こんにちは。こはくです。
今回は、「面白い文章」についてお話していきます。
ブログや日常的なSNS・LINEなど、文章を打つ機会は非常に多いです。
しかし、この文章において
「自分の文章ってつまらないな」
と感じる場面は無いでしょうか?
本当は、面白い文章を書いて、相手を笑わせたい。
相手に好印象を持って欲しい。
でも、面白い文章の書き方なんて、習った事無いので、わからないですよね。
今回は、「自分の文章は平凡だ」と感じている人に対して、面白い文章の書き方をまとめたいと思います。
私自身はこれまで、1000記事以上のサイト記事を書いてきました。
先月も、約15万字の文章を書くなど、文章を書いてきた量は、一般の方に比べると圧倒的に多いです。
更に、様々なサイトや文章から
「これは面白い」
と思うものを見つけ、それらの共通点についても挙げています。
最後まで読み進める内に、自然と面白い文章が書ける様になります。
是非、ブックマークして、何度も読みながら文章を書いてみてください。
面白い文章とは?どんな文章の事?
そもそも、面白い文章とは、どういうことでしょうか?
この前提条件がわかっていないと、どれだけ言葉遣いを気をつけたり、トリッキーな単語を使っても、面白い文章にはなりません。
わかりやすい事が大前提
まず、大前提として「わかりやすいこと」が重要です。
文章は、相手が理解できないと意味がありません。
普段の会話でも、会話のテーマとしては面白い人でも、話がつまらない人もいます。
この前提となるのが
「そもそも話がわかりやすいのか」
ということなのです。
小説的に面白いと、ブログで面白いは別物
「面白い文章」と一言で言っても、その種類は様々です。
例えば、お笑い芸人さんの表現する面白いでも、
・言葉選びのセンスが笑える
・緩急が付いた話題転換に笑える
・ギャップに笑える
など、様々です。
わかりやすいのは、漫才的な笑いに対して、ねづっちさんの様な
「おぉー」
と思わせる様な笑い。
これは、大きく異なりますよね。
これは文章も同じで、小説として面白いのか、それともブログとして面白いのかは別物であることを理解しましょう。
根本的には「感情を揺さぶられる事」が重要
次の章では、面白さの種類について触れますが、共通しているのは
「何かしらの感情が揺さぶられている」
ということです。
反対に、面白くない文章と言うのは、読んでも感情を動かされない文章の事なのです。
面白い文章の種類8選
ここでは、前提を踏まえた上で、面白さの種類について見ていきましょう。
この種類を知っているだけで、
「自分の文章を面白くする方向性」
が見えてきます。
「共感」の面白さ
1つ目は、共感の面白さです。
これは、お笑いで言うなら、あるあるネタなどが該当しますが、
「自分も過去に同じ様な経験をした」
という内容には、面白さがあります。
特に、
「これって、誰もがやると思ってたのに、人に話したら共感してもらえなかった」
という内容に関しては、強い共感が生まれます。
「ツッコミたくなる」「滑稽な」面白さ
ツッコミたくなるような内容や、滑稽な様にも、面白さがあります。
「あんな馬鹿な事をして」
という内容に関しては、多くの人が興味を惹かれます。
これは
「もし、恥やプライドがなければ、一度はやってみたかった」
「自分が当事者になるのは嫌だけど、そういう人を見ていたい」
「相手を馬鹿にして、優越感に浸りたい」
など、色々な感情を刺激していると言えます。
「予想外」の面白さ
次に、予想外な展開や、予想外の発言にも、面白さがあります。
これは、アニメやドラマの急展開や、ワードセンスで笑わせる様な笑いです。
人は、文章や映像を見ている際、
「これまでの経験からの予測」
を無意識の内にします。
全てが予定調和だと、段々と飽きて来るのですが、もしもその予想が裏切られたら。
一気にその文章にのめり込む可能性があります。
「知らないことを知る」面白さ
自己啓発本などの面白さは、この「知らないことを知る」という面白さに該当します。
人には、知的好奇心というものがあり、知らないことを知ることに快感を得られます。
特に
「周りは知らないけど、自分だけは知っている情報」
と言うのは、優越感も生まれ、これがリツイートなどのバズを生み出しているとも言えます。
「今までにない視点」の面白さ
これは、「そんな事ってあるの?」と感じるような面白さです。
例えば、有名な書籍で
「人は見た目が9割」
「嫌われる勇気」
などがありますが、これらは
「え、本当にそんな事あるの?」
という視点で書かれています。
人は見た目が9割では、初めて見る人は
・いやいや、そんな事ないでしょ
・もしそんな事があったら、ブスは幸せになれないの?
