが、数としては文字単価で計算することが多いです。

この文字単価を上げることが収入を上げるためのポイントとも言えます。

また、1時間に書ける文字数は、パソコンのタイピングのスピードのことです。

これは人によってかなり差があると思いますが、慣れてくればかなりスピードが上がるでしょう。

考慮に入れたい「リサーチ時間」の長さ

単純計算なら、「文字単価×打てる文字数」になるのですが、注意したい点としては
「リサーチ時間」
がかかるということです。

得意ジャンルや、何度も書いているジャンルであれば、リサーチ時間は短くて済みます。

しかし、実際にほとんどリサーチが必要ない案件は少ないです。

私自身も、専門としているIT関連の記事を書く際でも
「自分の認識違いは無いか」
「一般的な認識とのズレは無いか」
「記事のターゲットに刺さる内容が抜けていないか」
という意味合いで他のサイトをリサーチします。

仮に文字単価2円、1時間に3000字打てる人でも、リサーチに1時間かかれば、時間単価は3000円になってしまうのです。

文字装飾の有無も大きなポイント

ライターの依頼には、大きく分けると
・単なる文章の納品
・実際にサイトに記事を載せて納品
の2種類があります。

後者の案件の場合には、
・文字を強調して見やすくする
・マーカーを付けてポイントを抑える
・画像を入れてわかりやすくする
といった作業が含まれている事があります。

これが意外と時間がかかります。

この辺りも案件を受注する前に確認しておく必要があるでしょう。

副業ライターこはくのリアルな時間単価

ココからは、過去に実際にこはくが受けた依頼を元に、案件ジャンルごとのリアルな時間単価についてお話していきたいと思います。

ちなみに、私自身は文章を打つスピードはおそらく早い(他人と比べたことが無いのでわかりません笑)のですが、集中しているタイミングなら、1時間で6000字くらい打つことが出来ます。

例1:「副業」案件

私が最も多くやってきた案件として、「副業」案件があります。

この案件は、例えば
・アフィリエイトスクールを運営している
・物販スクールを運営している
・情報商材を販売している
・副業コンサルタントをしている
・投資スクールを運営している

こういったクライアントが多かったです。

自分のメイン商材があり、それにつなげるためにサイトからの集客をしたい・・・というのが基本的な依頼内容になります。

副業案件は、私が依頼を受けたのは全て文字単価1円でした。

これらの副業案件は、個人的に多くの経験をしてきており、またサイトのターゲットが
「基本的な知識がない初心者」
だったため、リサーチ時間はほとんど必要ありませんでした。

また、自社商品やスクールの紹介・・・といった内容も多く、最初にまとめて内容を把握する時間だけあれば、10記事20記事はリサーチなく書けるケースも有りました。

そのため、1時間あたりの作業は
文章作成:6000字 × 文字単価1円
リサーチ:0分
合計:時間単価6000円

です。

例2:「法律」案件

次に、法律関連の案件もやっていました。

法律に関しては、完全に専門外で、リサーチにかなり時間がかかりました。

同様に、
・アイドルについて
・歯や歯科矯正について
などもかなり時間がかかりました。

特に法律に関しては、「法律として定められているのか」という事実の部分が非常に重要になります。

クライアントは弁護士事務所だったので、きちんと書いた記事は弁護士の先生が確認はしてくれますが、間違っている内容を書けば、書き直しが多くなります。

そのため、リサーチが長くなり、また事例を探すのにも手間取りました。

弁護士の依頼が最終ゴールであり、弁護士報酬は比較的高額ということもあり、文字単価は1.5円と高めでした。

しかし、小難しい文章を書く必要があり、その辺り私は苦手だったので、文章を打つスピードも下がっていました。

1時間あたりの作業は
文章作成:4000字 × 文字単価1.5円
リサーチ:1時間
合計:時間単価3000円

文字単価は高くても、リサーチ時間と文章速度が落ちるため、副業案件よりも時間単価としては下がってしまいました。

例3:「アニメ」案件

アニメは個人的にも色々見るのが好きなのですが、だからこそ案件を受けてみた事があります。

ただ、
「アニメを見ること」

「それについて記事を書くこと」

全くの別物だという事が身にしみて分かりました。

その時は、名探偵コナンの映画を見た上での感想や考察に関する記事の依頼でした。

コナンは比較的見ていたアニメですが、漫画もアニメも途中までしか見ていません。

安室さんが出てくるよりも前に見るのを止めてしまったので、コナンファンの友達との会話にはついていけないこともしばしば。

まずは記事を書くために映画を普通に見ました。
この段階で2時間です。

映画自体は面白かったのですが、これを記事にしようと思った時に、
「なんとなく見てしまって、伏線などをきちんと捉えられていない」
となってしまったので、再度最初から。

次はセリフなどをメモしながらの視聴。
楽しむ気持ちはなく、事実や伏線を探すように見ました。

特に、記事として書く際にはセリフは一言一句間違わないように書く必要があります。

そのため、その部分を止めて聞き直すこともしました。

結果、映画の内容を文章の構成にするだけで5時間を使ってしまったのです。

そこから実際に執筆に入りますが、この時過去の作品との関連性(ここで安室さんについて始めて知ることになりました)を調べる時間が入りました。

で、結局執筆完了までに約7時間かかり、書いた記事は3000字/3000円でした。

文字単価としては、1文字1円なので、悪くは無いのですが、時間単価に換算すると400円強。

経験や知識ではなく「作品」という物に対しての評論を行う難しさを知りました。

こういった案件自体は多いです。

というのも、NetflixやHulu・アマゾンプライムなどのサブスクサービスは、アフィリエイトなどで紹介料を払っている事が多々あります。

この紹介料目当てで、ライターにアニメの感想や考察などの記事を依頼するのです。

元々アニメに非常に詳しい人なら、過去の作品の流れもわかっているでしょうし、楽しく仕事が出来るのではないかと思いますが、個人的には得意分野ではありませんでした。

例4:「IT」案件

最後は、私が専門とするIT関連の記事になります。

ITは、弁護士案件以上にお金が動く仕事です。

1つのシステム開発で数百万円から数千万円のお金が動くことも珍しくありません。

そのため、クライアントとしても、ある程度高単価で依頼を出すことが可能です。

今まで受けてきたIT関連の記事は文字単価2円が相場でした。

また、本業がプログラマーということもあり、ある程度の基礎知識があります。

認識が正しいかを確認したり、構成を確認するためにリサーチはしますが、それほど時間はかかりません。

また、文章を書くスピードとしては、副業案件に比べれば専門的な話になるため、少しスピードは落ちます。

1時間あたりの作業は
文章作成:5000字 × 文字単価2円
リサーチ:20分
合計:時間単価7500円

です。

まとめ

今回は、私のリアルなライター収入について触れてきました。

時間単価の上げ方は、少し長くなるのと、この記事の主旨ではないので別の機会に譲りますが、ココでお伝えしたかったのは

私自身案件によって大きく時間単価が変わる

ということです。

7年近くライターをやっていても数倍の単価の差が出るのですから(アニメ案件とIT案件では20倍近くもの差がでました)、初心者は差が出て当たり前です。

なので、
「全然稼げない」
と最初は感じたとしても、もしかしたら案件の内容を変えれば収入が劇的に変わる可能性があるのです。

後は、リサーチ自体も数を重ねていけば、短時間で終わらせることが出来るようになります。

なので、まずは色々な案件を受けてみて、自分に合うものを探すべきでしょう。

是非参考にして下さい。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 twitter:Twitterアカウントへ