こんにちは。こはくです。
今回は、副業WEBライターに欠かせない
「案件の選び方」
というテーマでお話していきます。
現在WEBライターとして活動している人の中には、思ったよりも収入が上がらない・・・という問題に直面している人は多いでしょう。
しかし、それは単にあなたの記事の質が悪いのではない可能性があります。
今回は、そんなWEBライターとしての案件の選び方について見ていきたいと思います。
WEBライターは案件選びが命!?案件の選び方とは
では、早速本題に入りたいと思います。
初心者ライターさんは、多くの場合案件選びに失敗しています。
ここでは、どういった案件選びをするべきなのかを見ていきましょう。
案件選びで考えるべきポイントは、次の3つです。
・文字単価
・案件のテーマや納品方法
・継続性
文字単価
まずは、文字単価。
当然ですが、文字単価は高ければ高いほど収入も上がります。
そのため、できるだけ高い案件を受けるべきなのですが、初心者の中には
「そんな高い案件を選んでしまうと責任も重くなるのでは?」
と感じる人も多いようです。
実際、文字単価が高い案件自体は、ライターの選定もシビアになる可能性はあります。
応募者も多くなるでしょうから、選考倍率も高くなります。
しかし、少しでも文字単価の高い案件を初心者のうちから挑戦することをオススメします。
『1文字1円以下の案件は受けない。』
これくらいの感覚で仕事を受ける意識をするべきでしょう。
案件のテーマや納品方法
案件のテーマは、リサーチ時間に大きく関係してきます。
例えば、私はプログラマーが本業ですので、自分のやっているプログラミング言語などについての記事を書く際には、リサーチは最小限で良くなります。
間違った知識を記事にしないように、知識の確認をする作業です。
一方で、建築関連の記事を書いたこともありますが、内容は全くわかりませんでした。
そのため、リサーチに数時間かかる事もありましたし、その内容をまとめたものの「コピペ記事」のように感じてしまって、何度も書き直したり。
その結果、同じ2000字の納品物があっても、片方は30分で完成し、もう片方は3時間かかって作る事もあるのです。
ですので、どのような案件の場合には、リサーチが少なくて済むのかを考えましょう。
それと同様に、納品方法も作業時間に大きく関係してきます。
代表的なのは、「ワードプレスに納品する」というケース。
ワードプレスへ入稿するような納品方法は、
・画像の選定
・HTMLタグの挿入
・文字の装飾
なども一緒に行う案件がほとんどです。
このような作業は、意外と手間がかかります。
10分から30分程度の時間がかかることも多く、これを文字単価に入れずに計算していた場合、いざ案件が始まって
「思ったよりも稼げない」
と感じるケースが多いのです。
継続性
次に案件を選ぶ際に注意したいのは「継続性」です。
どれだけ単価の高い案件だったとしても、定期的に依頼をもらえなければ、収入としては不安定になります。
私の過去にやっていた案件で言うなら
「漫画広告のシナリオ作成」
という案件がありました。
副業コミュニティを運営している会社から、Youtubeで広告を流す用の動画シナリオを依頼されたのです。
この案件は、単価としては1文字2.5円と高めでした。
2000字くらいのシナリオを依頼されていたので、1記事で5000円になります。
また、シナリオは基本的にリサーチは不要で、自分の頭の中のストーリーを書き出すだけです。
そのため、作業単価としては非常に高かったのですが、頻繁に広告のストーリーを変えることはありません。
結果として、
1ヶ月目:4本
2ヶ月目:4本
3ヶ月め:1本
4ヶ月目:1本
といった形の依頼数になっていました。
思ったよりも記事数がもらえないので、結局他の案件の隙間に気晴らし程度にやる案件となってしまったのです。
おすすめは「高単価短期案件」と「低単価長期案件」「楽しく出来る案件」を組み合わせる
さて、上記の様な基準で案件を探していきますが、残念ながら
「全てが希望通りの案件」
は無いと言って良いでしょう。
そのため、おすすめするのは
1.高単価短期案件(高単価少記事数案件)
2.低単価長期案件
3.楽しく出来る案件
を組み合わせる方法です。
例えば、
2円/文字 × 2000字 × 5記事 = 2万円
1円/文字 × 2000字 × 20記事 = 4万円
0.8円/文字 × 2000字 × 5記事 = 8000円
であれば、合計68,000円になります。
ここで注目したいのは、
「2円/文字の案件1本に絞ってしまわない」
という点です。
文字単価が高い案件の記事数が増やせるようであれば数を増やし、それ以外の時間で低単価の案件も継続していくと良いです。
もしも急に高単価案件がなくなったとしても、他の高単価案件を見つかるまでの間に副業収入がなくならないための保険です。
