こんにちは。こはくです。
今回は、WEBライターにおける「ポートフォリオ」の作り方についてお話していきたいと思います。
WEBライターにとって、ポートフォリオは非常に重要です。
ポートフォリオの有無で案件が決まるか否かが変わることも多く、しっかりと作り込みをしておくことが重要です。
一方で、WEBライターのポートフォリオは、エンジニアやWEBデザイナーと言った他のフリーランスに比べて、作りにくいという問題があるので、触れていきましょう。
そもそもポートフォリオとは
ポートフォリオとは、日本語に直訳すると「書類入れ」と言った意味合いを持つ言葉です。
つまり、複数の書類を一つの場所にまとめて保管しておくようなイメージの言葉です。
このポートフォリオは、業界によって意味が変わります。
投資などでポートフォリオと言うと、「自分の資産をどこに投資しているのか」の割合を示していたりします。
WEBライターを始め、プログラマーやWEBデザイナー、絵師などのクリエイティブな仕事におけるポートフォリオとは、
「作品集」
に近いイメージになります。
どのようなことが出来るのかといった、レベル感を知る一つの要素であり、非常に重要なものになります。
プログラミングに関するオンラインスクールでも、ポートフォリオを作る所までをカリキュラムにしているところが多いです。
それは、転職の際に履歴書の代わりに使用され、単なる経歴だけではなく、自分の実力を見せる一つの方法として一般的になりつつあります。
WEBライターにおいても、ポートフォリオの提出を義務付ける案件もあり、それだけ
「質の高いWEBライターを探している」
という企業が多いのでしょう。
実はWEBライターはポートフォリオが作りにくい?
これは、個人的に感じることですが、WEBライターはポートフォリオの作成が難しいと考えています。
実績の公開がしにくい
これが最も大きな問題だと感じていますが、ポートフォリオが自分の実力を見せる一つのツールというお話をしましたが、実力を測る上で最もわかりやすいのは
「実績」
ですよね。
〇〇のサイトで100万PVまで育てた経験がある
〇〇の書籍のゴーストライターをやった経験がある
こういった実績を見せることができれば、クライアントとしても非常に評価しやすいです。
一方で、それを公開されたクライアント側からすると、一般ユーザーに
「記事は外注しているんだ」
「自分で書いたものじゃないんだ」
と、マイナスイメージを与える危険性があります。
プログラムなら、外注して作っても、何も問題はありませんが、記事を外注している事を知られることは
「自分の意見ではなく、他の人が書いたんだ」
と思われてしまう可能性があるのです。
だからこそ、内々で許可をとって、直接クライアントに見せる事は出来たとしても、「ポートフォリオ」という形での公開が難しくなるのです。
記事の内容をクライアントに合わせるのが難しい
WEBライターをする上で、
「自分はこのジャンルしか書かない」
と言えるほどの特化したジャンルがある人は良いですが、そうでないライターからすると、ポートフォリオに載せる記事数が膨大に必要になります。
もちろん、基本的な文章力(綺麗に文章が書けるのか)という事は、記事のジャンルに関わらずわかるでしょう。
しかし、本当にポートフォリオとして活用するなら、クライアントに
「ウチの会社の記事ジャンルに対する深い知識があるのか」
が重要になります。
そうなると、様々なジャンルでの記事をアップしておく必要があるでしょう。
それでもWEBライターはポートフォリオを作る方が良い
とは言うものの、ポートフォリオ自体を作ることには賛成です。
その方が、将来的に単価を上げやすくなりますし、直接依頼を受けることが出来る可能性も出てきます。
では、どの様にポートフォリオを作るのが良いのでしょうか。
自分が書きたいジャンルを書く
前述したように、たくさんのジャンルの記事を書くことで、クライアントからすると
「自社のジャンルの深い知識があるのか」
を測る判断材料になります。
そのため、複数のジャンルを投稿しておくのが良いでしょう。
基本的には、自分が書きたいジャンルをメインに記事を作っていくのが良いです。
ワードプレスを使う
ポートフォリオには、自分でサーバーを借りて、自分でワードプレスを使って作りましょう。
そうすることで、クライアントに対して
「ワードプレスでの投稿や文字装飾を出来るライターです」
というアピールに繋がります。
ただ、サイトを見るだけではワードプレスが利用されているのかわかりませんので、案件の提案の際には、一言入れておく必要があるでしょう。
SEO関連の記事を上げる
次に、SEO関連の記事も作っておきましょう。
そうすることで、2つのメリットがあります。
1つ目は、ポートフォリオとして提出した際に、
「SEOを意識したライティングをしてくれる」
という意味で高評価に繋がります。
2つ目は、SEO関連の記事を探している人が、もしもあなたのポートフォリオを見つけた時。
その場合は、直接依頼に繋がる可能性があるからです。
問い合わせフォームをつけておく
上記の様に、直接検索から来たユーザーは、
「SEOに興味がある」
「SEOで上位表示したい」
という人です。
その人が、もしも
「これだけSEOに詳しい人になら、記事を依頼したい」
と感じた時に、サイトに問い合わせフォームがなければ、連絡を取れません。
問い合わせフォームは、ワードプレスのプラグインを活用すれば、比較的簡単に実装することが出来ますので、用意しておきましょう。
ライターとしての実績も入れておく
案件の詳細に関しては、クライアントのマイナスイメージが出るかもしれないので、載せない方が良いですが、
・どのくらいの文章量を書いたのか
・どのジャンルの記事を書いたのか
といった事は、ポートフォリオに定期的に入れるのをオススメします。
そうすることで、月にどのくらいの記事数を納品できるのかの1つの指標として見ることが出来ます。
まとめ
今回は、WEBライターにとって重要なポートフォリオの話をしてきました。
WEBライターのポートフォリオは、正直他のクリエイティブ系よりも作りにくいと感じています。
しかし、ポートフォリオを作ること自体は重要ですし、そうすることで文字単価も上がりやすくなります。
ですので、是非あなたも自分のポートフォリオを作ってみてはいかがでしょうか。
今後、このサイトでも具体的にワードプレスを導入する手順なども触れていければと思っています。