こんにちは。こはくです。
今回は、
「ダブルワークしないと生きていけない」
という人のお話。
私自身、借金があったのでダブルワークが必須になりました。
結果として今のWEBライターをすることになりましたが、ビジネスで借金を作りました。
昨今、起業やフリーランスが簡単に出来る時代になっているので、特に珍しい話ではないとは思いますが、それでも少数派と言えるでしょう。
そこで個人的に、他の人のリアルな生活について聞きたいと思いました。
友達との間で、お金の話をする機会が多少はありますが、突っ込んだ話は聞きにくいですよね。
でも、そういったリアルなお金の話の中には、自分が感じていなかった
・お金がないことのリスク
・お金があれば得られる自由
・お金があってよかったこと
があります。
是非、そんなリアルなお話を見て頂き、何かしら感じていただきたいと思っています。
プロフィール、自己紹介
【プロフィール】
年齢:20代
性別:男
本業の職種:フリーランスのギター講師
本業収入:月収10万円
私は、現在フリーランスのギター講師をしながら、副業でブログとWebライターをしています。
本業でレッスンしているのは、初心者の方や小さい子どもなどが中心です。
お仕事のほとんどは特定のスクールから依頼されるもので、たまに個人レッスンもしています。
【本業の収入と労働状況】
ギター講師としての収入は月に10万円ほどで、2年前までは副業はせず、本業収入10万円だけで生活していました。
レッスンは一コマ(30分)1,000円で、一日6コマほどです。
実働時間は長くないのですが、レッスンとレッスンの間に空きの時間が多々あります。
さらにこの時間はレッスン場所から離れることができません。
なので実質の拘束時間は1日6時間ほどです。
月10万円での生活
正直なところ我慢していることも多く、ゆとりある生活とはいえません。
生活費の内訳
月の生活費の内訳は以下の通りです。
家賃:38,000円
水道、光熱費:8,000円
インターネット、スマホ代:6,000円
食費:15,000円
年金保険料:17,000円
その他雑費、日用品費10,000円
合計:94,000円
住んでいる地域は大都会というほどではありませんが、一応都心になります。
楽器を運ぶことが多いので、徒歩圏内に駅があることを条件に探しました。
代わりに物件自体のクオリティは我慢しています。
築年数は30年ほど、1K6畳でユニットバスの物件です。
食事はほとんど自炊で、割引の物を買ったり、一度にたくさん作って少しずつ食べるなど、できるだけ安く済むよう工夫しています。
生活への不満
食事に関してはそれほど苦ではありませんが、もっといいところに住みたいとは常々思っています。
ベッドと机、楽器を置けばそれだけで部屋はぎゅうぎゅうです。
欲しい機材もたくさんありますが、買うお金もありませんし置くスペースもありません。
とはいえ好きな音楽を仕事にできている満足感もあり、2年前まではとりあえずこのままでいいかと思っていました。
コロナの流行で収入が激減
しかしコロナが流行ったことをきっかけに、生活は一変します。
仕事が大幅に減り、ひどい時は収入がゼロのときもありました。
なんとか貯金で生活できたものの、いつ仕事が戻るかもわからず、精神的にとてもしんどい時期でした。
友人との生活の差に病む
一番しんどかったのが、友人と自分の生活の差を知った時です。
会社員として働いている友人は
「リモートワークでいつもより楽になった。」
「仕事は楽なのに、給料は変わらない。」
と自慢げに話していました。
音楽仲間でも、事務所に所属している友人は
「ライブはできないけど毎月給料が支払われる。」
「むしろ楽曲制作に打ち込めてラッキー。」
などと話していて、なぜ自分だけここまでしんどい思いをしているのかと、悔しくどうしようもない思いが込み上げてきたのを覚えています。
仕事先でも人間関係が悪化
また、金銭的な焦りから仕事先での人間関係も悪化してしまいました。
仕事を増やそうと強引になり、かえって仕事をもらえなくなってしまったのです。
新しい生徒の入会は次のような流れで決まります。
1.スクールに入会の申し込みが入る
↓
2.スクールが契約している先生に割り振る
↓
3.体験レッスンをし、納得いけば入会してもらう
私は空いている時間がたくさんありましたので、もっと自分に仕事を振って欲しいとお願いしました。
今考えれば、そもそもスクールへの申し込み自体減っていたのだと思います。
しかしその時は自分のことしか考えられず、「他の先生よりも自分を優先してくれ」と強引なお願いをしてしまいました。
