副業

意外なリスク?ポイ活をおすすめしない7つの理由

副業の種類は年々増えていますが、その副業として
「ポイ活」
を挙げる人も多いでしょう。

ポイ活は、主婦や副業禁止の会社に勤めている人でも気軽に始められるため、かなり昔から親しまれてきた印象ですが、

個人的におすすめできない

というものなので、是非その理由を見てください。

また、いくつかの条件を満たす場合だけ有効だとも思っています。

その条件も挙げていきます。

ポイ活とは

ポイ活は、「ポイント活動」の略で、簡単に言うなら
「ポイントを集めて、そのポイントを換金したり、商品と交換する」
という様な副業です。

例えばクレジットカードを利用して、そのポイントを貯める。

ポイントはクレジットの支払いに利用できたり、ギフト券に交換できたりします。

ポイ活は、大きく分けると2つの方法があります。

1つは、無料で出来る方法。

商品を購入せずともポイントが貯まる方法で、
・CMを見る
・無料サービスに登録する
・無料アプリをインストールする
・クレジットカードを作る
などなど。

色々な方法でポイントを貯める事が出来ます。

そしてもう1つが、自分が買い物をするときなどに、キャッシュバックを受けるタイプのものです。

前述したクレジットカードのポイントもそうですし、有名なサイトとしては
「ハピタス」
などがあります。

ハピタスは、株式会社オズビジョンが運営するポイントサイトで、このサイトを経由して
・楽天市場
・ニトリ
・ヤフーショッピング
などを利用することで、購入金額の1%程度が返ってくる仕組みです。
(昔はAmazonもありましたが、なくなったみたいですね)

仮に、年間で100万円分の買い物をしていれば、1%で1万円が返ってくる計算ですね。

更に、楽天市場なら楽天カードで買い物をして、楽天モバイルを利用して・・・など条件を満たせば、数%返ってくる。

上手く利用すればかなりのポイントが得られる計算になります。

ポイ活をおすすめしない理由

ですが、このポイ活を個人的にはおすすめしません。

その理由を説明していきましょう。

収入が低い

まずは、副業として考えた時に収入が低い点です。

先程紹介したハピタスは、国内でも最大級のサイトですが、それでも1%程度の還元率です。

ということは、月に1万円程度の収入を得ようと思うと、年間1200万円の支出が必要で、普通の家庭ではまず達成できません。

また、無料で出来るポイ活においても、月に1万円以上のお金を稼げる人は、かなり少数派です。

時間単価が低い

収入が低いだけではなく、時間単価で計算したときも、非常に効率が悪いです。

ポイント還元は、今やほとんどの企業でやっており、同じ商品も店舗によってポイントが変わるケースも多いです。

それこそ
「1円安いから隣町のスーパーに行く」
という状況に近いようなポイ活をしている人もいるようですが、

「他の副業ならもっと簡単に稼げるのに」

なんてことを感じてしまいます。

無料で出来るポイ活も、CMを1回見て、0.01円・・・みたいな非常に安価な収入です。

ですが、CMを見るには30秒程度の時間が必要。

このような時間単価が当たり前のポイ活は、正直おすすめできません。

無駄な買い物をする可能性もある

ポイ活における落とし穴の1つが、
「無駄なものまで買ってしまう」
というケース。

例えば、後1000円買えば、送料無料やポイント倍率アップ。

こういった時に、要らないものを買ってしまう危険性があります。

無料で出来るポイ活の場合は、いらないアプリをインストールしてしまい、時間を浪費してしまう危険性もあります。
(ゲームアプリやVOD系の案件が多いため)