・本当はどういう意味だろう
など、様々な感情が揺さぶられたと思います。
「懐かしい」の面白さ
あるあるなどの共感に近い感情として、「懐かしい」という気持ちがあります。
例えば、自分の子供時代のアルバムを見ることや、友達との思い出の写真を見ること。
これらが楽しい・面白いと思えるのは、当時の情景を追体験することができるからです。
「関心」の面白さ
「関心」も、面白さの種類です。
例えば、自己啓発本などでは、多くの成功者が本を出していますが、
「こんなに悲惨な状態からの復活劇」
のようなパターンも多いです。
これは、
「こんなにも悲惨な状態から、これだけの努力をしてきたなんてすごい」
という憧れにも近い面白さです。
自分にはできそうもない事でも、頑張っている人を見るのは、
・自分にも何かできそうな気がする
・自分も頑張れば変われるかもしれない
・自分も成長や成功をしたい
などの、希望を持たせてくれるのです。
「ストーリーに入り込む」面白さ
最後は、「ストーリー」です。
これは、小説に多いパターンですが、ストーリーと言うのは、非常に面白いです。
日本昔ばなしもそうですが、多くの人は小さい頃から様々な物語を聞いて育っています。
自分が直接体験しているわけではないけど、空想上の世界で体験をする。
これが、人を夢中にさせます。
世界中でドラマやアニメが流行るのは、このストーリーに入り込む面白さがあるからです。
面白い文章の書き方!その具体的な方法【準備編】
では、ここからは具体的に面白い文章の書き方を見ていきましょう。
まずは、執筆前の準備編です。
まずはユーザーを想定する
最初に、ユーザーを想定することが重要です。
「誰に向けて書くか」
で、伝え方は変わってきます。
例えば、20代女性に受ける文章と、60代男性に受ける文章は違います。
前述した「共感できるポイント」も違えば、「懐かしい」と感じる事も違いします。
それは、その人が生まれてから今まで経験してきた内容が違うからです。
年齢層が高い人にとっては、「バブル時代」は懐かしいものでも、若い世代からすると「経験したことのないファンタジー」なのです。
この様に、伝える相手を想定することが最初の一歩です。
伝えたいことや内容を整理する
次に、伝えない内容を整理します。
例えば、この記事では
「面白い文章が何か」
「面白い文章の書き方」
が伝えたい事です。
1つでも、複数でも良いですが、何かしら伝えたい内容があるはずです。
これが、ブログなどで「実際にあった事を面白おかしく伝えたい」というケースだと、エピソードそのものになるでしょう。
ストーリーに山場を作る
これは、ストーリーやエピソードの場合ですが、「山場」を作ると良いです。
つまらない文章は、淡々と語る物が多いですが、前述した面白さを何処かに置くと、ストーリーに山場が出来ます。
ここでは、多少大げさな表現をするくらいがちょうどよいでしょう。
ヒーローズ・ジャーニーを利用できないかを考える
多くの映画やドラマでは、
「平凡な日常→事件があってどん底に→這い上がる」
という構成になっています。
ほとんどの作品は、ハッピーエンドで終わり、そこにいくまでにひと悶着あります。
この構成を「ヒーローズ・ジャーニー」と呼びます。
これは、小説や物語以外でも活用可能で、自己啓発本などもこの構成で作られている事が多いです。
例えばこんな感じです。
私は、これまで普通のサラリーマンをしていました。
仕事はSEで、毎日通勤列車に揺られ、楽しくもない仕事を、ただ漫然とこなしていました。
しかし、両親が他界したことをきっかけに、私の人生は大きく変わりました。
生前、父は大きな借金をしており、その返済が自分にのしかかってきたのです。
サラリーマンの給料では、返すことが出来ないことは明白で、私は起業する道を選びました。
・・・
7年という長い年月をかけたものの、やっとのことで借金を返し終わり、愛する人もできました。
この様に、一度どん底に落ちるエピソードは、多くの文章で活用することが出来ます。
面白い文章の書き方!その具体的な方法【執筆偏】
次に、執筆の際のポイントを説明します。
具体的なエピソードを書く
どのような文章でも、具体的なエピソードが必要です。
小説はもちろんですが、多くの文章では
