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三段論法とは?わかりやすく例文や書き方まとめ

三段論法とは?わかりやすく例文や書き方まとめ

こんにちは。こはくです。

今回は、「三段論法」について説明します。

・なんとなく自分の文章には説得力がない
・筋が通っているのかがわからない
・論理的な説明が苦手

こんな時に使える方法なので、是非参考にしてみてください。

多くの場合、文章には
「説得力」
が必要です。

特にこのサイトでもおすすめしている副業のWEBライターは、
「自分が現場に出た経験がない分野も書く必要がある」
というケースが多々あります。

しかし、その際に説得力のない文章を書いてしまうと、クライアントの会社の信用を下げてしまう危険性もあります。

そのため、この三段論法を学び、何度も練習しながら、無意識でも利用できるように挑戦してください。

三段論法とは

三段論法とは、「事実を元に、自分の主張の正当性を訴える書き方」です。

古代ギリシャの哲学者であるアリストテレスが起源とも言われており、非常に古くからある文章の書き方です。

三段論法の種類

実は、三段論法にはいくつかの型があります。

・定言的三段論法
・仮言三段論法
・選言三段論法
・仮言選言三段論

ブログやサイトで文章を書く際には、これらの細かい違いを覚えておく必要はないです。

三段論法の流れ

三段論法は、基本的に次のような型で構成されます。

1.主張(主題)
2.理由
3.根拠
4.結論

まず、何かしらの主張や主題から話がスタートします。

この主張を、低減する理由が続き、それを支える根拠を説明する。

そして最終的には、結論が正しい事を証明する形です。

数学の授業でやった証明の様な形で、

AはBである。
BはCである。
そのため、AはCである。

簡単に説明すると、これが三段論法です。

有名な、アリストテレスの例

最も有名な三段論法として、アリストテレスの例があります。

大前提:すべての人間は死すべきである。
小前提:ソクラテスは人間である。
結論:ゆえにソクラテスは死すべきである。

この様に、大前提と小前提を元に、結論が正解であることを論理的に説明します。

三段論法の例文

さて、教科書的な意味合いでの三段論法を説明してきましたので、ここからは実際にWEBライティングなどで利用しやすい様に、例を挙げていきます。

公的データを活用する例

三段論法が、最も使いやすいケースとしては、公的データを元に文章を書くケースです。

例えば次のような主張。

副業は必要だ。

これは、あくまでも個人的な主張です。

世の中の動き的にそうなっているとは言え、単に一個人がこの意見を主張しても、説得力がないです。

特に、有名人や著名人でない限り、普通の人の発言は、基本的に主張が弱いものなのです。

しかし、三段論法を使う事で、これに説得力を持たせることが出来ます。

【主題】
副業は、必要です。

【大前提(公的データを元に事実を書きます)】
現在、日本の平均年収は400万円代前半という数値です。

この数値は、過去20年近くに渡って、ほとんど変化がありません。

【小前提】
一方で、海外では多くの国が、平均年収を上げています。

例えば、アメリカは過去20年ほどで、平均年収が1.7倍程度になっています。

【結論】
そのため、世界と比較した時に、日本は実質貧困化が進んでおり、これまでと同じレベルで生活をするためには、何かしらの収入アップが必要です。

そのため、副業をする必要があるのです。

今回は、例文なので、細かいデータやデータのソース元は記載していませんが、実際に記事にする際には、ソースを記載すると更に信憑性が増します。

仮説を用いるケース

公的データだけではなく、仮説を用いても三段論法は可能です。

【主題】
大学を卒業しておくべき

【大前提(公的データではなく、一般論を用いる)】

日本企業では、特に新卒や若い世代では、
「これまでの仕事の実績」
よりも
「学歴」
を面接で評価されるケースは多いです。

【小前提】

実際、大手企業には応募が殺到するため、人事部が物理的に対応できる時間が限られています。

結果的に、学歴フィルターと言われる足切りが行われていても不思議ではありません。

【結論】

そのため、高卒よりも大卒。

Fラン大学卒よりも、有名大学卒。

というように、より高い学歴を有する方が、就職活動は有利になります。

この様に、公的データや証明になる情報はありませんが、
「一般的には、そう認識されている」
という情報を元に、三段論法を利用することも可能なのです。

三段論法の書き方のポイント

では、具体的に三段論法で文章を書くときのポイントを説明します。

まずは主張を固める

まずは、主張が何かを固める必要があります。

少し、ズルい表現になってしまいますが、

最初に主張ありきで、都合の良い情報で武装する

というイメージです。

この時、「敢えて反論材料になる様なデータは出さない」ということも、説得力を持たせる上では重要です。

それを説明する上での理由を考える

主張が固まったら、それを活かすための情報を探します。

先程の例でいれば、
「副業が必要」
という主張をしたいため、次の様に考えます。

副業が必要になる状況とは

将来の不安や、リストラ事例、企業の生存年数など、色々な理由の中から
「公的データを利用しやすい」
という理由で、日本の年収推移のデータを探しました。

更に、この主張を後押ししやすいようにするために
「世界の年収推移との比較」
をすることを考え、そのデータを探しました。

この様にして、自分の主張を通すための情報収集をしていきます。

説得力のある材料を探す

更に、先程の例では、
「将来の不安や、リストラ事例、企業の生存年数など・・・」
と書きましたが、この様に理由を説明する上で複数の材料があるケースは多いです。

そして、この複数の理由の中から
「最も説得力のある材料」
を選択することが重要です。

これは、単に理解しやすいというケースもあれば、
「より信頼できる公的データが有るもの」
を選ぶこともあります。

更に説得力を増すには、反論も論破する

先程は、
「敢えて反論材料になる様なデータは出さない」
という事を書きました。

しかし、この反論材料を利用することで、更に説得力のある文章を書くことも可能です。

例えば、「副業が必要」という先程の例も、公的なデータを出した段階で、
・人口減少のせいではないか
・日本の文化が問題なのではないか
・税率が上がってる事が問題だ
などなど。

様々な反論があると思います。

これを、「敢えて言わない」事を80点とした場合、この反論を敢えて自分で書き、それを論破するのが100点の書き方です。

確かに、世界と比べれば、実質賃金は低くなっています。

しかし、中には
「賃金が上がらなくても、商品の値段が上がらない(もしくは下がれば)なら、問題は無い」
と感じる人もいるでしょう。
(この太字が反論です)

問題なのは、この海外との賃金格差により、海外の人が日本の土地の多くを購入してしまっているという点なのです。

この様に文章を続ければどうでしょうか?

読者としても、
「自分の言いたかった疑問や反論を考慮して書かれている」
「更に、それが納得感のある回答である」
こうなると、文章の説得力は大きく増します。

まとめ

今回は、三段論法について触れてきました。

非常に一般的な文章の書き方であり、説得力のある文章を書く人の多くがこの書き方をマスターしています。

反対に、この文章の書き方を理解していないと、他社サイトよりも説得力がなく、結果的にSEO的にも悪い影響が出る可能性があります。

是非、ブックマークをして、何度も読み返してみてください。

ABOUT ME
WEBライターこはく
WEBライターとして10年以上に渡って活動。 副業としての最高月収は40万円/月(執筆のみの収益) 『難しい話をわかりやすく』 をモットーに、毎月数十万字の執筆を行う。