また、体験レッスンでも入会してもらうことしか考えられず、レッスンそっちのけで強引な勧誘をしてしまったのを覚えています。
スクールに対しても、来てくれた生徒さんにも悪いことをしたと今ではとても反省しています。
初めての副業に挑戦する
そんな状況で仕事が増えるわけもなく、ギター講師の仕事をキッパリやめて、安定した仕事を探そうかとも思いました。
ですが、音楽の仕事は昔からの夢だったので辞めたくありません。
なのでギター講師の仕事をしながら、掛け持ちできる副業を始めることにしました。
初めての副業はせどり
最初に始めた副業は「せどり」です。
せどりとは家電量販店のセールや中古商品などを安く買い、Amazonやフリマサイトで売る、いわゆる転売のことです。
数ある副業の中でせどりを選んだ理由は、仕組みがシンプルですぐお金になると思ったからでした。
しかしいざやってみるとそう簡単なものではなく、いくつも問題が出てきます。
具体的には
•仕入れる商品が見つからない
•思っていた値段で売れず赤字になる
•売れるまで在庫を保管しなければならず邪魔
など。
一番しんどかったのは、思っていた以上に時間をとられることでした。
①商品を探しにいく
②状態を点検する
③梱包・発送する
これだけのステップが毎回必要になります。
仮にせどりで稼げるようになっても、これをずっと続けなければいけないのです。
それならもっと自分の資産になって、経験を積むほど効率よく稼げる仕事をすべきだと考えました。
2つ目の副業「ブログ」
そこで次に始めたのが「ブログ」です。
ブログを選んだ理由は3つあります。
•特別なスキルがなくても始められる
•時間と場所が自由に選べる
•アクセスを集められるようになれば、自分が働いていない時間でもお金が稼げる
特に「サイトが成長すれば働いてない時間でもお金が稼げる=資産になる」というのは非常に魅力的でした。
最初の数ヶ月は1円も稼げず挫けそうになりましたが、続けていくうちに少しずつ成果は上がっていきました。
初めて数百円稼げた時は、涙が出そうになったのを覚えています。
その後1年ほど続け、月に数千円から、多い時には数万円稼げるようになりました。
しかし、ブログは大きく稼げるときもあれば、全く稼げない時もあります。
そこでブログと並行して、更に収入源を増やしたいと考えました。
フロー型の副業「Webライター」に挑戦
ブログよりも安定して稼ぎやすそうだと思い、次に挑戦したのが「Webライター」です。
実際にWebライターを始めてみると、ブログにはないメリットがたくさんあることを実感しました。
一つは、ブログと違い作業した分だけお金が稼げることです。
ブログは何文字書こうとも、広告や商品をクリックされないと1円にもなりません。
ですが、Webライターなら書いた文字数に応じて報酬が得られます。
二つ目は、自分の得意な分野以外の知識が得られることです。
ブログだと自分の持っている知識をまとめることがほとんどでした。
しかしWebライターの場合、詳しく知らないジャンルの記事を書くこともあります。
執筆する過程で色々なことを調べるので、それがそのまま自分の知識になるのです。
三つ目は、自分の文章にフィードバックをもらえることです。
ブログの場合、書いた記事に対して意見をもらうことはほとんどありません。
どれだけアクセスがあったかなどはわかりますが、どこを直せばもっと良くなるかは自分で考えるしかないのです。
ですがWebライターの場合、依頼者様から修正をもらうことができます。
お金をもらいながら自分の文章力を上げられる、これがWebライターの一番のメリットだと思います。
最初からブログとWebライターを兼業するつもりはありませんでしたが、結果的にこの二つの副業はとても相性が良く、どちらも経験して良かったと思っています。
現在の状況と副業を続ける理由
現在、本業の収入はコロナ禍前と同じ月10万円ほどに戻り、それ以上に稼げる月も増えています。
冒頭でお話ししたように、私は月10万円稼げれば生活はできます。
それでも副業をやめるつもりはありません。
一つの仕事に収入を頼ることの怖さを知ったからです。
一時期に比べ収入が安定したとはいえ、本業一本に戻るのはとても不安です。
今では複数の仕事を持つことが当たり前で、収入源は分散させた方がいいと強く思っています。
それに、もっといい生活をしたい気持ちもあります。
コロナ以前は音楽の仕事で生活できれば十分と思っていましたが、私はもっと安定していて余裕のある生活を望んでることに気づきました。
それを考えると副業はやめられない、むしろこれまで以上に頑張らなければと思っています。
これからは「本業」、「ブログ」、「Webライティング」の3つを自分の収入の柱として生活していきたいです。