「具体的なエピソード」
が重要です。
抽象的な話ばかりでは、「結局何が言いたいのかわからない」ということが多いです。
しかし、具体的なエピソードを入れることで、共感が生まれたり、ストーリー性が生まれたりします。
事実だけではなく、詳細な描写や心理描写も書く
つまらない文章を書く人に多いのが、
「ただ事実を並べる」
というケースです。
小学生の日記の様なイメージです。
「今日は、お父さんと遊びに行きました。」
「海に行きました。」
「楽しかったです。」
のような文章は、ただ感じたことや事実を並べるだけの内容です。
しかし、ここに詳細な描写や心理描写を書いていくことで、面白さは格段に上がります。
今日は、お父さんと遊びに行きました。
【詳細な描写】
普段、仕事ばかりで家族のことが、嫌いなのだと思っていたお父さんが、
「海に行こう」
と言い出したときには、
【心理描写】
嬉しいという気持ち半分、不安が半分でした。
というのも、
・・・・
こうなっていくと、単なる日記に深さが出て、興味を惹く文章になっていきます。
有名なフレーズをもじる
部分的な面白さを追加するなら、有名なフレーズをもじった表現を入れるのも手です。
これは、ターゲット層に合わせた表現が求められますが、
「お客様は神様です」
「我輩は猫である。名前はまだ無い」
「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」
「人という字は互いに支えあってヒトとなる」
「神は死んだ」
など、有名な表現は多々ありますよね。
ドラマや映画でも良いですし、有名な小説でも良いです。
こういった表現の一部を変えて表現してみると、知っている人からすると面白いものです。
同じ言葉を色々な表現に変えてみる
次に、1つの言葉を、別の言葉で表現してみると、面白さが増します。
例えば、「海」を表現するにも、
・海洋
・大洋
・大海
・海原
と表現することが出来ます。
他にも、「血の海」や「火の海」などの様に、情景を例えた表現を入れることで、深みが増します。
面白い文章を書く際の注意点
では、続いて、面白い文章を書く際の注意点をまとめます。
文章を捉えるのは3つのタイプが有る
文章の捉え方には、3つの種類があります。
それは、
・視覚タイプ
・嗅覚タイプ
・聴覚タイプ
です。
それぞれ、強いタイプがあり、例えば「秋」を想像した時に
視覚タイプ:紅葉など目に見える物がメイン
嗅覚タイプ:銀杏の匂いや少し湿った山の落ち葉の匂いなどがメイン
聴覚タイプ:鈴虫の音や秋祭りの太鼓の音などの音がメイン
のように、想像の仕方が変わります。
自分がどのタイプかを理解し、自分の文章の表現に、
「自分以外のタイプの表現も加える」
と、多くの人に響く文章が書けます。
急な場面転換は、前置きを置く
「なんだかよくわからない文章」
にならないためには、場面転換に気を付ける必要があります。
わかりにくい文章では、何の前触れもなく急な場面転換があります。
しかし、場面転換したことを暗に伝えられていないと、この変化のタイミングで
「わからなくなったから読むのを止めた」
ということが起こってしまうのです。
パロディ系の文章は「元ネタを知っている」事が前提
先程の「有名な文をもじる」ような表現では、元ネタを知っていることが前提になります。
「我輩は猫である。名前はまだ無い」
は、夏目漱石の「吾輩は猫である」の冒頭ですが、これを知らない外国人に、この文章をもじった表現をしても、面白さは理解できません。
そのため、ターゲット層を意識した上で、「ほとんどの人が知っているだろう」というものをもじる必要があります。
まとめ
今回は、面白い文章の書き方についてまとめてきました。
面白さは、沢山の種類があります。
今回挙げた以外にも、細かく見れば色々な面白さがあるでしょう。
また、時代や価値観・文化によって面白さは変化します。
(イメージとしては、東京の人は方言が面白いと感じるものの、その方言の地元では面白さは全く無い・・・などです)
そのため、日々勉強が必要になるわけですが、この記事に書いた内容を見ながら、自分の文章をブラッシュアップするだけでも、文章は面白くなるでしょう。
是非、色々な表現を楽しんでみてください。