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ホールパート法とは?具体的な例文や作り方のポイント・注意点まとめ

ホールパート法とは?具体的な例文や作り方のポイント・注意点まとめ

こんにちは。こはくです。

今回は、「ホールパート法」についてです。

文章の書き方の一つで、
「何が説明したいかわからなくなる」
という時に使いたい手法です。

文章の書き方に正解が無いため、色々な書き方を知るだけでも、大きなメリットがあります。

また、書き方に限らず、上司への報告など口頭でも利用できる方法なので、是非活用してください。

ホールパート法とは

では、ホールパート法がどの様な書き方かを説明していきます。

ホールパート法は、
ホール(全体:whole)
パート(部分:part)
を合わせた言葉で、

1.最初に全体像を説明
2.続いて詳細を説明
3.再度全体像を説明

という流れで書いていきます。

【全体】
〇〇が良いと考える理由は3つあります。

【部分】
1つ目は、・・・・
2つ目は、・・・・
3つ目は、・・・・

【全体】
このように、3つの理由から、今回の件に関しては〇〇が良いと考えています。

上記のように、最初に全体について説明し、部分部分を説明する形がホールパート法です。

いくつかのポイントを用意するだけではなく、例えば「目次」などを入れるような形も、ホールパート法と言えます。
(具体的には後述の例文3を御覧ください)

ホールパート法のメリット

ホールパート法には、3つのメリットがあります。

書き手が内容を整理しやすい

全体像を説明しているため、書く側としても、内容が整理しやすく、軸がブレにくいです。

多くのライターが、文章を書く際に
「途中で何が言いたかったのか、わからなくなった」
ということで悩んでいます。

これは、最初に「オチ」を決めた上で、そのオチに向かって説明をしていないことが原因です。

ですが、先程の例の様に、
・全体像を説明する
・理由が3つある
・今は1つ目の理由を説明している
というように、「今のポジション」が明確になれば、書くべき内容は決まっています。

頭を使うとしても、それらの表現や装飾の問題だけです。

そのため、内容を自分で整理しながら書くことが可能なのです。

必要な情報や要点のみを伝えられる

このホールパート法は、基本的に長文を構成する書き方ではなく、それなりに短い文章で利用します。

そのため、必要な情報や要点のみに特化させて伝えることが可能です。

内容が理解しやすい

書き手が内容を整理しやすいのと同様に、読む側としても、理解しやすいのもメリットです。

書き手がきちんと整理した文章ですから、読み手としても
「これが伝えたいことか」
というのが、ハッキリとわかります。

ホールパート法の具体的な例文

では、このホールパート法を具体的にどの様に活用していけば良いのでしょうか。

具体例1:商品説明

【全体】
今回紹介する電子レンジの〇〇。

おすすめする理由は、大きく分けて3つです。

【パート】
1つ目は、消費電力が少ない事。

一般的な電子レンジと比較し、月に100円以上の節約になります。

2つ目の理由は、オーブン機能を備えている事。

業務用のオーブンと同様に、上下で温度が変えられる仕様で、110℃から最大220℃まで火力が調整できます。

3つ目の理由は、値段です。

これだけの機能がついているのに、なんとこの値段。

【全体】
これが、今回紹介する〇〇のおすすめ理由です。

具体例2:志望動機

【全体】
私が御社を志望する理由は、5つあります。

【パート】
1つ目は、御社の企業理念が、私が理想とする社会人像と一致するからです。

2つ目は、社会環境に柔軟に対応できる商品且つ、業界で高いシェアを誇るその商品開発力です。

3つ目は、社風です。
以前、インターンシップにこさせていただいた時に、風通しの良さを肌で感じました。

4つ目は、仲の良かった先輩が御社におり、社会人になってからも色々と学びたいと考えているからです。

5つ目は、成果に見合った報酬を得られる給与体系だからです。

【全体】
以上の理由から、私は御社を志望しています。

具体例3:Youtubeなどのシナリオ

【全体】
今回、説明していく内容は「〇〇」です!

この方法を知れば、あなたは、もっと仕事を効率的に行なえ、給料も上がります。

話の流れは次のような感じです。

1.〇〇とは
2.〇〇を使うメリット
3.〇〇の具体的な手法

では、具体的に見ていきましょう。

【パート】
1.〇〇とは・・・・

2.〇〇を使うメリット・・・・

3.〇〇の具体的な手法・・・・

【全体】
今回は、〇〇について説明してきました。

おさらいとしては、
〇〇は、・・・というもので、
メリットは、・・・と・・・と・・・でした。

具体的な手法としては・・・・というものでした。

この〇〇を活用して、是非仕事の効率を上げてください。

ホールパート法を使う際のポイント

次に、ホールパート法を利用する際のポイントや注意点をまとめていきます。

先に要点をまとめておく

文章を書く前に、要点をまとめておきます。

先程の商品紹介の例では、「ポイントが3つある」という書き方になっていますが、文章を書く際には、

1.先にポイントを挙げる
2.そのポイント数で全体の内容を変える

という順で書いています。

読み手のメリットを絞る

ポイントは、物によっては無限に出てきます。

例えば商品紹介では、
「ウチの商品はこんなにすごくて、、、」
という点をどんどんと挙げてしまいたくなります。

しかし、中には「開発者側や売り手側のエゴ」で挙げているものもあるでしょう。

そういったものを含めた結果、10個20個というポイントを挙げられても、読み手としては
「面倒くさい文章」
と取られる可能性があります。

そのため、読み手のメリットに絞って、パート部分を減らしていきます。

順番も重要

パートの順番は非常に重要です。

例えば、商品紹介の例では
「最後に金額」
を持ってきています。

これは、その他のポイントを踏まえた上で
「それにしては安いでしょ?」
という流れを作るためです。

それを踏まえずに金額を出すと、押し付けがましい印象を受けるとともに、
「内容はまだわからないけど、予算オーバーだから却下」
というユーザーが現れるからです。

反対に、金額以外のメリットを先に聞いていると
「ちょっと予算オーバーだけど、絶対に欲しい商品だから、なんとか買いたい」
と、買うことが前提の思考になる可能性があります。
(あくまでユーザーのニーズを捉えていればですが)

他にも、前の項目の知識が前提となる内容なども、順番が重要です。

また、数が多い場合には、「目立たせたい部分」を意識する必要があります。

一般的には最初と最後は目立ちます。

最初はインパクトが大きいです。

3つ目、4つ目と話す内に、
「最初の項目は覚えているけど、2番目何だったっけ?」
ということはよくあります。

反対に、最後に説明した項目は、時間的に一番最近知った情報なので、忘れていません。

この様に、順序によって相手に与える影響は大きいでのです。

まとめ

今回は、ホールパート法について説明してきました。

あまり聞き慣れない言葉ですが、仕事ができる人は、自然とやっている事も多いです。

また、このホールパート法は、単体で利用するだけではなく、その中で細かくホールパート法や別の書き方のテンプレートを混ぜていくのが一般的です。

このサイトでは、文章の書き方やマーケティングに関しても、多数の記事を載せているので、是非他の記事も参考にしてください。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。 note:noteアカウントへ twitter:Twitterアカウントへ