ポイント還元率を意識しすぎて高い買い物をする可能性がある

ポイント還元率を意識しすぎると、本来よりも高い商品を買ってしまう危険性があります。

例えば、同じ商品でも

1.1万円で販売されており、ポイントは1%
2.1万2000円で販売されており、ポイントは10%

このような販売方法をされた場合、ポイ活に力を入れすぎていると2番を選んでしまう可能性があります。

ですが、実際にポイントを差し引きして考えると
1:9900円
2:10800円
となります。

実質、ポイントは10倍でも、支払金額は900円も高い計算になります。

ポイント還元をするよりも、元々の金額が安い方を買う。

その方が得なケースが多いのです。

ポイントに有効期限がある場合が多い

次に、ポイントには一般的に有効期限があることです。

例えば、前に買い物をしてから1年などの縛りがあり、定期的に購入する必要がある家電量販店も多いです。

楽天市場のスーパーセールなどでもらえるポイントも、倍率はすごいですが翌年同月の前月末日という期限があります。

これを忘れて失効してしまうと、結局本来の金額よりも高く支払っただけ・・・という事もあります。

使い道が限定されていることもある

ポイントの使い道が限定されているものも多いです。

例えば、Amazonギフトやナナコ・ワオンなどのチャージに限定されている事もあります。

現金でもらえる場合にも、上記のような形よりも減額されて振り込まれることも多いです。

そのため、利用する場合には換金方法を事前に確認しておく必要があります。

無駄にクレジットカードが増える可能性がある

よく、百貨店などに行くとクレジットカードを作ることを勧められますよね。

こういった場合、その百貨店限定でポイント還元率が高くなることがあります。

結果として、店ごとにクレジットカードを作ってしまうと、かなりの枚数クレジットカードを所有することになります。

管理が難しくなり、合計のクレジットカード枠が大きくなることで、買い物しすぎてしまうケースもあるでしょう。

こんなポイ活ならおすすめできる

ここまでは、ポイ活をおすすめしない理由を挙げてきましたが、特定の場合にはポイ活もありだと考えています。

実際に私もほとんど収入と呼べない程度ですが、実際にやっています。

そこで、ポイ活をするならこれくらいにしておこう・・・という基準についてお話していきます。

基本はポイントに振り回されないこと

ポイ活の基本は
「ポイントに振り回されないこと」
です。

・ポイントが多いから、本来欲しくないものを買う
・ポイントが多いから、特定の店に行く(特にリアル店舗で移動費がかかるものなど)
・ポイントが多い店を探してネットサーフィンを続ける

こういったポイ活は、おすすめできません。

基本は、よく使う店(特に引っ越しをしたとしても利用するであろう全国チェーンの店)に絞って利用するなど、工夫が必要です。

ほとんど手間も労力もかからないもの

次に、労力をかけないことも重要です。

無料で出来るポイ活も、
「CMを見るのに何時間もかけた」
というような方法はNGです。

仕事の合間にCMを流しておく・・・の様な方法も、恐らく電気代を考えると実質マイナスです笑

企業もそこに利益があると考えているからCMを流しているわけで、万が一そのCM商品を買ってしまえば、ポイ活単体で見れば、大赤字です。

必要な物だけを購入する

楽天スーパーセールなどは、個人的にも利用していますが、このときも
「必要なものを必要な量だけ」
購入することを心がけています。

1万円以上で送料無料になるなどの、一般的なサービスも、十分に注意して購入する必要があります。

二重取りが出来ないかを考える

ポイントの二重取りが出来るなら、するべきです。

先程のハピタスと楽天カードを利用して楽天市場で買い物をする方法や、アフィリエイト(広告をブログやサイトに貼って収益を得る方法)の中でも、
「セルフアフィリエイト」
と呼ばれる、自分で購入してキャッシュバックを貰う方法を活用するなど。

大手の有名な所の方が、基本は還元率も高いはずですので、一通りの確認はしておくのが良いです。

まとめ

今回は、ポイ活をおすすめしない理由について見てきました。

ポイ活は、基本的には確定申告の必要ない実質的な収益なので、副業禁止の会社でもやりやすいなどのメリットはあるものの、
「時間単価」
の面で見ると、非常に大きなデメリットがあります。

また、結局不要なものを買ってしまうなどのリスクも有り、おすすめできません。

ですが、それ以外の副業もやっており、例えば
「仕入れに楽天市場を使う場合」
などは、小さなポイント還元でも、積み重なって大きな利益になることがあります。

そのため、利用するか否かは人によりますので、しっかりと検討が必要でしょう。

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WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。