高単価ということは、クライアントの運営コストが高いことを意味しています。
結果的に、低単価の案件に比べると
「思ったほど収益が得られなかったため、撤退する」
という状況に陥りやすいと考えられるからです。
また、たとえ単価が低くても、継続的に書くことで「書く力」が向上し、タイピングスピードも上がります。
反対に、低単価の案件ばかりでも収益が上がりません。
そのため、これらを組み合わせて
・常に案件がある状態
・ある程度の平均単価を確保する
・モチベーションが下がらない様に案件を回す
ということが重要になってくるのです。
クライアント・案件の見分け方
では、良いクライアントや良い案件を見つけるにはどうすれば良いのでしょうか。
本人確認済みのアカウント
クラウドソーシングサイトを使う上で気にしたいのは、本人確認済みのアカウントか否かです。
本人確認していないクライアントの案件は、個人的にも
・内容が非常に悪い
・受注後に内容が違う
などのトラブルが多かったです。
内容説明が細かすぎないか
募集要項などの説明が、非常に細かいクライアントも見受けられますが、そういった所は
「マニュアルが多すぎるし、修正依頼も多い」
という経験が多かったです。
反対に説明が簡単すぎてわからないクライアントも、思っていた内容と違う可能性があるため危険ですが、細かすぎる案件も注意が必要です。
クライアントの目的とする商品の金額が高いか
案件を探す際に気をつけて見るポイントとして、私は
「クライアントが最終的に売りたい商品やサービスの単価が高いか」
を考えます。
例えば、自分がサイトを作り、記事をライターに依頼するクライアントの立場だったとします。
この時、1件成約すれば100万円利益が得られる商品を紹介するサイトの場合、ライターに仮に数万円で記事を依頼したとしても、稼げます。
一方で、Netflixやアマゾンプライムビデオなどのサブスクのように単価が安い商品を紹介する場合、得られる収入は数百円の可能性もあります。
そうなると、数万円かけて記事を依頼してしまうと、何百件と成約しないとペイすることが出来ません。
この様に、クライアントが最終的に契約したい商品が高い案件ほど、
「ライターに支払う金額が高い=良い案件」
となる可能性が高いのです。
納品数ボーナスはお勧めしない
これは、過去に受けてきた依頼から感じることですが、
「納品数ボーナス」
を用意している所は、あまりおすすめできません。
一見すると、納品数が多ければたくさんの収入が得られる仕組みなら、収入が上がりそうな気がします。
しかし、この手の案件は納品数が増えればその分収入が増える可能性がある一方で
「元々の文字単価が低い」
案件が多い様に感じます。
例えば、通常1文字1円が相場になるテーマにも関わらず、1文字0.5円にし、浮いた金額の一部を納品数ボーナスに充てる。
結果として、クライアント側がライターを搾取しようとしていると感じてしまいます。
実際、私が受けてきた案件の中で、1文字1円を超える正当な報酬を用意しているクライアントで、納品数ボーナスを設けていた企業は1つもありません。
理想的な案件
個人的に、これまでやってきた中で、最もやりやすい案件は、
「記事数を決めずに、『書いたら書いた分くれる』案件」
です。
普通の案件は、記事数単位で発注をしてきますが、中には
「書けるだけ書いて!ちゃんと書いた分は文字数計算で支払うから」
というものです。
月末にまとめて、その月書けた記事数と文字数を計算して支払ってもらっています。
この案件の良い所は、自分のスケジュールに合わせやすい点です。
また、他の案件の状況によっても、仕事を増減させることが出来、収入が安定します。
個人的な感覚で言うなら、2割くらいのクライアントが、このような形での依頼でした。
ただ、ジャンルやクライアントの予算によって変わるため、いくつもの案件に挑戦していく中で見つける必要があります。
因みに、こういった理想的な案件も、最初は通常と同じ記事数単位での発注です。
数記事見てみて、実力がある程度あるライターにだけ、まとめて発注の提案をしていると考えられます。
なので、可能な限り色々な案件に応募してみて、こういった案件を残していく形で仕事探しをするとうまくいきます。
まとめ
今回は、初心者向けに案件の選び方について説明してきました。
最初は自分に書けそうな案件から選んでいくのが普通ですが、書くこと自体に慣れてきたら
「戦略的に案件を取る」
ということを意識して見ましょう。
本文中でも記載してきましたが、
「高単価だけど依頼数そのものが少ない案件」
というのも多々あります。
そういった案件を自分のライターとしてのメインの案件にしてしまうと、クライアントの業績に左右されて、自分の収入も変動してしまう可能性があるのです。
だからこそ、系統の違う複数の会社からの依頼を並行しておこない、自分の収入のポートフォリオにしていくべきでしょう。